この2本、ともにLAMY製品であり、同じリフィルを使用し、同じようなサイズ。そして、(細かな)実現方法は違えども、「筆記時にクリップを収納する」といった、ギミックを搭載しています。決してどちらかがどちらかのアップグレードでもなければ、ダウングレードでもありません。「目を瞑れば全くの別物」であります。(←ちょっと強引)


　この二本、決定的な違いは「重さ」と「冷たさ」です。

　同じリフィルを使っていながら、樹脂製のほうはロマン氏のような「ぬらぬら感」が少ないのです。
　ロマン氏は、筆記時に自重が作用するため「紙に勝っている」感じがするのですが、樹脂君は、紙と丁度良い距離で付き合っている感じがします。軽いために取り回しがしやすいのですが、そのぶん、M66の特徴的なぬらぬら感を、十分に体感できないつくりになっていると思います。


　そして「冷たさ」。プラスチックボディですから、メタル軸に比べてみれば、冷たく感じないのは当然ですね。この子のプラスチックボディ、悲しいかな手触りを含めた「触感」が、没個性というかありがたみがないというか…「はっ！」としないのです。
　筆記具は重要な感覚器のひとつである「指」で支え、押さえ、コントロールするわけですから、その表面状態がダイレクトに伝わってきます。「つるっとしている」「ざらっとしている」といった「凹凸感」だけでなく、素材に特有の「温度感」も、その筆記具の大きな特徴だと思います。
　私がSwiftに惚れた「銃器っぽさ」は、この冷たさも原因のひとつであるなぁ…と、この二本を交互に握ってみて、改めて感じました。(^-^)


　「ありがたみがない」なんていいながら、その軽さと取り回しのしやすさから、「しっかり筆記する場合ではなく、ちゃっちゃとメモする」に向いた筆記具なので、電話のメモを取るときに、一番良く使うLAMY製品だったりもします。(^^;)

　情報量が少なくてすみません(^^;)。インプレッションは、下記お二人のBlogでどうぞ。

リンク
ブンキチさん：「LAMY swift プラスティック」
awlさん：「LAMY swift　樹脂軸」

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