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enbug diary


2005-07-01

_ 三年目

今日で在仏三年目の開始です。 まるまる二年が過ぎたんですねえ、あれから。 長かったような、短かったような。 とりあえず、もうこの土地に馴れ馴れですね。 ちっとも他所に居るという気がしません。 近いうちにどっか引っ越した方がいいでしょうね。

今年の抱負は、

フランス文化を楽しめるようになる

とでもしておきます。 絵画や交響曲のような、言葉が分からなくても分かるものはいいんですけど、 そうはいかないものが多いです。 文化が楽しめるようになるには、 苦労なく言語が理解できるようにならなくてはいけませんから、 これはかなり高いハードルです、今のところ。

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2005-07-02

_ ケバブはなぜ安いのか

と言うより、マクドナルドはなぜ高いのかと書くべきか...

私が時々利用する駅前のケバブ屋さんは、 ポテトなしで3.5ユーロ、 ポテト付きで4.5ユーロです。 反対側にあるマクドナルドはしょぼいハンバーガ一個1ユーロとかもやってますが、 メニューで5ユーロから6ユーロ。 飲物は付きますが、 ポテトは大体ケバブ屋の半分、 ハンバーガはおおよそ三分の一ぐらいの分量でしょう。 どう考えても高い。 その分味が良いとも思えません。 ポテトはケバブ屋の方がおいしいと思います。

一体この違いは何に起因しているのでありましょうか。

  1. 実はマクドナルドの素材は良質である。
  2. 衛生管理上、コストが嵩む。
  3. 回転率を上げないといけないので、より多くの人員が必要なため、人件費が嵩む。
  4. ケバブの購買層はマクドナルドよりも貧乏なので、値段が上げられない。
  5. ケバブ屋は儲ける気がない。
  6. 単純にマクドナルドは悪気である(Anthyで「あこぎ」が変換できないっす)。

「衛生管理上...」はそれなりにあり得そうな気がします。 ケバブ屋は手を伸ばせば届きそうな所で肉を焼いてますが、 マクドナルドはそういう露店のような真似はしないし、 ポテトは一定時間以上経つと廃棄することになっているはず。 だから高くなるのかもしれません。

でもやっぱり「この値段でも売れるから」とだけのような気もしますね。

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本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ k3c [あこぎ は 阿漕 でよいのではないかと思います。参考: http://gogen-allguide.com/a/ak..]

_ おくじ [すんません、勘違いでした。]


2005-07-03

_ GRUB 2

しばらく放置していたファイルシステムのオートロード機能を実装。 しかしext2が激しく壊れているな。 これは何とかしないと。

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2005-07-04

_ Adobe Reader 7.0を使うには

これで済むなら、 さっさと7.0用のフォントパックを作ってくれればいいのに。

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本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ yoosee [今はもう普通に Adobe サイトから 7.0 for Linux 日本語版が落せるみたいですよ。 http://..]

_ おくじ [そうなんですか。本家はまだみたいです。]


2005-07-06

_ Software patent bill thrown out

すでにあちこちでニュースになっているので、 今更私が書く程のことではありませんが、 今日European Parliamentが投票の結果再びソフトウェア特許法案を斥けました。 リンク先は比較的内容のあるBBCのニュース記事へ。

簡単にまとめると、

  • European Parliament(欧州議会)では648対14という大差で否決。背景にはソフトウェア特許賛成派と反対派の両方が否決側に回った事を気に止めないといけない。
  • European Council(欧州理事会)の何でもあり法案が否決されたことは勝利だが、ソフトウェア特許は以前と同じ状況であり、EPO(欧州特許局)が法に反してソフトウェア特許を承認し続けている状況は変わらない。
  • European Councilは再提出する気はないと公表した。そのため、EUレベルでソフトウェア特許推進側が動くことはここ数年はないだろうという見通し。
  • 法案としては何も通っていないので、各国レベルで特許推進側がロビー活動を展開するものと考えられる。

こうなるだろうことは一目瞭然だったわけですが、 とにかくしばらくは平和を楽しめるかもしれません。 でも何も決まっていない以上、 これで終わりではないし、 まだまだ戦いは続くでしょう。

