遥かなる五竜岳(2814m) プロローグ
ひと足先に貰った3連休。
今回も北アルプスに遠征しよう!
8月に撤退した鹿島槍ヶ岳のリベンジも考えたが、今回の山はコレ!
五竜岳(2814m)
※画像は2019年9月27日撮影。
鹿島槍ヶ岳(2889m)と唐松岳(2696m)の間にある後立山連峰の主峰の1つで、日本百名山、日本百高山(第57位)に選定されている。
山名は山頂直下に現れる菱形の雪形が、戦国時代に信州を治めた武田氏の家紋(四つ割菱)に通ずることから、”御菱(ごりょう)”と呼ばれ、のちに”ごりゅう”に転じたともされる。
登頂したいこともあるが、目的の1つはコレ。
山が好き 酒が好き Tシャツ
五竜山荘オリジナルのTシャツで、ずっと前から欲しかった。
実は先月の3連休(9/8~10)の際も五竜岳に行きたかったのだが、肝心の五竜山荘が連日満室で予約が取れず、やむなく奥穂高岳になってしまった。
五竜山荘へのルートは主に2つ。
1つは白馬五竜スキー場からのルートで、ゴンドラ(テレキャビン)・リフト(片道1,700円)で地蔵の頭(1673m)までワープし、ここから遠見(とおみ)尾根を、小遠見山(2007m)、中遠見山(2037m)、大遠見山(2106m)、西遠見山(2268m)、白岳(2541m)と登り詰め、五竜山荘(2490m)に至る最短ルート。
距離約6㎞、累積標高差約1,110m、標準CTは5時間10分(休憩含まず)
しかし私の亀足ではとても標準CTで歩けるはずもなく、亀足倍率1.4倍を乗じ、休憩時間も入れて計算すると、出てきた数値は7時間45分(-_-;)
しかもこの時期のテレキャビンの運転開始は8時15分(平日)
無事始発に乗られたとしても、アルプス展望リフトを乗り継いで地蔵の頭に到着するのは8時40分で、ハイク開始は良くて9時。
そうすると五竜山荘到着は順調?に進んだとしても、16時45分となり大幅な遅着となってしまう。
実は先月の3連休の際も初日(9/8)は山荘が僅かに空きありだったのだが、この遅着がネックで断念せざるを得なかった。
もう1つのルートは八方尾根スキー場からのルートで、以下の2泊3日の行程。
初日は八方アルペンライン(片道1,800円)で八方池山荘(1830m)までワープし、ここから八方尾根を、第3ケルン(2086m)、丸山ケルン(2410m)、ジャンクションピーク(2650m)と登り詰め、唐松岳頂上山荘(2626m)に至る。
距離約4.6㎞、累積標高差約↑921m、↓126m、標準CTは4時間(休憩含まず)
八方アルペンラインの始発時間も8時からで、八方池山荘到着は8時30分頃。
3年前に一度登っており、その時のコースタイム6時間がかかったとしても、15時前には唐松岳頂上山荘に到着する目論見。
2日目は唐松岳頂上山荘から大黒岳(2393m)、最低鞍部(2360m)、白岳(2541m)を経由して五竜山荘(2490m)に向かい、五竜岳山頂にピストンして宿泊。
五竜山荘までは距離約2.8㎞、累積標高差約↑319m、↓449m、標準CTは2時間30分(休憩含まず)
亀足補正すると約4時間で、7時に出発した場合、山荘には11時に到着予定。昼食後山頂往復に3時間かかったとしても十分余裕がある。
3日目はひたすら遠見尾根を下るだけで、
距離約6㎞、累積標高差約↑271m、↓1110m、標準CTは3時間40分(休憩含まず)
多少アップダウンがあるが、登りほど亀足補正する必要はなく、想定CTは4時間。
テレキャビン(片道1,700円)で麓まで降りて、タクシー(約3,000円)もしくは徒歩(約6㎞)で八方まで戻る。
2泊3日での反時計回りのこの行程なら、亀足の私でもなんとか踏破できそうだ。
行程・コースは決まったが、9月中旬までは希望する10/6~8の中日、10/7の五竜山荘の予約状況は満室が続く。
毎日見ていると、当該日の天気予報が発表される1週間前になると、急に空きありもしくは僅かに空きありに変わることが多い。
予報があまり好天じゃないとキャンセルがでるようだが、中にはキャンセル料がかからないからとりあえず予約しておこうという輩も多いようだ。
