経ヶ岳(1625m)
2011年9月28日(水)
北アルプスデビューも無事に果たし、ますます山登りにハマっていく私(笑)
今日は地元でも登り応えのある山とされる経ヶ岳(きょうがだけ:1625m)
白山国立公園の南西部に位置し、日本三百名山にも選ばれている。
名前の由来は、かつて戦国時代に一向一揆により麓の平泉寺(へいせんじ)が焼き討ちにあった際、宗徒がこの山に経文を埋めたことから、こう呼ばれるようになったという伝説がある。事実、1997(平成9)年に山頂から経文が発見されたそうだ。
また近くにはもう1つ、経ヶ岳(765m)という山があるが、そちらは混同しないよう保田経ヶ岳とも呼ばれる。
今日も自宅を出発したのは7時過ぎと遅め。
急いで登山口のある六呂師高原(ろくろし)を目指す。
経ヶ岳は、白山火山帯に属する死火山で、白山よりも古い火山(約140万年前)だとされており、この六呂師高原は噴火の際に溶岩流によってできたとされている
登山口は、六呂師高原側からは、保月山(ほづきやま)コースと唐谷(からたに)コースの2つ。
他にも法恩寺山コースや赤兎山縦走コースなどがあるが、今回は最もポピュラーな保月山コースをチョイス。
保月山コースへは、法恩寺広域基幹林道で中腹にある駐車場まで行くのが便利。
だが大野市側の林道入口に行くと、通行止の看板。
完全にバリケードされてなかったので数百mほど進んでみたが、道路工事されていた方に「この先、道が寸断されています」と注意され、敢え無く戻る。
林道は勝山市側からも伸びているが、大きく迂回しないとならず、さらに大幅な時間ロスとなる。となると、六呂師高原にある奥越青少年自然の家から、三角山(799m)を経由して登る方が早いと判断。
8:40 奥越青少年自然の家
高校時代に研修で1度泊まった記憶がある。多分。
登山口がよく分からなかったので、受付で教えてもらい、登山マップも貰う。
登山口は自然の家から500mほど舗装路を進んだ先にある。
9:00 三角山・経ヶ岳登山口(標高約650m)
看板には、経ヶ岳まで約5時間とある。5時間だと山頂到着は14時か。。。
まずは三角山の尾根に向かって、雑木林の道を登っていく。
マップには「雨のあとスリップ注意」と書いてあったが、ほとんどぬかるみはなく、普通に歩くことができた。
9:15 三角山(標高約799m)
オリエンテーリングのチェックポイントがあり、ここから林道出合までは緩やかな登りとなる。
9:30 広域基幹林道出合
なぜか車が1台停まっている。勝山側から走ってきたのだろうか?
9:37 経ヶ岳登山口(標高約890m)
本当ならここから登山開始だったのに(笑)
最初はなだらかな登りだったが、次第に岩が目立ち始め、
そのうち急登な階段となる。
でも前回、北アルプス三大急登の合戦尾根で鍛えられたので、これぐらいはへっちゃら!?
ところでブレている写真が目立つかもしれないが、それは前回の日記のせいなんです(涙)
10:10 アダムとイブの木(標高1110m)
保月山に向かう登山道にある木で、ここで小休止。
なんでアダムとイブなのか?
それはご覧のように、ブナとミズナラ、異なる木々が根元で合体。
どちらもブナ科なので、ありえないことではないが、チョッとこれはR15指定かも(笑)
この付近は美しいブナ林になっており、目を楽しませてくれる。
10:35 保月山山頂(標高1272.8m)
標識と三角点(三等・笹谷)があるだけで、眺望はほとんどなし。
ここで単独行の男性と遭遇。彼は私が引き返した広域林道の行けるところまで車でいき、そこから歩いてこられたそうだ。
大岩展望所からは、これから向かう釈氏ヶ岳(杓子岳)、中岳、経ヶ岳が望める。
徐々に階段が増え、
気が滅入りそうな急登箇所がたびたび出現。
この辺りは、かつての噴火活動を示す溶岩だったと思しき岩が多く、
ご覧のように露出して、ヤセ尾根になっている箇所もある。
丸太組の長い梯子場を慎重に登って、
溶岩だった大岩を迂回する。
眼下には大野盆地とその背後にそびえる百名山の荒島岳(1523m)
11:30 釈氏ヶ岳(杓子岳)山頂(しゃくしがたけ:標高約1440m)
三角点はなく、標識も雪のせいだろか、倒れたままと寂しい。
先ほどまで晴れていたのに、急にガスってきて、ほとんど何も見えない。
小休止した後、次の中岳に向かう。
中岳への道は、それまでの急登がウソのようになだらか。
11:49 中岳山頂(標高約1467m)
釈氏ヶ岳からわずか10分で到着。ここでお湯を沸かしてコーヒータイムにする。
単独行の先客がおられ、話をしていると、林道に停めてあった車の方だった。
勝山方面も通行止の看板があったようだが、無視してそのままあそこまで登ってこられたそうだ。
30分ほど休んだ後、経ヶ岳に向けて出発(12:18)