_ イギリス料理はまずい

まあ、あれはマスコミの報道ですから、本当にシラク大統領がどういう言い方で冗談を言ったか、甚だ疑問なわけですが。

しかし、あの野菜の品質の国に農業政策を云々されたくないって気持ちはよく分かりますね。

イギリスの料理はまずいことで有名ですが、 イギリスで食べられる料理が全部まずいってわけでもありません。 外国料理は金さえ出せば非常に素晴らしいです。 本土料理を食べなければいいのです。

ちなみに イギリス人同様、 フランス人もイギリス嫌いですけど、 実のところ料理の文化は混ざり合っていて、 別にないってわけではありませんよ。 ただ、イギリスではそれをフランス料理と呼びたくないだけ、 フランスではそれをイギリス料理と呼びたくないだけ。 例えば、ステーキを発明したのはイギリス人なんですよね。 こんな近くに住んでいて、 交流が皆無だなんてあり得ないです。

じゃあ何で似た物食べても、フランスの方がおいしいのか... というと、やっぱりイギリス人はその手のセンスがないんじゃない?と思ってしまいます。 逆にフランス人のギャグのセンスはイギリス人と比べて相当お粗末だしな... どの文化にも得手不得手があるんでしょう。

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2005-07-09

_ ウィルス

何か最近またよくウィルスメールがよく届くようになりました。 spamフィルタでは十分に取り除けないので、 かなりうざいです。 ClamAVの導入を真剣に考えるべきか。

_ GRUB Legacy

コンパクトフラッシュでext2を使っていて、 パーティションの大きさを変更すると、 ちゃんと読めたり読めなかったりするという報告がありました。 どうもこれはおかしなバグっぽくて、 真剣にデバッグする価値がありそうなので、 少し見てみようと思います。

_ Multiboot Specification

Multiboot Specificationの次期バージョンについて語れることは多いのだけれど、 一向に形にならないのが問題です。 みんな、アイデアは述べても仕様書書くところまでやってくれないしね。 やはり、ここは一つ、叩き台を書き上げてやらないといけないかな。

でもどうするのがいいか、私自身ちゃんと分かってないですからね。 既存の構造のまま、アーキテクチャ別の項目を作り、 アーキテクチャ毎の切り分けをしっかりやるという案も捨て難いし、 この際にもっと柔軟でパースしやすい形式に変更するという案も捨て難い。

GRUBの立場から言うと、 もっと扱いやすい形式になっている方が実装するのが楽。

ではOSの立場から見れば? 新規のOS開発あれば、どっちでも似たり寄ったりか、 やりやすい形式になってくれた方がいいけど、 既存のOSはあんまり変更して欲しくないだろうなあ。 やっぱりよく分からんという結論になってしまう。

_ Scheme

前から思っている不思議なこと。 なぜSchemeの実装はこんなにたくさんあって、 しかもまだまだ作られるのでしょうか。

似たような例はいろいろあって、 やたらと実装の多いカテゴリとして最も有名なのはエディタでしょう。 事実、 freshmeat.netのText Editorのカテゴリ には現在250のプロジェクトが登録されています。 freshmeat.netに登録されているプロジェクトなんて一部でしかありませんから、 きっとある程度使えるレベルのものは世界に1000以上あるに違いありません。

言語の話に絞ると、 言語の仕様が実装の外に存在する言語では、 複数の実装が開発されるのはある程度宿命なんでしょう。 例えば、Cコンパイラとか。 しかし、プロプライエタリだから作らざるを得ないという状況を除いて、 Cコンパイラでもそんなに存在するわけじゃありません。 実際フリーなものではGCCが事実上唯一の標準で、 他のものはあるのかないのかもよく分からない程度です。

同じLisp系であっても、 他のLisp系の実装はそんなにたくさんありません。 フリーなものに絞ってしまうと、 Common Lispだと今でも使われているのはGCL、CMU CL、Steel Bank CLぐらい? いや、これでも意外と多いかも。 でもSchemeの比ではありません。

