男K1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 09:57 UTC 版)
死刑囚一家の主だった男K1は事件当時60歳・指定暴力団道仁会系暴力団「北村組」組長だった。死刑囚K1は死刑確定直後の2011年末に福岡拘置所から広島拘置所へ移送され、2019年(令和元年)10月1日時点で死刑囚として広島拘置所へ収監されている。 妻K2には男女の子供5人(男3人、女2人)がいたが、K1はK2の3人目の夫で、K1の実子は計2人(K4とその年子の弟)だけだった。15歳年下の妻K2が身長170センチメートル(cm)・体重100キログラム(kg)近くと大柄な女で気性の荒い性格だったのに対し、夫K1は身長160cmと小柄で態度も小さく、事件を報じた『週刊新潮』(新潮社)は2人を「ノミの夫婦」と形容した。 高校を卒業後に福岡市へ出て和菓子職人の仕事をしていたK1は24歳, 25歳ごろに地元・大牟田市へ戻りタクシー運転手に就職したが、7,8年程度で退職すると暴力団幹部お抱えの運転手となり、やがて自分も覚醒剤を乱用するようになった。K1は「暴力団幹部としては温和な性格だが若い衆には人一倍厳しい」性格だったため北村組には人が居付かず、事件当時組に所属していた子分(組員)は5人程度で、組の実権はほとんど妻K2が握っていた。事件発生年の2004年5月には車上狙いで逮捕されたことから上部団体により「組長なのに恥さらしだ。破門にする」という話が出たが、一部の親分が「年も年だから勘弁してやってくれ」と仲裁したため破門は見送られた。
※この「男K1」の解説は、「大牟田4人殺害事件」の解説の一部です。
「男K1」を含む「大牟田4人殺害事件」の記事については、「大牟田4人殺害事件」の概要を参照ください。
- 男K1のページへのリンク