【初心者必見】あれ?意外と簡単?遭難時に生死を分ける「3つの基本行動」!
登山を楽しむ以上、遭難は「他人ごと」ではありません。そこで必要なのが遭難時の「セルフレスキュー」。今回編集部員がjRO主催のセルフレスキュー講習会に参加し、レポート取材。セルフレスキューの重要性はもちろん、思ったよりも難しくなかった!という体験を紹介します。
2022/12/27 更新
監修者
一般社団法人日本山岳救助隊 隊長(※2018年4月取材当時)
北島英明
制作者
YAMA HACK編集部
月間350万人が訪れる日本最大級の登山メディア『YAMA HACK』の運営&記事編集担当。山や登山に関する幅広い情報(登山用品、山の情報、山ごはん、登山知識、最新ニュースなど)を専門家や読者の皆さんと協力しながら日々発信しています。
登山者が「安全に」「自分らしく」山や自然を楽しむサポートをするため、登山、トレイルランニング、ボルダリングなどさまざまなアクティビティに挑戦しています。
YAMA HACK編集部のプロフィール
アイキャッチ画像出典:PIXTA(編集:YAMA HACK編集部)
遭難は「他人ごと」ではない。その理由は・・・

撮影:YAMA HACK編集部
暖かくなってくると、山へ行く登山者は増えてきます。しかし、それと同時にテレビやネットで見かけるようになるのが”遭難”のニュース。自分や同行者に万が一のことが起きた時、あなたは正しく対処できますか?

撮影:YAMA HACK編集部(講師は一般社団法人 日本山岳救助隊 隊長の北島英明氏※2018年4月取材当時)
先日、jRO(日本山岳救助機構)の主催で「自救力(セルフレスキュー)アップ講座」が開催されました。
今回は講座の内容から安全登山に役立つ「最低限抑えておきたいポイント」について、編集部がピックアップして紹介します。
ヒヤリハットは遭難のサイン?

出典:PIXTA
ほとんどの人は、自分が行っている登山に対して遭難の可能性がないと思いこんでいます。そのため、そこに潜む危険の認識、必要な知識や技術の習得が十分でないのが現状です。

YAMA HACK編集部作成(データ元:一般社団法人日本山岳救助隊捜索事例資料)
しかし、講師の北島さんによると、遭難の多くは危険が低いと思われている日帰りで起こっているそうです。
皆さんにも登山をしていて、ヒヤリとした経験はないでしょうか?その時は運良く無事でしたが、遭難や重大事故につながる可能性があったと思うととても怖いですよね。
(グラフのn数は一般社団法人日本山岳救助隊捜索事例資料[以下、資料]の事例数です)
遭難者には3つの傾向があった!