私が知っているだけでも、 Guile、MIT Scheme、Gauche、SCM、STk、VSCM、PLT Scheme、TUT Scheme、Elk、Biglooなどなど。 schemers.orgのリスト には嫌になるぐらいいっぱい載ってます。 大体GNUになっているものだけでもGuileとMIT Schemeの二つがあるなんて、 私のような門外漢には不思議を通り越して不気味なほどです。

Schemeは思わず自分で処理系を作ってみたくなる言語だそうですが、 それにしてもあんまりな気がします。 この乱立ぶりは初心者を恐がらせるには十分じゃよ。

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本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ shiro [ごもっとも。実装者の立場から見ると、Schemeの仕様というのは単に小さいから実装しやすいってだけじゃなくて、「実装..]

_ shiro […call/ccの軽さを重視するか、によって実装の根本的なところが変わってしまいます。一方を重視した実装は、もう一方..]

_ おくじ [昔多少Guileに関わっていたので、R4RSとかR5RSは結構読んだんですけど、そんなにたくさんのバリエーションがあ..]


2005-07-10

_ 日常

昨日は朝からGRUB 2を弄ってたけど、 急にCDG空港に人を迎えに行かないといけなくなってしまったので、 中途半端に。 いやあ、しかし、すごい人の数です。 バカンス・シーズンの到来ってやつですなあ。 TGVの中はうるさいガキが多くてたまりませんでした。

今日は朝少し再びハックしてから、 市場に行って、パンや果物をいくらか買ってきました。 さて、午後はどうしようか。 もう少しハックしてもいいんだけれど、 外出したい気もするな。

_ Unifont

最近Unifontの開発って止まっていると思うんですけど、 24ドットとかの、もう少し大きめのUnifontが欲しいですね。 誰か作ってないのかな。 場面によってはプロポーショナルなフォントは便利だけれど、 テキストの編集はやっぱり固定幅でないと。 自分で作るしかないのかなあ。 アンチエイリアス付きで拡大するとか、 TrueTypeを無理矢理固定幅化するとか、 安易な方法に傾きそうです。 でもきっとすごい醜いことになるんだろうなあ。

_ localeのカテゴリってどういうセンスの人が決めてるんだ?

mu antenna経由で GNU Libc Locale Data Format を眺めてて思ったんですけど、 一体localeのカテゴリって、 どうしてこんなにおかしなことになっているんでしょう。 どう考えてもそれはlocaleじゃないだろ!ってものまで混じってます。 LC_MONETARY、LC_ADDRESS、LC_MEASUREMENT、LC_NAME、LC_PAPER、LC_TELEPHONEは絶対localeでやることじゃないね。

そもそもlocaleの発想というのは、言語と地域(国)を指定すれば、 何らかの表現が一意に決定されることが前提になっています。 まあ、時刻なんかはそれでいいでしょう。 文字列の比較も、ユーザが介入できる余地が残されているので、 まあいいでしょう。 でも、金額、住所、測定などはそうじゃありません。

例えば、遠からず消える運命にあるとは言え、 フランスにはまだフランが残ってます。 ユーロで表記できないでしょうが。 日本人が米ドル持っている場合はどうなるのよ。 中国人がイギリス人の住所を管理する場合はどうよ。 ヤードとメータが混ざっているのはどうするのよ。 A4とB5の用紙はどう区別されるのよ。 フランス人が日本の電話番号書くのはどうするのよ。

こういうのを適切に表記する汎用的なインターフェースを用意することは重要だけれど、 これらはlocaleでやるべきことじゃあないんです。 2バイトでやるぜと押しきった挙げ句、後からサロゲート・ペアだの言語タグだの、絆創膏だらけにしてしまったUnicodeと同等の稚拙さを感じますね。

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本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

_ bdxp [上記カテゴリのうちLC_MONETARYはANSI C策定の際に当初から含まれていたカテゴリではなかったでしょうか?..]

_ おくじ [その通りですが、それがどうかされましたか?]