中岳と経ヶ岳の間は、切窓(きりまど)と呼ばれる鞍部になっており、
中岳から一気に80m近く降下し、再び経ヶ岳へ240mほど登り返す。最後の最後で、この登り返しは本当に堪える。
振り返ると、先ほど通ってきた中岳(右)と釈氏ヶ岳(左)
急登に加え、身の丈近いクマザサに覆われており、ちょっとしたヤブ漕ぎモード。
正直この急登に比べると、先日の合戦尾根など、随分可愛らしく感じてしまう。
すっかりバテバテ状態で、何度も立ち止まるのが増える。
保月山でお会いした方は既に登頂され、ここですれ違った。早いですね~
眼下に広がるのは、池の大沢と呼ばれる古い火口原。
唐谷コースはここを通って、先ほどの切窓で合流する。
13:10 経ヶ岳山頂(標高1625.2m)
登山開始から4時間10分。登山口の看板にあった5時間は下回った。
すっかりガスってしまい、頂上からの眺めはほとんどなかった。
既に他の登山者の姿もなく、私一人で寂しい。
今日のお昼ごはんは、豚骨ラーメン。
いつもなら食後にコーヒーでも飲んでまったりするところだが、
下山も2時間30分ほどかかるので、早々に山頂を後にする(13:40)
(またこれを降りて、登り返すのか・・・)
ヤブ漕ぎしながら下っていく。
途中でクマに出くわしませんように・・・
14:23 中岳山頂
14:37 釈氏ヶ岳山頂
15:10 保月山山頂
ここで小休止。
ブナ林を黙々とひとり下っていく。
ようやく林道が見えてきた(15:33)
中岳で出会った方の車は、もう居なくなっていた。まだ自然の家まではもう少し。
16:25 三角山・経ヶ岳登山口
下りは2時間45分。
ようやく駐車場のある自然の家に戻ってきた。
下山後は、近くの六呂師高原スキー場に移動。
トロン温泉うらら館で入浴し、汗を流した後帰宅。
切窓からの急登は、本当に堪えた。
できればもう登りたくないけど、ガスで何も見えなかったので、やはりリベンジしないといけないよね?!
経ヶ岳(1625m)(三角山・保月山コース)
標高差975m
登り 4時間10分、下り 2時間45分、TOTAL 7時間25分
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北アルプスデビューも無事に果たし、ますます山登りにハマっていく私(笑)
今日は地元でも登り応えのある山とされる経ヶ岳(きょうがだけ:1625m)
白山国立公園の南西部に位置し、日本三百名山にも選ばれている。
名前の由来は、かつて戦国時代に一向一揆により麓の平泉寺(へいせんじ)が焼き討ちにあった際、宗徒がこの山に経文を埋めたことから、こう呼ばれるようになったという伝説がある。事実、1997(平成9)年に山頂から経文が発見されたそうだ。
また近くにはもう1つ、経ヶ岳(765m)という山があるが、そちらは混同しないよう保田経ヶ岳とも呼ばれる。
今日も自宅を出発したのは7時過ぎと遅め。
急いで登山口のある六呂師高原(ろくろし)を目指す。
経ヶ岳は、白山火山帯に属する死火山で、白山よりも古い火山(約140万年前)だとされており、この六呂師高原は噴火の際に溶岩流によってできたとされている
登山口は、六呂師高原側からは、保月山(ほづきやま)コースと唐谷(からたに)コースの2つ。
他にも法恩寺山コースや赤兎山縦走コースなどがあるが、今回は最もポピュラーな保月山コースをチョイス。
保月山コースへは、法恩寺広域基幹林道で中腹にある駐車場まで行くのが便利。
だが大野市側の林道入口に行くと、通行止の看板。
完全にバリケードされてなかったので数百mほど進んでみたが、道路工事されていた方に「この先、道が寸断されています」と注意され、敢え無く戻る。
林道は勝山市側からも伸びているが、大きく迂回しないとならず、さらに大幅な時間ロスとなる。となると、六呂師高原にある奥越青少年自然の家から、三角山(799m)を経由して登る方が早いと判断。
8:40 奥越青少年自然の家
高校時代に研修で1度泊まった記憶がある。多分。
登山口がよく分からなかったので、受付で教えてもらい、登山マップも貰う。
登山口は自然の家から500mほど舗装路を進んだ先にある。
9:00 三角山・経ヶ岳登山口(標高約650m)
看板には、経ヶ岳まで約5時間とある。5時間だと山頂到着は14時か。。。
まずは三角山の尾根に向かって、雑木林の道を登っていく。
マップには「雨のあとスリップ注意」と書いてあったが、ほとんどぬかるみはなく、普通に歩くことができた。
9:15 三角山(標高約799m)
オリエンテーリングのチェックポイントがあり、ここから林道出合までは緩やかな登りとなる。
9:30 広域基幹林道出合
なぜか車が1台停まっている。勝山側から走ってきたのだろうか?
