2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

みどりの学術賞

24日には、みどりの式典に出席して、内閣府みどりの学術賞を受賞しました。 受賞理由は、ヒヨドリバナの研究や「花の性」の執筆などを通じての繁殖生態学への貢献と、植物レッドデータブック編集などを通じての保全生態学と社会への貢献です。どちらも私ひと…

鴨川ホルモー

Yahoo映画レビューなどでの投稿者の評価は高く、レッドクリフIIをしのいでいる。しかし、この高得点は原作に負うところが大きいと思う。原作ファンとしては、残念ながら原作の良さを生かしきれていないと感じた。「映画としてやれることはやりつくしている。…

フトヒルムシロ

福岡県RDB見直し調査で昨日訪問した場所には、フトヒルムシロが自生している池がいくつかあった。ちょうど柱頭が開いていた。フトヒルムシロは春に開花したあと、夏には浮葉を落とし、秋に展葉するそうだ。千島やサハリンまで分布する北方系の種なのに、夏緑…

ケサギゴケ

ムラサキサギゴケは路傍や畦道などに普通の植物だが、本「種」には生態的に異なるいくつかの系統が含まれているようだ。下の写真の植物はそのひとつであり、宮崎県のMさんは「ケサギゴケ」と呼ばれている。九州では水田の畦に多い型である。花茎に白い開出毛…

これは何でしょう?

写真を見てすぐにわかった人は、相当な植物通だ。

森の中の「屋上緑化」

英彦山でもシカが増えていて、林床には悲しいほど植物が生えていない。ところが、予期せぬ場所に、かつての面影をとどめるシダ群落があった。鬼杉谷にある「英彦山野鳥の森観察舎」の屋根の上である。写真のように、オオクジャクシダが群生していた。かつて林…

謎のサクラの正体

先週、英彦山で見た、種名不詳のサクラ(写真)は、どうやらオオシマザクラのようだ。望雲台の岩壁に生えていたので、現地では自生種であることに疑問を抱かなかった。しかし、高住神社周辺にはサクラ類が植栽されているので、その中にオオシマザクラがあった…

テトリス末期状態

新学期はそれだけでも忙しいのだが、今年はJBONワークショップ(5月8-10日)の準備が加わった。JBONワークショップの紹介を書きたいのだが、その時間がとれないまま、日を重ねている。もうすぐ、分科会のプログラムが固まるので、その時点で紹介したい。 土…

「鴨川ホルモー」−バカバカしさを究めるエネルギー

京都に滞在した週末には、ひさしぶりに鴨川べりを歩いた。出町柳の上流側ではちょうど桜が満開であり、下鴨神社の緑、鴨川のせせらぎとのコントラストが心地よかった。鴨川の水は、北山の雲が畑に発し、およそ13kmを流れて出町三角州に至る。ここで高野川…

KさんMさんおめでとう

今日は、東京から京都に移動し、KさんとMさんの結婚式に出た。下鴨神社での挙式に参列させていただいた後、東山山荘での披露宴、屋外パーティ、京阪三条での二次会に出て、0時をまわってからホテルにチェックインした。 今日の京都は、あいにく小雨が降る天…

新年度も多忙

4月のスケジュール表を見て、空き日があるので、面談できないかという依頼が相次いでいる。そこで、「JBONコンファレンス連絡調整」「新卒業研究生指導」などを日程に書き込んだ。 http://seibutsu.biology.kyushu-u.ac.jp/~yahara/schedule/schedule2009nen…