_ soda [この件ですが、標準化関係で日本の人とヨーロッパの人が、ちょっと別の件で議論していて食い違いが出て、日本の人が「そんな..]

_ おくじ [いやあ、いかにもありそうな話だと思います。日本人と比較して、国際化に関する理解度はかなり低そうだと実感してます。]


2005-07-12

_ 健康診断

今日は会社のために健康診断に行かなくてはならくて、 四苦八苦でした。 最近困ることが少なくて、普段辞書を持ち歩かなくてなってしまったのですが、 「手術経験の有無」を尋ねられて、 病名が分かりません。 一度腎臓結石で入院したことがありますが、 腎臓結石なんて単語は英語でも分かりません。 何とか身振り手振りで意思の疎通を試みるも無残に失敗。 切ったのかとか、どっか取り出したのかと訊かれて、 そうじゃないんだって。

結局それはうやむやに済んでしまいましたが、 視力の検査も以前フランスでやったものとも何か違うし、 日本とも同じでないし、 何回もどこ見ろっていうのよ?と質問して、 向こうもあんまり言うわけにいかないから、 すごいやりにくいったらありゃしない。

現場に行く前に2kmぐらい徒歩で走破したところだったので、 当然心臓は激しく活動していたので、 「ちゃんと寝たのに疲れているの?」とか。 車がないから歩いているんだよ...とか言って。

血圧とか測った後に、onze (11)とか言われて、 一体何が11なのよ? まさか上と下が11しか離れてないってことはないだろうから、 別のことなんだろうけれど、 こっちの表現はどうも理解できません。 211ってことはないだろうしなあ。

とにかく最後には健康ですと言われました。 ちゃんちゃん。

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2005-07-15

_ 日和

しかしいい天気ですねえ。 なんでこんな時に働かないといけないのかと考えてしまいます。 でも忙しいのだ。

_ GRUB 2

やる気を沸かせてくれる情報をIRCで教えてもらったので、 俄然意欲が向上してきました。 PUPAの時代から数えると、もう三年ぐらいやってることになるわけですが、 もっと本腰入れて頑張らないとなあ。 頑張った先に何かが待っているのがはっきりと見えるとやりやすいですね。

_ Ottawa Linux Symposium

そう言えば、 OLSには来ないのかと尋ねられて、 OLSって何じゃ?とか言ってたんですが、 カナダにもこういうイベントがあるんですねえ。 ちっとも知りませんでした。

カナダには一度行ってみたい気もしますが、 ちょっと今それどころではないし。 いやあ、本当に夏はイベントが多いですねえ。

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2005-07-16

_ GRUB 2

昨日からやってたGate A20コードの書き直しが大体完了。 どうもこういうのにqemuを使うのはよくないらしく、 VMWareの方がチェックが厳しい(しっかりしている)のは結構興味深いですね。 qemuはかなり甘くて、qemuで動いても本物のマシンでは動かんことがよくあります。 結局私は物理マシンでデバッグしまくりました。

一応これでsyslinuxと同等になったはず。 Gate A20にまつわる悪夢は A20 - a pain from the past によくまとまってますが、 他にもウェブ上を徘徊したり、 GRUB Legacyで得られた知見を基にして書いてます。 hpaのコードは使いたくないので、syslinuxのコードは一切使ってません。

Gate A20を無効にするときのチェックが厳しすぎるのが問題になる可能性が高いので、 明日もう少し弄るつもりです。

_ サンがSolarisの起動プロセスを見直し--GRUBを採用

一ヶ月も前の記事ですが、 GRUB自体が記事になっているのは知りませんでした。

またGRUBを採用したことにより、Solarisはコンピュータ業界の主流に近づくだろうと、Fowlerは予測している。「(Solarisは)広く受け入れられるものになるだろう」(Fowler)

まあ、なんかかなり意味不明の発言ですが、迷惑ではないので別にいいや。

GRUB 2のUltraSparcへの移植作業も迅速に進んでいるので、 遠からずSolarisは完全にGRUBベースになっちゃうかもしれませんね。 でもその作業の中にSunの人は誰もいないってところがまたあれですな。 パッチ送るって言ったまま、またどっか消えちゃってるし。

