昨年の春、出版された文具本です…出遅れ甚だしいですねぇ(^-^;;)
● 日経ホームマガジン 文具王 高畑正幸の最強アイテム完全批評 ¥1,500
日経トレンディネットで連載されていた、文具王こと高畑正幸さんの「文具王の最新文具ワンダーランド」をまとめた本です。
文具本といえば、綺麗な商品写真満載のカタログ的なムック本や、ビジネス系「つかいこなし」的な本が主なのですが…
● 日経ホームマガジン 文具王 高畑正幸の最強アイテム完全批評 ¥1,500
日経トレンディネットで連載されていた、文具王こと高畑正幸さんの「文具王の最新文具ワンダーランド」をまとめた本です。
文具本といえば、綺麗な商品写真満載のカタログ的なムック本や、ビジネス系「つかいこなし」的な本が主なのですが…
ページを捲ると「完全批評」という、少々物騒でセンスの無いタイトル(←おい)とは趣が異なった内容。
単なる文具の紹介・批評だけに留まらず、市場にリリースされている『製品』について、モノによっては分解し、その機能や作りから、製品に込められた作り手側の考え方や工夫を解説している…「解剖図鑑」のようなテイストの本なのです。ふむ~。
プラモデルや動くギミックが好きだったり、そのモノがかくある理由・理屈が好きなオトコノコ達にとっては、とても嬉しい本だなぁと感じました。身近で安価な製品をテーマにしているだけに、「いっちょホンモノを見てみよう」と思ったら、近所の文具屋さんやスーパーに走れば入手出来ますしね。(^-^)
世の中にいろいろな製品がありますが、どれもが素敵なモノというわけではありません。
いいところもあれば悪いところもあるし、使い方によってはものすごく機能を発揮するものであっても、ちょっとズレた用途向けにリリースされてたり、使う側が期待したポイントが「そこじゃない」場合だってあります。
それでも、市場に出てきているものは、それなりに考えられ、議論され、試行錯誤を繰り返し、選別されて出されたもので、それぞれ何かしらの、そしていくつかの工夫がなされているはずです。
特に工業製品は、途中で「生産」が入るため、そこでもいろいろな事情や技術的な課題・問題が発生し、それをクリアしなくては手元に届く事が無いのです。さらに、それをどこにどう売るかという事を考え、さまざまな手配や交渉を行う人もかかわっているわけで…
手元のボールペン1本とっても、そこにさまざまな工夫やたくさんの人が介在し、ようやく日の目を見たモノなのであります。モノを作る、そして世に出すって、すごい手間ですごいコトなんすよ…
…あれ?なんだかお話がえらくズレちゃいました(←何か仕事で悩んでいるらしい(^-^;;))
将来ものづくりにかかわろうと考えている若い方々が、本書を読んで「モノを作る」って何だろうと考えてくれたら嬉しいなぁと思います。
連載時期が2007年~2010年ですから、紹介されているのは最新のモノではありません。しかし、「あー…これはこうなのか…ほほうほほう」と、コーヒーを飲みながら、「何故そうなのか」「どんな工夫でこうなっているのか」を、購入したいくつかのブツを手元でいじくりながら楽しんでおりまする。(^-^*)
● リンク
文具王の最新文具ワンダーランド:日経トレンディネット
● Amazonへのリンク
そこまでやるか!文具王 高畑正幸の最強アイテム完全批評 (日経ホームマガジン)
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