香港を出てすぐ、深圳駅前をウロウロ。
武漢と気温が10℃くらい違うのではないだろうか?
まだまだ暑くて半袖で快適に過ごせる。
日本語がたまに聞こえてくる。
駅前には大型小売店がひしめいている。
何が売っているのか興味があるので覗きに行ってみた。
おるわ、おるわ。
ガキの頃の記憶が、ウグイとか、ドジョウとか、アマゴとかそんなのばっかの自分。
コレはたまらん!
ギギ系統のナマズの一種、
カムルチー(雷魚)、
コイ、
フナ、
ティラピア、
中国四大家魚の一角、
アオウオ、
コクレンと日本でも中下流域でおなじみのメンツや、外来魚として有名な連中も多い。
驚いたのは、武漢のような内陸部と海に近い深圳でも同じように淡水魚が食べられていること。
もちろん海水魚も売られているが、扱っている量は同じくらいだ。
海がないから、中国の川魚料理が発達した思っていたが、どうもそれだけではないらしい。
川魚の味が好まれているから、食べられているのだろう。
フェリーの中で中国人スタッフと雑談していたら
「なぜ、日本人は川魚を食べないのか?」と質問されたが
その時は”海が近いからだろう”と漠然と思ったが、実は感覚の違いがあるようだ。
日本では輸送技術の発達に伴い、一般的に川魚を食べる機会は減っている。
海の魚が好まれているという結果でもある。
中国でも海水魚が魚の標準になるのか、現状を見ているとあまりそんな気はしない。
ちょ、ブラックバスさん、こんなところで何してんの!?まさか、ウォルマートでブラックバスを売っているとは思わなかった。
こっちの国では悪名高い彼等でも一族を増やすのは至難の業だろう、きっと.....
オオクチバス 出典:wikipediaうむ、間違いなくブラックバス。
写真ボケボケで判断つきにくいですが.....
ネットで調べてみるとこのケツギョという魚の代用として
養殖されていることがわかった。
確かに同じスズキ目なので味は似ていると思うが、
本当何でも食っちまうな。
ケツギョ 出典:世界淡水魚水族館アクア・トトぎふ この国の食文化の多様性には驚く。
他の地域では、スッポン、蛙、ザリガニ、ガチョウなども見かけた。宣城では鮒の揚げ煮を頂いた。
一般的に日本で聞く中国食品の評判といえば、毒餃子、ダンボール肉まん、毒野菜と碌なものじゃないし、実際、本当に危険だろう。
僕も加工食品はできるだけ避けるようにしているし、とても褒められたものじゃない。
しかし、日本の現状が良いと言えるのかはわからない。
日常的に消費される食物は、肉なら牛、豚、鶏がほとんど他の肉なんてまず一般的な小売店じゃ見かけない、普段食べる魚の種類もある程度限られている。
さらに多くの作物は種子から大手の種苗会社の管理下だ。
まるで食文化を画一的に管理されているようだ。
自分も含めて若い世代で鯉やナマズ、鹿や猪を常食している人などほとんどいないだろう。
ローカルで循環できる食文化が失われ、その地に生きる物を食す習慣が消えることは、実はとても恐ろしいことじゃないだろうか?常に飢餓の危険性をはらんでいると思うのは自分だけか。
外来の生物が激増するのは、それらを食べる食文化がないことも一因である。
食物連鎖、その頂点に位置する人間が今まで食べていた生き物を食べなくなったら、たちまち生態系に混乱が起きるだろう。それは、特定の生物の異常発生や生物多様性の破壊を招き、回り巡って農作物の生産にも影響する。
人間の影響が強くなり過ぎて、その食の嗜好が自然界に変化をもたらす、鹿の増加がいい例だろう。
もっと現実的なことを言えば、何でも食える奴のほうが絶対にしぶとい。
中国の食文化の多彩さには、本当に脱帽としか言いようがない。
待合室。多分、余裕で3000人以上いる。T96深圳-武漢(漢口駅):154元
席の形式は対座席、通路を挟んで6席と4席の計10席が12パートで定員118人。
目測24、5mの通路に20~30人強の立ち乗り席、車体の連結部に15人強の1車両およそ160人。
12車両なので大体1900人近い人数が乗っていることになる。
席に座っていてもかなりきついが、今回もまたもや立ち乗り席.....苦行。
こっちの人は平気なのかと思っていたが、ホテルのオーナーの反応から、やっぱり不評らしい。
同じ行路でバスも探したが、350元で朝10時半発、翌日7時着の20時間越え運行とか意味不明な条件で
乗り心地の快適さをごり押しされた。
いや、普通にねぇだろ。腰千切れるわ。
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> 最近までかにゃーお様、中国にいたということで、ご質問をいくつかしたいので