9:37 経ヶ岳登山口(標高約890m)
本当ならここから登山開始だったのに(笑)
最初はなだらかな登りだったが、次第に岩が目立ち始め、
そのうち急登な階段となる。
でも前回、北アルプス三大急登の合戦尾根で鍛えられたので、これぐらいはへっちゃら!?
ところでブレている写真が目立つかもしれないが、それは前回の日記のせいなんです(涙)
10:10 アダムとイブの木(標高1110m)
保月山に向かう登山道にある木で、ここで小休止。
なんでアダムとイブなのか?
それはご覧のように、ブナとミズナラ、異なる木々が根元で合体。
どちらもブナ科なので、ありえないことではないが、チョッとこれはR15指定かも(笑)
この付近は美しいブナ林になっており、目を楽しませてくれる。
10:35 保月山山頂(標高1272.8m)
標識と三角点(三等・笹谷)があるだけで、眺望はほとんどなし。
ここで単独行の男性と遭遇。彼は私が引き返した広域林道の行けるところまで車でいき、そこから歩いてこられたそうだ。
大岩展望所からは、これから向かう釈氏ヶ岳(杓子岳)、中岳、経ヶ岳が望める。
徐々に階段が増え、
気が滅入りそうな急登箇所がたびたび出現。
この辺りは、かつての噴火活動を示す溶岩だったと思しき岩が多く、
ご覧のように露出して、ヤセ尾根になっている箇所もある。
丸太組の長い梯子場を慎重に登って、
溶岩だった大岩を迂回する。
眼下には大野盆地とその背後にそびえる百名山の荒島岳(1523m)
11:30 釈氏ヶ岳(杓子岳)山頂(しゃくしがたけ:標高約1440m)
三角点はなく、標識も雪のせいだろか、倒れたままと寂しい。
先ほどまで晴れていたのに、急にガスってきて、ほとんど何も見えない。
小休止した後、次の中岳に向かう。
中岳への道は、それまでの急登がウソのようになだらか。
11:49 中岳山頂(標高約1467m)
釈氏ヶ岳からわずか10分で到着。ここでお湯を沸かしてコーヒータイムにする。
単独行の先客がおられ、話をしていると、林道に停めてあった車の方だった。
勝山方面も通行止の看板があったようだが、無視してそのままあそこまで登ってこられたそうだ。
30分ほど休んだ後、経ヶ岳に向けて出発(12:18)
中岳と経ヶ岳の間は、切窓(きりまど)と呼ばれる鞍部になっており、
中岳から一気に80m近く降下し、再び経ヶ岳へ240mほど登り返す。最後の最後で、この登り返しは本当に堪える。
振り返ると、先ほど通ってきた中岳(右)と釈氏ヶ岳(左)
急登に加え、身の丈近いクマザサに覆われており、ちょっとしたヤブ漕ぎモード。
正直この急登に比べると、先日の合戦尾根など、随分可愛らしく感じてしまう。
すっかりバテバテ状態で、何度も立ち止まるのが増える。
保月山でお会いした方は既に登頂され、ここですれ違った。早いですね~
眼下に広がるのは、池の大沢と呼ばれる古い火口原。
唐谷コースはここを通って、先ほどの切窓で合流する。
13:10 経ヶ岳山頂(標高1625.2m)
登山開始から4時間10分。登山口の看板にあった5時間は下回った。
すっかりガスってしまい、頂上からの眺めはほとんどなかった。
既に他の登山者の姿もなく、私一人で寂しい。
今日のお昼ごはんは、豚骨ラーメン。
いつもなら食後にコーヒーでも飲んでまったりするところだが、
下山も2時間30分ほどかかるので、早々に山頂を後にする(13:40)
(またこれを降りて、登り返すのか・・・)
ヤブ漕ぎしながら下っていく。
途中でクマに出くわしませんように・・・
14:23 中岳山頂
14:37 釈氏ヶ岳山頂
15:10 保月山山頂
ここで小休止。
ブナ林を黙々とひとり下っていく。
ようやく林道が見えてきた(15:33)
中岳で出会った方の車は、もう居なくなっていた。まだ自然の家まではもう少し。
16:25 三角山・経ヶ岳登山口
下りは2時間45分。
ようやく駐車場のある自然の家に戻ってきた。
下山後は、近くの六呂師高原スキー場に移動。
トロン温泉うらら館で入浴し、汗を流した後帰宅。
切窓からの急登は、本当に堪えた。
できればもう登りたくないけど、ガスで何も見えなかったので、やはりリベンジしないといけないよね?!
経ヶ岳(1625m)(三角山・保月山コース)
標高差975m
登り 4時間10分、下り 2時間45分、TOTAL 7時間25分
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