パソコン買い換え
2016年のXPのサポート終了に伴い購入して以来、山レポ作成にその力を発揮していた彼ですが、私の不注意でいきなり終焉を迎え、約4年間の短い生涯を終えました。
ち~ん ( ノД`)シクシク…
彼の死因は水死(没)
事の顛末はこうだ。
朝ハイク(藤倉山)に出かける前に自宅でマグカップにお茶を入れて飲んでいたのだが、別のことをしようとして椅子を回転させた際に、椅子の背もたれが彼の近くに置いていたマグカップにぶつかり転倒。中のお茶が彼の身体(キーボード部)にこぼれてしまった。
しかもすぐには気付かず、気付いたのは事故が起こって3分以上経過してからだった。
「背もたれが机の上のカップに当たる?」と思われるかもしれないが、私の使っている椅子は自動車の運転席シートをリサイクルしたもので、”社長の椅子”のようなごっつい背もたれが付いており、それがマグカップにぶつかってしまったのだ。
慌てて対処しようとするも、この時の彼はまだ健在で、ネット画面もちゃんと閲覧できるなど意識がはっきりしていた。
これからハイクに出かけるところで、(こぼれたお茶が少なかったのかも)と正常性バイアスも働いてしまい、ティッシュ等で濡れたキーボード部を拭くだけの簡易的な応急措置で済ましてしまった。
山から戻って彼の容態を確認しようとすると、電源が切れて眠っている状態。
外出中にスリープ状態になっていることはたまにあるので、今回もまたかと電源ボタンを押して起動を試みるも、反応が弱くなかなかスタート画面に移行しない。
何度か繰り返しているうちに、電源のパイロットランプすら点灯しなくなり、
危篤状態に陥ってしまった。
(これはマズい…)
急いで救急車(マイカー)で、彼を購入した病院(パソコンショップ)に緊急搬送。
主治医(ショップ店長)に、彼を渡して状況を説明。
主:「あ~ 水没ですね」
よ:「彼はもうダメなんでしょうか?」
主:「こぼれた場所がちょうど頭脳(マザーボード)の部分で、脳死(ショート)したんですよ」
買い替えはうすうす覚悟していたが、主治医からの非情な宣告。
よ:「せめて彼の記憶(ハードディスク)だけでもなんとかなりませんか?」
主:「わかりました。とりあえず蘇生術を施してみますね」
主治医は緊急手術(分解)し、ハードディスク(HDD)を摘出。
念入りに水分をふき取り、検査装置(PC)で彼の病状の具合を検査。
約20分後、主治医に呼ばれ状況が説明される。
主:「装置に造影(ハードディスク認識)されているんですが、ディスクが正常に回転しておらず、不整脈(異常な振動)も感じられます。このまま植物状態(読取不能)も覚悟して下さい。」
よ:「もう何ともならないのでしょうか?」
主:「より高度なフリーランス専門医(修理業者)に委託すれば復活するかもしれませんが、かなり高額な費用が…」
よ:「高額ってどれぐらいなんでしょう?」
主:「最低でも10万円以上はかかりますね」
よ:「そ、そんなに… わかりました。」
新しいPCの購入にも10万円近くかかり、さらにHDD復旧に10万円以上は痛すぎる。
しかも依頼しても、必ずデータが回復するとは限らないそうだ。
”私、失敗しないので”とは言ってくれないのですね(笑)
この日は新しいPC(内臓ストレージはSSD)を購入し、初期設定等で一旦預け、2日後に取りにくることにし、霊柩車(マイカー)で遺体(HDD)と一緒にショップを後にする。
(あ、あ~ やっちまった… Orz)
PC購入の出費(約10万円)も痛いが、一番痛いのはHDDが復旧できないこと。
このHDDにはこれまでの10年近くに亘る山行の全記録を始め、バイクに乗っていた頃の日本一周などのツーリングの全記録、デカ盛り歩きの全記録など、20年間にも及ぶ膨大なデータが入っている。
その量は少なくとも100GB以上あり、画像ファイル数でも20万枚以上に及ぶ。
もちろん一部のデータは記憶媒体(DVD-R、USBメモリー)に残っているが、この数年間のモノはなし。
媒体に保存されていないデータもブログの管理画面からエクスポートできるのもあるが、アップされているのはリサイズや加工されたモノでオリジナルでないものがほとんど。
そしてブログにアップしていない画像も多数あり、HDDが回復しないとこれらのデータは永遠に失われてしまう。
実はこういう時のために、4年前に外付けHDDを購入していたのだが、
全く使っておらず、未開封のまま放置していたという大失態を犯していた。
単なるデータではなく、私の青春の想い出が詰まっており、まさにプライスレス。
大枚をはたいてでもHDDを復旧させたいが、やはり更なる出費は痛過ぎる。
そこで翌日、彼を丸1日扇風機の風に当てて乾燥させるという蘇生術を施し、一縷の望みをかけて病院(PCショップ)へ。
よ:「昨日丸1日乾かしたので、駄目元でもう一度診てもらえませんか?」
主:「分かりました、もう一度やってみましょう」
主治医(店長)が再度彼を検査装置にかけると異変が!
2日前は認識してもうんともすんともいわなかったHDDが、今回正常に読み取りを始めており、不整脈(異常な振動)も感じられないとのこと。
良かった~ 生き返ったぞ~!
ただデータ容量とデータ数が半端なく多いので、20分経ってもなかなか読み取りが終わらない。
閉店時刻になったので、このまま彼(HDD)と外付けHDDを入院させて移植手術(データ移行)を依頼し、明日また来ることにする。
容態が急変しなければいいのだが…
翌日、恐る恐るショップに向かうと、店長さんがニッコリとした笑顔で、
主:「手術(データ移行)は成功です!」
やはり大量のデータ(130GB)のせいで読み取り完了まで1時間近くかかったそうだが、その後外付けHDDへの移行作業は難なく終わったとのこと。
あの~ いかほどでしょうか?
手術代(データ移行料金)として16,500円(メロンなし)かかったが、専門業者に診てもらうより1/6ほどに抑えられた。
店長さん、数日間にわたってお手間をとらせすみませんでした。
データ復旧、本当にありがとうございました。
ところでメロンは頂けないのですかね(笑)
データが復活し全て解決したかに思えたが、新たなる問題も発生。
これまで撮影した画像をリサイズ(サイズ変更)したりするのに、googleのPicasa(ピカサ)という無料の画像編集ソフトを利用していたのだが、2016年3月にサービスが終了しており、新規ではダウンロードできなくなっていた(涙)
100枚以上の画像でも一括してリサイズしたり、所有権ロゴを入れたりでき、新たにパソコンに取り込んだ画像も自動で検出してくれるなど、個人的には非常に使いやすいソフトだった。
後継ソフトを探すも、無料だとお試し版が多く、使い勝手もイマイチなので、とりあえずオンライン形式の無料画像編集ソフト(PIXLR X)で凌いでいる状況。
もしおススメの無料編集ソフトがあれば教えて下さい。
(教訓) データのバックアップはこまめに。消えてからでは遅い。
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