決行日まで残り2週間に迫った9/21(水)、毎朝確認している予約状況画面を見ると、希望日の10/7が、前日までの満室から残少要電話に変わっていた。
お~ 空いたぞ! 早速予約しよう! おっと、唐松岳頂上山荘の方は…
念のため唐松岳頂上山荘の予約状況を確認すると、空室あり。
よし! ソッコーで白馬館予約センター(0261-72-2002)に電話し予約完了。
唐松岳頂上山荘も難なく予約することができた。
これで残る心配事は、当日の天気のみ。
台風が発生したというニュースを聞くたびに、来ないでくれ~と祈る日々が続く(笑)
2日前になり、ようやくてんくらの登山指数がはっきり表示される。
唐松岳の登山指数(10/6~)
五竜岳の登山指数(10/6~)
なお唐松岳は関東・甲信の長野県、五竜岳は北陸の富山県で表示される。
両方を見比べると、6日午前中はどちらもAで、午後から少し下り坂でBとなる。
気温が3℃と低いのが気になるが、まずまずの予報。
7日は唐松岳はCだが、五竜岳はA。
唐松岳のCは不安だが、唐松岳から五竜岳に向かうのでなんとかなりそう。
最終日の8日はいずれもB。この日は下るだけなので、Bでも仕方ない。
この予報に安堵していたのだが、出発日当日(5日)の予報を見て唖然。
唐松岳の登山指数(10/6~)
五竜岳の登山指数(10/6~)
6日はほぼ変わらないが、7日・8日はいずれもCに悪化。
登山指数Cの中、鎖場や岩稜が続く牛首を通過するのか…
さらに追い打ちをかける別の予報。
五竜岳、唐松岳そのものではないが、その両側に位置する同じ後立山連峰の鹿島槍ヶ岳と白馬岳の予報では、明日(6日)は曇のち雪、明後日(7日)も曇(晴)のち雪。
ゆ、ゆ、雪~?!
最低気温が氷点下なので、雨が雪になるようだ。
(どうする? 中止!? それとも決行する!?)
雪っていってもチラチラ舞う程度で、まだ積もらないよね!?と、希望的観測を自分に言い聞かせながら白馬へ向かう。
遥かなる五竜岳(2814m) 1日目その1に続く…
やっぱり、山っていいね!
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8月に撤退した鹿島槍ヶ岳のリベンジも考えたが、今回の山はコレ!
五竜岳(2814m)
※画像は2019年9月27日撮影。
鹿島槍ヶ岳(2889m)と唐松岳(2696m)の間にある後立山連峰の主峰の1つで、日本百名山、日本百高山(第57位)に選定されている。
山名は山頂直下に現れる菱形の雪形が、戦国時代に信州を治めた武田氏の家紋(四つ割菱)に通ずることから、”御菱(ごりょう)”と呼ばれ、のちに”ごりゅう”に転じたともされる。
登頂したいこともあるが、目的の1つはコレ。
山が好き 酒が好き Tシャツ
五竜山荘オリジナルのTシャツで、ずっと前から欲しかった。
実は先月の3連休(9/8~10)の際も五竜岳に行きたかったのだが、肝心の五竜山荘が連日満室で予約が取れず、やむなく奥穂高岳になってしまった。
五竜山荘へのルートは主に2つ。
1つは白馬五竜スキー場からのルートで、ゴンドラ(テレキャビン)・リフト(片道1,700円)で地蔵の頭(1673m)までワープし、ここから遠見(とおみ)尾根を、小遠見山(2007m)、中遠見山(2037m)、大遠見山(2106m)、西遠見山(2268m)、白岳(2541m)と登り詰め、五竜山荘(2490m)に至る最短ルート。
距離約6㎞、累積標高差約1,110m、標準CTは5時間10分(休憩含まず)
しかし私の亀足ではとても標準CTで歩けるはずもなく、亀足倍率1.4倍を乗じ、休憩時間も入れて計算すると、出てきた数値は7時間45分(-_-;)
しかもこの時期のテレキャビンの運転開始は8時15分(平日)
無事始発に乗られたとしても、アルプス展望リフトを乗り継いで地蔵の頭に到着するのは8時40分で、ハイク開始は良くて9時。
そうすると五竜山荘到着は順調?に進んだとしても、16時45分となり大幅な遅着となってしまう。
実は先月の3連休の際も初日(9/8)は山荘が僅かに空きありだったのだが、この遅着がネックで断念せざるを得なかった。
