朝は大体10時前に起きる。開店時間は10時になっているが目安であって、大体は11時に開けている。
若い頃はPCパーツに興味があって自作PCばかり作っていた。それで大学は中退。学位はない。
今は片田舎で小さな店を経営している。売り物はPCのパーツ類が主。当然、周りにはこんな店はないから物珍しがられて意外と客が来る。と言っても平日はほぼ暇なのでレジでネットしたりテレビを観ながらお茶を飲んで一服していることが多い。
田舎は距離感が近い。それは東京とはまた違った意味での近さだ。
近所のおばちゃんが昼過ぎに来てかぼちゃをくれたり、暇なじいさんやってきて一日将棋を指す日もある。
夕方になると小学生が下校して立ち寄ってきたりしては「ジャンク屋のおっちゃん」と俺のことを呼ぶ。やたらと場所を取るブラウン管テレビでゲームをしたり、気付けば小学生の溜まり場のようになっておいおいここはお前らの部屋じゃねぇぞ帰れ!と外が暗くなって追い返す。
夜は少し歩いて近所の定食屋へ行き一杯やる。サービスの餃子はいつも美味い。
ぐうたらとした生活。40過ぎで独身。危機感を全く覚えないと言えば嘘になる。
それでも意外と、今は毎日が快い。