き‐ち【機知/機×智】
機知
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:49 UTC 版)
「レーガン大統領暗殺未遂事件」の記事における「機知」の解説
レーガンは出血を伴う重傷を負っていたにもかかわらず意識ははっきりしており、自らの胸から弾丸を取り除く手術の前には執刀外科医に対して、「諸君がみな共和党員だといいんだがねぇ」とジョークを飛ばす余裕さえ見せた。執刀外科医は民主党員だったが、「大統領、今日一日われわれはみな共和党員です」と答え、レーガンを喜ばせている。 また、事件の知らせを受け病院に直行した妻のナンシーに対しては「ハニー、僕は避けるのを忘れていたよ(Honey, I forgot to duck)」と冗談を言った。これは1926年のボクシング・ヘビー級選手権でジャック・デンプシーの敗戦のコメントを引用したものであった(デンプシーはジーン・タニーに負けた後、「何が起こったの」と尋ねる妻のエステレ・テーラーに対し、「ハニー、僕は避けるのを忘れていた」と応えた)。 レーガンのこのような機知は事件後に公にされ、「危機の際にもユーモアを忘れない」という、指導者のあるべき姿を体現したものとして称賛の対象となった。その後、レーガンは高齢者としては驚異的なスピードで回復し、事件から約3週間後には公務に復帰している。 後にレーガンは共和党大会での演説中、飾りつけの風船が破裂し周囲が銃撃があったのかと勘違いし騒然とすると「奴(ヒンクリー)は、またしくじった」とジョークを飛ばし、聴衆を大いに沸かせた。
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「機知」の例文・使い方・用例・文例
- 簡潔は機知の精髄;下手の長談義
- そのエッセイは機知とユーモアに富んでいる
- 彼の話は機知がきいていた
- 彼女の会話はきらめくような機知に富んでいた
- その作家は機知に富むので有名だった
- 彼女の話は機知にあふれていた。
- 彼女の機知にはみんなビックリさせられる。
- 彼は頭が切れるでもなく機知に富むわけでもない。
- 彼は機知に富んだ人だ。
- 彼の講義は彼の機知に富んだジョークで終わった。
- 聴衆はコメディアンの機知をおもしろがった。
- 私の兄はとても頭がよく機知に富んでいるので、議論をしても負けてしまいます。
- 私の兄はとても頭がよく機知に富んでいるので、議論をしても負けています。
- 君は私の知っている中で憎たらしいほど機知に富んだ人だよ。
- 機知は会話に趣を添える。
- 機知とユーモアを兼ね備えている。
- 簡潔は機知の精髄。
- 会話にとって機知は食物に対する塩のようなものである。
- 簡潔は機知の精髄, 言は簡を尊ぶ.
- 風俗喜劇 《社交界の軽薄・因襲などを風刺する機知に富んだ喜劇》.
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