「声優の声質や演技に著作権を適用すべき」という議論を目にするたび、別部署の社員から「大塚明夫に声が似ているせいで、上司や取引先から『ふざけているのか』と怒られる」と深刻な顔で相談されたことを思い出す。
社内イベントで大塚明夫の声真似をネタとして散々使っておきながら、今さら何を言っているのかと思いつつも、一応「上司には注意するけど、取引先はね…。謝罪が必要な会議は、名刺に書ける役職がついてから出席するようにしようか」とその場は流したけど……
ただ、相談の最中に「声優になろうにも大塚明夫がいて、YouTuberになろうにも弟者がいて、現実にもインターネットにも居場所がない」という自虐が、どうしてもスネークの声で聞こえて流石に笑ってしまったときは失敗したなあと思った。