_ ブートローダの作り方

たまにどうやってGRUBを開発しているのか質問されることがあるので、 簡単に書いておきます。

基本的に泥臭いです。 カーネルの開発と大差ありません。 当然ユーザレベルのプログラムより遥かに大きな労力と時間が必要です。

魔法のようなものは何にもありません。 ひたすら泥臭く頑張るだけです。 もちろん効率化の努力はしてますが。

時代の変遷とともに変化してますね。 私がやり始めた頃は、マシン二台で、フロッピー使ってました。 20枚だか30枚だかの、フロッピーの塊を購入してきて、 どうもおかしいと感じたら、次々別のフロッピーに切替えます。 一台は完全に開発用、もう一台がテスト用。 開発マシンでフロッピーにインストールして、 テストマシンにがちゃっと挿し込んで、リセットボタンを押すだけ。

grub shellを作ってからは、かなり楽になりました。 所詮エミュレータなので同じではありませんが、 高レベルの機能は普通のアプリケーションみたいにデバッグできます。 gdbも使えますし。 GRUB 2ではgrub-emuってやつですな。

それでもネイティブのテストは欠かせません。 多分最初に取り組んだのがシリアルのサポートで、 これが出来てからはディスプレイを切替える必要がなくなりました。 さらにネットブートもサポートしてからはフロッピーの必要性がほぼ消失しました。 めちゃくちゃ効率的になりましたね。

もちろん、本当の最初の部分ばかりはそうもいかないので、 本当に大変な部分はとにかく弄らない。 下手に触らないに越したことはありません。 だから、ブートセクタを改良するパッチを投げられても、 ほぼ100%却下してきてますね。 よっぽど深刻な事情がない限り、 デバッグのコストを考えると、やる価値がないのです。 こういう部分は相当BIOS依存で問題が起きるので、 テストしてもらうにも一苦労です。 全部自分でもテストできることはまだいいですが、 リリースしないと問題が分からないようなことはあんまりしたくありません。

その後はbochsが登場(というか、MandrakeによるLGPL化)して、 ますます簡単に。 最近はqemu使ってますけど、 これはLive CDとか、もっと巨大なものをテストする機会が増えたからで、 bochsにはbochsの良さがありますね。 ソースコードの弄りやすさでbochsに軍配が上がります。

GRUB 2はまだシリアルをサポートしてないので、 実マシンでテストするのにディスプレイが必要です。 ブート自体はPXEで。 最近シリアルのないマシンが増えてきましたし、 ケーブルを引き回すのが面倒なので、 ネットコンソールを実装する方が良いかなあと考えています。 そのためにはまずデバイスドライバを仕上げないといけませんが。

以上がテストのやり方。

デバッグそのものは多分昔LinusがLinuxの開発方法について語っていたのと大差ないと思います。 役に立つのは、デバッグ・プリント、キー入力待ちやhlt等による停止、 そして、何より勘と目。 hltで止めるのはどこまでちゃんと行ってるか見るのに都合が良くて、 デバッグ・プリントを併用して、 情報を入手します。 大体見当が付いたら、 とにかくよく見て考える。 そしてどんどんテストしてみる。 テスト用にコード書くのを躊躇わないことです。 そしてテスト用のコードにまたバグがあったりして涙が出そうになるわけですが。

しかし勘はねえ、解説できないんですよね。 やってると何となく分かるんですよね。 ああ、あれだなあと。 分かり易いのはCtrl-Alt-Delでリブートできるかどうかですね。 割り込み禁止状態やスタックがぶっ潰れると効きませんから、 多少は目安になります。 それ以外にもいろいろあるんですけどねえ、 言葉で表現しにくいものが多いですねえ。

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2005-07-18

_ GRUB 2

うーむ、さすがに気合い入れるとどんどん進みますね。 三年やってきたとは言っても、ずっとだらだらやってきたので、 GRUB Legacyに燃えていた頃の密度で考えると、 多分一年もやってないでしょうからね。

