はい、日本語には偏在(へんざい)と遍在(へんざい)のように、同音異義語でありながら対義語の関係にある言葉は他にも存在します。いくつか例を挙げます。
* 既出(きしゅつ) と 奇出(きしゅつ):
* 既出:すでに出ていること。
* 奇出:珍しいものが出ること、または奇妙な出方。
* 補足:文脈によっては対義語と捉えられますが、厳密な対義語というよりは、事象の性質が異なるものとして挙げられます。
* これは同音同表記ですが、文脈によって意味が異なり、対義的になることがあります。
* 補足:この場合は、同じ言葉がポジティブな意味とネガティブな意味で使われ、結果的に対義的な状況を示す例です。
* 公開:広く一般に開くこと。
* 補足:直接的な対義語ではありませんが、音は同じで、行為としては全く異なるものです。言葉遊びのような文脈で対比されることがあります。
* 移行(いこう) と 意向(いこう):
* 移行:移り変わること。
* 意向:考えや心づもり。
* 補足:こちらも直接的な対義語ではありませんが、音は同じで、片や「物理的な移動」や「状態の変化」を指し、片や「精神的な状態」を指すため、対比されることがあります。
同音で対義語となるケースは、日本語の奥深さを示す興味深い現象ですね。特に「偏在」と「遍在」は意味が明確に対比される良い例です。