東北〜関東
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 06:00 UTC 版)
ユミ子 11、12巻に登場。輪太郎と陣太郎が客引きバイトをする浅虫温泉のカモメ旅館経営者の娘。バイト終了後の輪太郎らと共に自転車ツーリングに旅立つが、実はそれは嫌な縁談を押し付けられていることの両親への面当てが目的だった。 鉄男 12巻に登場。陸中山田の漁師の家の子供。父親を失った寂しさから嘘ばかりついて、憎まれっ子となっている鉄男を慰めて欲しいと、鉄男の姉から乞われて輪太郎たちは、滞在する。 南郷秀丸 12、13、36、37巻に登場。鹿児島県出身。自転車日本一周、それも無銭旅行をモットーとする人物で、口癖のように西郷さんを引き合いに出す。家業は廃品回収業のようだが、家族を放置して旅に出ている等、あまり出来た大人ではなく、奥さんからも信用されていない。 大船渡の漁港で輪太郎と陣太郎が出会い、豪放磊落な人当たりと無銭旅行のやり方に興味を覚え、数日間行動を共にするが、南郷のやり方が他人を騙したり、他人の財布は平気で利用するなどモラルの面で問題有りと感じた輪太郎と陣太郎は結局、南郷と別れる。 鹿児島に着いた輪太郎が、偶然に再会する。陣太郎に家族の不幸を告げる必要があった輪太郎は、むしろ彼を利用できないかと考えるが、結局のところ、金銭面で利用される。 三枝先生と山梨第五高校サイクリングクラブ 13、14、17巻に登場。仙台に向かう国道で出会った山梨第五高校の女性教師、三枝先生に引率されるサイクリング部。黒木は苦学生であるせいか、日本一周を自慢しているかのように見える輪太郎、陣太郎に反発し、乾分格の荒巻ともども様々な嫌がらせを、輪太郎らに仕掛ける。 その後、山梨の母校で輪太郎らと再会する。この時は輪太郎らは赤松が目論むサイクリング部廃部を阻止し、併せて持ち上がった自殺騒動を収拾するために協力する。 鈴木さん 14巻に登場。会津若松市の会津塗り漆器職人。この道28年と呼ばれる彫り師ながら、なぜか彼の前で自転車の話は禁物とされていた。鈴木さんは、輪太郎らの自転車を見て興味を示し、裏磐梯へのサイクリングに彼らを誘う。マレー半島攻略作戦に、日本陸軍の銀輪部隊兵士として従軍しており、自転車の話題は戦争の記憶に直結するため、その過去を知る周囲の人々から配慮されていた。 日下部団長 15巻に登場。猪苗代湖湖畔にて、キャンプをしていたところを、父の危篤を知らせる電報を受け取った輪太郎が、強行軍で東京に戻る際に遭遇した暴走族のリーダー。手下の仕掛けた威しで、輪太郎の自転車は大破するが、事情を察した日下部は、輪太郎の自転車を修理し詫びを入れる。 山口正美 15巻に登場。ニセ電報騒動に反発して、実家を飛び出した輪太郎が高崎駅前で出会った女性輪行ツーリスト。いわゆるボク少女で、当初は男性を装っていたが、壊れた自転車を輪太郎が修理したことから打ち解け、「潮騒」ばりのロマンスに発展しかける。ユースホステルに母から輪太郎宛てに来ていた手紙を盗み見して事情を察し、帰宅しない輪太郎を自宅に招くが、わざと輪太郎が反発するような言動をして、別れる。 八十島大吉 16巻に登場。三浦半島横須賀付近で輪太郎一行が出会う老サイクリスト。自分を「おとうさん」と呼ばせ、「71才日本一周」の幟を立てて走るとおりの高齢ながら、体力では陣太郎以上に若く、人生経験というものを感じさせる老人である。輪太郎と田沼かおるの仲をさりげなく取り持って去って行った。 赤松 17巻に登場。山梨第五高校の教師で、三枝先生の同僚。PTA会長の意を受けて、サイクリング部の解散を画策するが、そのため青木が原樹海での自殺騒動が持ち上がる。
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