A. これについては様々に議論されており、おそらくそのどれもが一因になっているのであろう。思い付くままに挙げると:
戦後の高度成長をもたらしたダイナミクス(アニマルスピリット)が失われた
戦後、冷戦がもたらした政治的要因に足を絡めとられてアジア諸国などが経済的離陸をなかなか果たせない中、日本が世界の工場としての立場を享受し躍進することができたが、冷戦終結とともに新興国にその役割が取って代わられた
長引く不況による悪影響
「縮み志向」になった
最近では、生産性ないし潜在成長力が需要で決まる面や、不況による履歴効果の影響を受ける面も指摘されている(cf. ソロー残差が覆い隠したもの - himaginary’s diary、金融政策で潜在成長力は上げられる - himaginary’s diary)
その他、日本の構造的要因(cf. 「不振」から「活発」へ:今日におけるアダム・スミスの重要性 - himaginary’s diary)
いわば、かつて欧州について取沙汰された「ユーロスクレローシス(cf. Eurosclerosis - Wikipedia)」の日本版
これにも高齢化の影響という面がある?
プロジェクト運営の下手さ(cf. 日本人とプロジェクト - himaginary’s diary)
https://himaginary.hatenablog.com/entry/20260101/Japanese_economy_personal_understanding 新年を迎えたからというわけでもないが、何となくこの辺りで自分の日本経済に対する理解をまとめておきたくなった...
Q. 日本の生産性はなぜ低いのか? A. これについては様々に議論されており、おそらくそのどれもが一因になっているのであろう。思い付くままに挙げると: 戦後の高度成長をもたらし...
Q. 生産性を高めるためにどうすれば良いか? A. クルーグマンはかつて「クル-グマン教授の経済入門 (ちくま学芸文庫 ク 17-2)」などで、「(Productivity isn't everything, but, in the long run, it is alm...
Q. 為替相場と日本経済低迷の関係は? A. デフレは円高につながったと考えられる*6。円高が進んだ時代は、消費者の海外製品に対する購買力が高く、また、ドル建てGDPが大きくなること...
Q. アベノミクスの評価は? A. ゼロ金利制約に非伝統的金融政策で対応しようとした、という点でアベノミクス(クルーグマン流に言えばクロダノミクス)は海外の主流派経済学の知見に...
Q. 今後の日本のインフレはどうなるか? A. 直近の展望レポートでは、「消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、米などの食料品価格上昇の影響が減衰していくもとで、来年度前半にか...
Q. 財政政策はどうあるべきか、ないし、財政赤字や国の債務はどうすべきか? A. 個人的には、その問題はHDDレコーダーの残り時間が一つの比喩になるのではないかと考えている。見るか...
1:cf. himaginaryのブックマーク / 2010年10月18日 - はてなブックマーク。 2:なお、そこで示したグラフでは、総人口が減少し始める前に名目GDPが低迷している。これについては、人口減少とい...
5:こちらのツイートなどで指摘されているように、その点については、日本の大学法人化以降の傾向も一つの有力なエビデンスとなり得る可能性を秘めているように思われる。もしそれが...
8:こうした履歴効果の悪影響が強く残るという点でも太平洋戦争に類似していると言える。当時の日本のアジア各国への行状が未だに尾を引き、未だに国益を損ねていることは、中国が折...
11:The Return of Depression Economics (1999)では「The truth is that the world economy poses more dangers than we had imagined. Problems we thought we knew how to cure have once again become intractable, like temporarily suppressed bacteria that eve...
12:確かにETF購入のように後処理に非常に長期を要する政策もあるが、リフレ政策の結果、経済が成長を取り戻して株価が上昇するならば、その後処理がもたらすのはキャピタルゲインの...