もう1つのルートは八方尾根スキー場からのルートで、以下の2泊3日の行程。
初日は八方アルペンライン(片道1,800円)で八方池山荘(1830m)までワープし、ここから八方尾根を、第3ケルン(2086m)、丸山ケルン(2410m)、ジャンクションピーク(2650m)と登り詰め、唐松岳頂上山荘(2626m)に至る。
距離約4.6㎞、累積標高差約↑921m、↓126m、標準CTは4時間(休憩含まず)
八方アルペンラインの始発時間も8時からで、八方池山荘到着は8時30分頃。
3年前に一度登っており、その時のコースタイム6時間がかかったとしても、15時前には唐松岳頂上山荘に到着する目論見。
2日目は唐松岳頂上山荘から大黒岳(2393m)、最低鞍部(2360m)、白岳(2541m)を経由して五竜山荘(2490m)に向かい、五竜岳山頂にピストンして宿泊。
五竜山荘までは距離約2.8㎞、累積標高差約↑319m、↓449m、標準CTは2時間30分(休憩含まず)
亀足補正すると約4時間で、7時に出発した場合、山荘には11時に到着予定。昼食後山頂往復に3時間かかったとしても十分余裕がある。
3日目はひたすら遠見尾根を下るだけで、
距離約6㎞、累積標高差約↑271m、↓1110m、標準CTは3時間40分(休憩含まず)
多少アップダウンがあるが、登りほど亀足補正する必要はなく、想定CTは4時間。
テレキャビン(片道1,700円)で麓まで降りて、タクシー(約3,000円)もしくは徒歩(約6㎞)で八方まで戻る。
2泊3日での反時計回りのこの行程なら、亀足の私でもなんとか踏破できそうだ。
行程・コースは決まったが、9月中旬までは希望する10/6~8の中日、10/7の五竜山荘の予約状況は満室が続く。
毎日見ていると、当該日の天気予報が発表される1週間前になると、急に空きありもしくは僅かに空きありに変わることが多い。
予報があまり好天じゃないとキャンセルがでるようだが、中にはキャンセル料がかからないからとりあえず予約しておこうという輩も多いようだ。
決行日まで残り2週間に迫った9/21(水)、毎朝確認している予約状況画面を見ると、希望日の10/7が、前日までの満室から残少要電話に変わっていた。
お~ 空いたぞ! 早速予約しよう! おっと、唐松岳頂上山荘の方は…
念のため唐松岳頂上山荘の予約状況を確認すると、空室あり。
よし! ソッコーで白馬館予約センター(0261-72-2002)に電話し予約完了。
唐松岳頂上山荘も難なく予約することができた。
これで残る心配事は、当日の天気のみ。
台風が発生したというニュースを聞くたびに、来ないでくれ~と祈る日々が続く(笑)
2日前になり、ようやくてんくらの登山指数がはっきり表示される。
唐松岳の登山指数(10/6~)
五竜岳の登山指数(10/6~)
なお唐松岳は関東・甲信の長野県、五竜岳は北陸の富山県で表示される。
両方を見比べると、6日午前中はどちらもAで、午後から少し下り坂でBとなる。
気温が3℃と低いのが気になるが、まずまずの予報。
7日は唐松岳はCだが、五竜岳はA。
唐松岳のCは不安だが、唐松岳から五竜岳に向かうのでなんとかなりそう。
最終日の8日はいずれもB。この日は下るだけなので、Bでも仕方ない。
この予報に安堵していたのだが、出発日当日(5日)の予報を見て唖然。
唐松岳の登山指数(10/6~)
五竜岳の登山指数(10/6~)
6日はほぼ変わらないが、7日・8日はいずれもCに悪化。
登山指数Cの中、鎖場や岩稜が続く牛首を通過するのか…
さらに追い打ちをかける別の予報。
五竜岳、唐松岳そのものではないが、その両側に位置する同じ後立山連峰の鹿島槍ヶ岳と白馬岳の予報では、明日(6日)は曇のち雪、明後日(7日)も曇(晴)のち雪。
ゆ、ゆ、雪~?!
最低気温が氷点下なので、雨が雪になるようだ。
(どうする? 中止!? それとも決行する!?)
雪っていってもチラチラ舞う程度で、まだ積もらないよね!?と、希望的観測を自分に言い聞かせながら白馬へ向かう。
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