利用者が、このファームウェアバージョン搭載のSnomD375で、使用中に再起動画面が出ると言う。
この件について調べてみると、次のページを発見した。
● SAP-1736 FIX: An LLDP-MED packet with policy: VLAN: 0, DSCP: 0, VLAN Prio: 0 was processed as a new policy initiated a reboot, ultimately led to a reboot-loop, - also perceived as a crash due to the deferred reboot execution
Please note: issue was introduced in 8.9.3.60 May 2017 via SAP-611, - corrections included in SAP-611 remain intact
http://wiki.snom.com/Firmware/V8/Release_Notes
訳してみると、次のようなことだと思う。(間違っていたらすみません。)
LLDP-MEDというパケット(ベンダーが利用するリンクレイヤープロトコルに関するものらしい)のポリシーが「LAN: 0, DSCP: 0, VLAN Prio: 0」であるものが処理されるとき、再起動を引き起す別物のポリシーとして処理されてしまうらしい。その結果、再起動ループ状態におちいったり、クラッシュしているかのように見えてしまったりするのだという。
この問題は、ファームウェアバージョン 8.9.3.60 May 2017 に生じたもので、下記、参照番号「SAP-611」の修正を経ている。しかしこの問題が修正されたとしても、「SAP-611」の修正は効いたままであるらしい。
● SAP-611 FIX: LLDP Network-Policy was not adopted if vlan-tagged-status is unchanged
http://wiki.snom.com/Firmware/V8_9_3_60#-.3DNetwork_Protocol.3D-
利用者の訴える再起動云々という内容ととてもよく一致する。そのため、新しいファームウェアを以下のページから導入した。
https://service.snom.com/display/wiki/Firmware+Update+Centre
これでしばらく様子を見てみよう。