環境
CentOS 7 + MATE
■qcadのインストール
◯適当なディレクトリにqcadパッケージファイルをダウンロードした。
# wget https://qcad.org/archives/qcad/qcad-3.26.4-trial-linux-x86_64.tar.gz
◯パッケージを展開した。
# tar zxvf qcad-3.26.4-trial-linux-x86_64.tar.gz
# ls -al
total 93504
drwxr-xr-x 3 root root 89 Oct 1 04:11 .
drwxr-xr-x 1 root root 18 Sep 30 04:55 ..
drwxrwxr-x 15 user01 user01 4096 Jun 4 14:05 qcad-3.26.4-trial-linux-x86_64
-rw-r--r-- 1 root root 95743869 Jun 4 14:05 qcad-3.26.4-trial-linux-x86_64.tar.gz
展開直後は1000番のユーザー(上の例ではuser01)でアクセス権が設定されていた。
◯所有者の変更を行った。
# chown root:root qcad-3.26.4-trial-linux-x86_64 -R
◯qcadディレクトリを/usr/localに移動した。
# mv qcad-3.26.4-trial-linux-x86_64 /usr/local/qcad
■qcadのためのランチャーをデスクトップ環境に作成
メニューからqcadを選択して起動できるようにランチャーを設定した。
まず、ユーザーのデスクトップ環境でターミナルを起動した。
(以下はMATEデスクトップを使用した場合)
◯ターミナルからメインメニュー設定エディタを起動しランチャーを作成した。
$ mozo
図のようにエディタが起動するので、
グラフィックスメニューを選択し、「+新しいアイテム」ボタンを押した。
すると、ランチャの作成というウインドウが開くので、
まず次のように項目を入力した。
名前:qcad
コマンド:/usr/local/qcad/qcad
コメント:qcad
つづいて、今開いている「ランチャの作成」ウインドウの左側にある、
スプリングのようなバネのアイコンをクリックし、アイコンを登録した。
以上でランチャーの作成は完了である。
メインメニューのグラフィックスメニュー内にqcad項目が作成された。
■qcadの起動
上で作成したランチャーをクリックして、qcadを起動した。
システムの初期化が開始される。
トライアル版なので、最初に待機時間が8秒程度ある。
画面の右下に「体験版」との表示がある。
そのため、下図のように15分で一旦アプリケーションが再起動される。
このような制限を解除したい場合は、製品を数千円で購入するか、
右下に表示されている「拡張機能削除」操作を行う必要がある。
「拡張機能削除」操作とは、下図の「How To Remove」に示されているファイルを、
指定の場所から削除すればよい。(ターミナルのコマンド操作で行えた。)
しかし、実際に「拡張機能削除」を試したところdxfファイルの日本語の文字化けが生じるようになった。
日本語表示には「拡張機能」が要るということだろうか。
■QCADの設定ファイル
たとえば、user11のQCADの設定ファイルは次の場所に構成されていた。
# ls /home/user11/.config/QCAD/ -al
total 112
drwxrwxr-x 2 user11 user11 46 Oct 1 04:19 .
drwx------ 16 user11 user11 317 Oct 1 03:44 ..
-rw-rw-r-- 1 user11 user11 107570 Oct 1 04:19 QCAD3.conf
-rw-rw-r-- 1 user11 user11 56 Sep 30 05:01 QCAD3_old.conf
以上
<参考>
・QCAD Downloads
< https://qcad.org/en/qcad-downloads-trial > 2021年10月1日