冬は低山、のあとはやっぱり温泉でしょ!
東京近郊には、少しの登りで大パノラマが満喫できる山が多くあります。特に冬は空気が澄んでいるので、山からの展望を楽しむにはもってこいの季節!基本的に2,000mを下回る標高が低い山々なので、夏は暑すぎる反面、秋から冬がベストシーズンとなります。
さらに、山の周囲に温泉が湧いていることも多く、下山後に温泉を楽しむこともできます。だからこそ冬には、低山と下山後の温泉のセットが魅力たっぷりでおすすめなんです!
奥多摩・奥秩父エリア
まず最初に、奥多摩・奥秩父に広がる山を温泉とセットで紹介します。奥多摩へはJR青梅線、甲州高尾山や入笠山といった山梨県以西の山へはJR中央本線一本で登山口近くまで行ける手軽さが魅力です。
御前山
大岳山や三頭山と共に奥多摩三山に数えられる標高1,405mの山で、ブナやミズナラ、カツラなどの自然林を多く残しています。また、カタクリの咲く山として花の百名山にも選ばれています。
健脚者が登りごたえを感じられるコースが多く、三頭山や大岳山への縦走コースも延びています。山頂からの展望を期待する山ではなく、トレッキングを満喫できる山となっています。
鷹ノ巣山
JR奥多摩駅から雲取山へ向かって西に長く延びる稜線「石尾根」の中間付近に位置する山で、標高は1,736mと東京都内の山でも高峰です。石尾根は道幅が広く、高原のような景観で景色も良いのが特徴で、山頂は南側が開けて眼下に奥多摩湖、対面に奥多摩主脈の山々、遠くに丹沢山地や富士山まで見渡せます。
コースが豊富でコース取りも自在にでき、どのコースも充実感があるので、週末には都心から多くのハイカーがやってきてこの山を目指します。
【この山のあとにはこの温泉!】
奥多摩温泉もえぎの湯
日本最古の地層、古生層から湧き出る源泉100%の温泉を楽しめます。
場所:JR奥多摩駅から徒歩10分
営業時間:
[4月~11月]10:00~20:00(受付終了19:00)
[12月~3月]10:00~19:00(受付終了18:00)
定休日:月曜日※月曜が祝日の場合は翌日
料金:950円(大人)
泉質:メタほう酸・ふっ素
大菩薩嶺
大菩薩嶺は、奥多摩湖の西方、山梨県にある標高2,057mの山で、日本百名山の一座です。バスで1,600m付近まで行けるのでトータルの標高差は少なく、緩やかで登山道も整備されているので、2,000m級ですが初心者も登りやすい山です。
山頂は展望がありません。富士山を望める大菩薩峠や富士見平、開けた稜線を気持ちよく歩ける大菩薩峠・雷岩間からの眺めを楽しみましょう。
【この山のあとにはこの温泉!】
大菩薩の湯
ph10の高アルカリ温泉のマイルドな湯を楽しめます。
場所:JR塩山駅からバスで25分
営業時間:10:00~21:00(受付20:00まで)
定休日:
・毎週火曜日(祝日の場合は翌日)
・祝日の翌日(この日が火曜日の場合はその翌日)
・年末年始:12/29〜1/3
料金:
[3時間以内]620円(大人/市外在住者)
[1日券]1,040円(大人/市外在住者)
泉質:高アルカリ性温泉
甲州高尾山
富士山や南アルプスの眺望が登山者に人気の山で、標高は1,106m、大菩薩嶺の南西にあります。過去に何度も山火事に見舞われたことがあり、それによって富士山側の展望が良くなったという経歴があります。
尾根道に出る見晴らしの良い稜線歩きとなり、南アルプスを眺めながら山頂へ向かいます。一般的には北側の大滝不動尊から登り、大善寺へ下るコースとなります。
【この山のあとにはこの温泉!】
勝沼ぶどうの丘 天空の湯
甲府盆地の夜景が楽しめる露天風呂がGOOD!
場所:JR勝沼ぶどう郷駅からバスで6分
営業時間:8:00〜22:00(受付21:00まで)
定休日:年中無休
料金:760円(大人)
泉質:アルカリ単純泉
入笠山
入笠山は、南アルプスの北端に位置する標高1,955mの花の宝庫として知られている山で、山頂付近までゴンドラリフトや車を使って登ることができ、初心者でも山頂まで気軽に向かうことができます。山の周囲には大阿原湿原や入笠湿原があり、湿原のハイキングも楽しめます。山頂からは眼前に迫力のある八ヶ岳や日本アルプスの山々、富士山を望めますよ。また、冬には北東側にある富士見パノラマリゾートでスキーも楽しめます。
【この山のあとにはこの温泉!】
ゆ~とろん水神の湯
8種類の石造りの露天風呂が100%源泉かけ流しで楽しめます。
場所:JR富士見駅からタクシーで10分
営業時間:
[平日]11:00~19:30(受付19:00まで)
[土日祝]11:00~20:30(受付20:00まで)
定休日:毎週水・木曜日(1月・2月・8月は木曜定休、祝日・年末年始・GWは無休)
料金:950円(大人)
泉質:単純硫黄泉