以前考えるとはなんなのか?ということについて考えてみました。 yuutookun.hatenablog.com
考えることは
- 思い出す
- 見つけ出す
の2つなのではないかという結論でした。
賢いとは
では賢い人とはどういうことを言うのでしょうか? それは、「ある問題をすばやく解決することができる人」に集約されると考えます。
単純になんでも知っている人を賢いと定義したとしても、例えば雑学を知っている場合、何かの問題解決に役にたたなければ、ただの物知りに終始してしまいます。
どういう人が賢いのか
では賢い人とはどういう人があげられるでしょうか?
- 試験という問題を解決できる人
- 障害などをすばやく解決できる人
- 画期的な論文を発表した人
それぞれ見ていきましょう。
試験という問題を解決できる人
試験とはある出題範囲から作成された問題から解法もしくは答えを覚えることで似たようなパターンの問題を解ける人です。 難しいと言われる問題であるほど、既存の知識から得られるパターンが少ないものになります。
障害などをすばやく解決できる人
システムなどで障害が発生したときには、まずどこが原因で発生している障害なのかを突き止めるかと思います。その後、その障害をどう対処するか考え適応させるかと思います。 なので障害の場合、「発生原因の特定」「障害に対する対応策」の2点になるのですが、 「発生原因の特定」は発生パターンをどれくらい知っているか? 「障害に対する対応策」はシステムと解決パターンをどれくらい知っているか? になるかと思います。
画期的な論文を発表した人
これはどういう人が書けるかというのは難しいですが、問題設定がまずとても重要だと思っています。 大量の論文を読むなり教授などの人づてで聞くなりして、解決できそうだけどできていないという問題を見つけること。そして、そこに対していろんな角度から何回も実験を行うことで成果が出ます。
これらを見ていくと、賢さというパラメータは単一ではなくいくつかのパラメータに依存していることがわかるかと思います。 また、賢いという指標自体成功という事象とも密接に絡み合っていることもわかります。 なぜなら、失敗しかしていない人を賢いと思うのはなかなか考えづらいからです。
賢い人の条件
では、賢い人の条件とは何なのでしょうか? 考えた結果以下であると思います。
個人
- 書籍や文章からパターンを覚えられること(モデリング能力)
- 似ているパターンを見つけ出す能力
- やり抜く力
環境・コミュニティ
- パターンを知ることができる環境にいること(書籍、人など)
- パターンに対して解決できる環境があること(人、リソースなど)
広報力
- 問題解決の結果を広く知らせる環境
そう、実は賢いというのは個人の能力だけではないのです。 もちろん何かしら結果を出して、賢いという評価を得ているので個人のちからというのはもちろんあるのですが、それ以上に環境やコミュニティ、さらには広報力も必要となります。 論文を書くことなどはまさしくその一つであり、実験結果が出ても論文が書けなければ、それが正しいのかということを評価できません。
まとめ
賢いという指標は他者がいて初めて成り立つ指標なので、他者が介在しなければ評価されない事象ということに関して「確かにな」と感じ、じゃあなんだろうと思い考えながらまとめてみました。 結局まとめてみると、現代も昔も関係なかったですね。
また今回以下の本からインスピレーションをもらい、この記事を書いてみました。 久しぶりに面白いと思ったのでぜひ。