しかし、仕事の後にやるのはいろんな意味で厳しいです。 体力、気力、時間もさることながら、 頭の切り替えが大変です。 最近の私の業務は大変に高レベル化してしまっているので、 ブートローダのような、 ソフトウェアの世界の底辺まで一気に降りるのは一苦労です。 動物行動学やっている人がいきなりタンパク質工学やるぐらいの落差がありますよね。

_ 大食いできない

最近一食一合ぐらいしか食べなくなってしまいました。 今日は昼が飯抜きでクッキーをぽりぽりかじってただけだったので、 ひさびさに1.8合ぐらい平らげようとしたら、 これがかなりきついです。 焼肉食べ放題で1.2kgぐらい食べられた頃が懐かしくなります。

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2005-07-20

_ GRUB 2

和歌でも念じてみますか。

バグ潰し
卵産み付け
バグは増え
いくら潰すも
絶える事無し

言葉遊びが足りないから出来が悪いですね。

まあ、GRUB自身が虫ですからね、どうにもならんな、これは。

_ 猛暑?

一体どこが今年の夏は猛暑になるというんでしょう。 全然暑くないじゃん... 暑かったのは六月だけだったような。

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2005-07-21

_ 滞在許可証

いろいろ気分のよろしくないこともありましたが、 今年も無事滞在許可証を更新しました。 あーあ、くたびれた。

しかし、この短期滞在許可証というものはあんまり心地よくありません。 原因を考えてみますと、 更新にまつわるごたごたもさることながら、 延命処置を受けているかのような気分がするところが大きいように思います。 間に合うように準備して、ほどほどに努力すれば、 余程の事情が無い限り、一度許可の出たものは取り下げられることはないので、 別に心配する必要はないわけですが、 それなら更新する必要もないように思われるし、 何ともやりきれない気分がするのです。

ウェブとか見ていると、 時々フランス人と結婚した御婦人方が嘆いておられるのを拝見するのですが、 「あなたがたは一生のうちで二回しかやらなくていいじゃないの、こっちは毎年なんだよ!」と感じてしまいます。 ま、みんな基本的に自分のことしか見てませんからね。 そういうことを言うと、 きっと難民の方々は私以上に大変な努力を強いられるのでしょうし、 五十歩百歩というところか。 来年は10年カードが貰えることを切に願っております。

ところで、今年は受け付けに可愛いねーちゃんが居ませんでした。 とても残念でした。 だってさ、これぐらいしか更新作業で楽しいことってないんだもん!

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2005-07-23

_ 体調悪し

ストレスと疲労のせいか、 滞在許可証の件が片付いたら気が抜けてしまったのか、 一気に疲れが出てしまったようで、 金曜日は病欠。 あちこちにじんましんが出てしまって、 不安に恐れおののいてしまいました。 フランスに来てから、たまにこういうよく原因の掴めない病気になることがあって、 やっぱり外国に住むのは大変だなあと感じます。

どうせじんましんは原因不明で片付けられることが多いので、 医者には行かずにひたすら寝まくってたら、 かなり回復しました。 今日はほぼ完全回復してします。

しかし、一日寝てただけで、 いろいろ返事しなきゃいけない用件が溜ってくるのはどうにかならないものですかね。 本来精神的に参っている時ほど免疫系が頑張ってくれないと困るわけですが、 現実には精神状態が良くない方が免疫系は弱くなります。 生物の体は必ずしも合理的には出来ていないことの一つの証拠であると思います。

_ フリーソフトウェアとオープンソースの違い

八田さんの記事。 よく書けているなあと感心しました。

もちろん、オープンソースの華々しいキャンペーンがなければフリーソフトウェアも立ち消えになっていた可能性は否定できない

これは良い点を付いていて、 私は立ち消えになったとは全く思いませんが、 今より取り巻く状況が厳しいものになっていただろうことは想像に難くありません。 EUにおけるソフトウェア特許法案騒動で見て取れるように、 フリーソフトウェアがビジネスの世界で重要な役割を担うようになったからこそ、 政治的に大きな発言権を得たことは間違いないわけで、 FSFがオープンソースを否定しないのもその辺の事情が関係しているように思われます。

ちなみに、Libreは、あえて日本語表記するならば、リーブルであって、リブレじゃないです。

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_ 上川 [libreはスペイン/イタリア系の読みだとリブレだと思いますよ.]

