塩酸塩とは? わかりやすく解説

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塩酸

分子式ClH
その他の名称塩化水素、Muriatic acid、Hydride chlorine、Chlorohydric acid、Hydrochloric acidHydrogen chloride、Hydridochlorine、Anhydrous hydrochloric acid無水塩酸、ムリアチン酸、Hydrochloride-
体系名:塩酸塩、塩酸、ヒドリド塩素、塩酸塩-


塩酸塩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/27 07:41 UTC 版)

塩酸塩(えんさんえん、Hydrochloride)は、塩酸アミン等の有機塩基と反応した結果生じるである。フランス語を用いてchlorhydrateとも書く。また、かつて塩酸のことをmuriatic acidと呼んだことから、かつてはmuriateと言った。

例えば、ピリジン(C5H5N)が塩酸(HCl)と反応すると、ピリジン塩酸塩(塩化ピリジニウム)が生じる。分子式は、C5H5N・HClまたはC5H5NH+ Cl-と書く。

利用

不溶性のアミンを塩酸塩にすることは、それらを可溶化するための常套手段である。この性質は、薬品となる物質には特に望ましい[1]European Pharmacopoeia(欧州薬局方)は、薬品中の活性物質として、200を超える塩酸塩を収録している[2]。これらの塩酸塩は、遊離塩基と比べ、消化管内で溶解しやすく、より速く血流に吸収される。さらに、多くのアミン塩酸塩は、各々の遊離塩基と比べ、消費期限が長くなる。

関連項目

出典

  1. ^ Stahl, P. Heinrich; Wermuth, Camille G., eds (2011). Pharmaceutical Salts: Properties, Selection, and Use (2nd ed.). John Wiley & Sons. ISBN 978-3-90639-051-2 
  2. ^ European Pharmacopoeia 7th Edition 2011, EDQM.

塩酸塩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/19 07:54 UTC 版)

ラモセトロン」の記事における「塩酸塩」の解説

ラモセトロン塩酸塩 (ラモセトロンえんさんえん、ramosetron hydrochloride) は、セロトニン5-HT3受容体拮抗剤 (5-HT3 antagonist) 。分子式は C17H17N3O•HCl外見白色または微帯黄色結晶日本や一部の東南アジアでのみ認可されている。日本ではアステラス製薬から制吐薬ナゼア (Nasea)、下痢過敏性腸症候群治療薬イリボー(Irribow)として製造販売されている。

※この「塩酸塩」の解説は、「ラモセトロン」の解説の一部です。
「塩酸塩」を含む「ラモセトロン」の記事については、「ラモセトロン」の概要を参照ください。

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