旧統一教会への献金巡る「裁判を起こさない」念書は無効、最高裁が教団側の勝訴判決を破棄

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 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元信者が違法な勧誘で献金させられたとして、元信者の長女が教団側に約6500万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(堺徹裁判長)は11日、元信者が教団側と結んだ「裁判を起こさない」とする念書について、「公序良俗に反し、無効」との判断を示した。

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と元信者が結んだ献金を巡る念書は「無効」とした最高裁の判断について記者会見する原告女性(手前)(11日午後、東京都千代田区で)=西孝高撮影
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と元信者が結んだ献金を巡る念書は「無効」とした最高裁の判断について記者会見する原告女性(手前)(11日午後、東京都千代田区で)=西孝高撮影

 5人の裁判官全員一致の意見。同小法廷は、「念書は有効」として教団に対する原告側の請求を却下するなどし、教団側勝訴とした1審・東京地裁判決と2審・東京高裁判決を破棄し、審理を同高裁に差し戻した。

最高裁に向かう原告(中央)ら(11日午後2時2分、東京都千代田区で)=杉本和真撮影
最高裁に向かう原告(中央)ら(11日午後2時2分、東京都千代田区で)=杉本和真撮影
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