_ おくじ [でも、Libre Softwareはフランス人が考えた言葉なので、それじゃ正しくないのです。]

_ 上川 [うーむ.そうつっこまれると難しいですな. authenticite n'est pas verite,かな.]


2005-07-24

_ GRUB 2

grub-installが大体書けた。 さすがに開発マシンでテストするのは恐すぎるので、 テストマシンを使わなきゃいけない。 しかしあれには今Windowsが入っているので、 またGNU/Linuxをインストールしなきゃいけない。 どうせあのマシンは頻繁に違うOSに入れ換えているので、 それ自体はいいんだけど、 さくっと再インストールできるように、 インストール用のCDかDVDが欲しい。 というわけで、現在Mandriva Linux 10.2のDVDイメージをダウンロード中。 明日会社でDVD-Rに書き込めば良かろう。 一瞬Ubuntuにしようかとか頭をよぎったけれど、 違う環境を併用して要らぬ苦労はしたくないので、 やっぱりMandriva Linuxに。 インストーラの出来を見たい気はするのだが。

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2005-07-26

_ Is ZEA trying to steal Zope's logo in Europe and slow down the Zope Foundation?

日本のZope情報 経由。

これが事実であるならば、ちょっとあんまりだなあ。 是非とも Zope Europe Association 側の見解を知りたいところですね。

ちなみにうちの会社はZEAとは無関係です。 念のため。

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_ Dubhead [ZEA側の見解 http://mail.zope.org/pipermail/zope/2005-July/1604..]


2005-07-27

_ Zope trademark - ZEA point of view"

Dubheadさん、情報ありがとうございます。 しかし何かよく分からんですね。 このメールからは以前から活動を開始していたにもかかわらず、 今年の6月29日までZCには連絡していなかったようにも読めます。 また一方で、 Nuxeoの記事はそれ以前に書かれているこのメールを完全に無視にしているように読めます。

とりあえず、 日本のZope情報 が片方の意見だけ配信するのもどうかと思うので、 これも配信したら良いのではないかと感じるのですが、 どうでしょうか。

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2005-07-28

_ 疲労蓄積中

なんかまたキャパシティの限界に近付いているような気がする。

_ x86_64

最近微妙に興味があるんですが、 持ってないことにはどうしようもありません。 Athlon64あたりなら比較的手頃だと思うんですけど、 それでも案外高いですねえ。 今そんなに金ないし。 誰かくれないかな? (昔から同じことを言って恵んでもらっているような気もする。)

_ デバッグ能力

私は随分以前に

新規にコードを起こせる人間は非常に少ない。 だから、これが出来る人間は恐れずにどんどん書いちゃうことが大切。

というような趣旨のことを書いたことがあります。 この考えは今でもあんまり変化してないんですけど、 少々感じたことがありましたので、別のことをちょっとだけ。

上に書いたのは私が運営しているenbug.orgなるジョークサイトの背後にある思想なわけですが、 これを「エンバグ能力」とでも名付けるとするならば、 これの対として「デバッグ能力」というものも考えられます。 そして、どうもこれが開発効率に結構な割合で効いているのだなあと思うことがありました。

業務に関わることなので、それが具体的にどういうことだったかは記しませんが、 デバッグしなきゃいけない場面というのは結構あって、 どれぐらい効率良く片付けられるかで、全体の開発時間に大きい影響があります。 デバッグの対象は必ずしも自分の責任ではなくて、他人の後始末をやらないといけなかったりもするので、 実は経験とか洞察みたいなのが活きてくるみたいです。

開発の対象がそれなりに複雑であったりすると、 仮にソースコードが見れるとしても、 ある程度ブラックボックス的に扱うことになります。 そのとき、いかに迅速に当たりを付けられるかが重要。

アルゴリズム的なアプローチとして有名なものに、 二分探索の応用なんてのもありますよね。 (大体)逐次的に実行される一連のコードがあって、 そこのどっかでおかしくなっているだろうと考えられるとき、 一個一個順番に調べると異常に手間がかかりますが、 二分探索で追い詰めていくと早いという代物ですね。

まあ、そういう本を読んだら書いているようなものもいっぱいあると思うんですけど、 何かそうじゃない別のものもあるような気がします。 プログラマの習性とかに関わるのかもしれません。 どうもうまく言葉に出来ないんですよね。

こういう壊れたブラックボックスの解明ってやつは、 私の見てきた限りでは、どうも根っからの情報系の人は苦手なように見えます。 出来ないんじゃなくて、苛々するみたい。 よく分かんない何かを探索、みたいな行為に慣れてないのかな。 私はそういうのを見ると、むしろわくわくしちゃうんですが。

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2005-07-29

_ OpenWrt

今日初めて LinkSys の WRT54G を実際に触ったのですけど、 こりゃすごいですわ。

価格の安さもすごいですが(こっちでは60ユーロ)、 めちゃくちゃ弄りやすくて、 デフォルトのファームウェアもかなり出来が良いです。 OpenWrtにたくさん情報が公開されてますが、 基本的にTFTPでファイルを送ってやるだけで、 ファームウェアの書き換えと再起動が自動的に行われます。 CFE を使っていて、 変なファームウェアを書き込んでも、 CFE自体は上書きされないので、 安全に復旧できます。 あまりの簡単さに唖然としてしまいました。 組込み系も時代が変わったなあ!

GRUBもね、これぐらいにならないといけないと痛感しました。 GRUBの開発者の興味はほとんど「普通のPC」なんですよね。 ブートローダの動作環境が開発環境にできるぐらい強力であると仮定している部分があります。 この仮定自体はそう悪いもんじゃないんですが、 それができない環境向けに、 もっと機能を充実させ、親和性を高める努力が必要だなと感じました。

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2005-07-31

_ GRUB 2

どうも風邪気味っぽいです。 夏だというのにちっとも暑くないし、 昨日は散髪しようかと思ってたけど、 それもやめ。 今日は一日中家で適当にごろごろ。

エネルギーが沸かないので、 パッチ当てだけ。 あと、 Wiki をごにょごにょ。

_ Ubuntu

この前作ったMandriva LinuxのDVDはどうも不安定で、 ちっともインストールできないので、 やめました。 CD版をダウンロードしてもいいんだけど、 どうせならとUbuntuを試すことにしました。 メディアのまともなのが家になかったので、 CD-RW5枚入りを買ってきました。

インストールは、比較的単純な構成、古いパーツのデスクトップPCで試しただけですから、 あんまりはっきりとは言えませんが、 まあ悪くないんじゃないでしょうか。 テキストベースなんで、Mandriva Linuxと比べると見てくれが劣るけれど、 実用上は問題ないですね。 少なくともDebianのwoodyよりは100倍ましなんじゃないでしょうか。 sargeは直にインストールしたことがないんで、 新しいインストーラと比べてどうなのかは知りません。

日本語環境は自前でやろうとすると駄目ですね。 関係ありそうなパッケージを放りこんでみましたが、 ロカールを自動生成してくれないみたいで、 そんなロカールは見付からんと怒られました。 面倒くさくなったので、それ以上はいじってません。 Anthyなんかも公式のレポジトリには入ってないし、 Debianの方が楽です。 Ubuntu-ja を使えばいいのかもしれませんが、 今更日本語のためだけに別リリースを使うのはねえ。 早く本家に成果が取り込まれてほしいですね。

それよりGnome見るのは久々だったので、新鮮な気分になりました。 ふーん、最近のGnomeはこんな感じなのかー、と。 KDE慣れすると、少し分かり難いです。

慣れのせいかもしれませんが、KDEの方がいいなあ。 環境よりもアプリケーションが。 特にkonsole、kpdf、knewstickerの存在が大きいです。 Gnome上でも使えますけどね。

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