ヒトがベースのB.O.W.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 14:25 UTC 版)
「バイオハザード4」の記事における「ヒトがベースのB.O.W.」の解説
エルヒガンテ (El Gigante) プラーガに寄生された人間に遺伝子操作を施した結果、「巨人」の名が示す通り異様な巨体へ変貌を遂げたクリーチャー。 その身長は2階建ての家屋ほどもある。圧倒的なパワーと耐久力を持ち、強烈なパンチや体当たりを繰り出すほか、村に出現する個体は大岩を投げ飛ばし、立ち木を引き抜いて振り回す。しかし、知能と理性は皆無で同族のガナードにさえ襲い掛かるほど凶暴化したため、生み出されたのはわずか数体のみ。耐久力にも限界があり、一定値を超えるダメージを受けると膝をついて動きを止め、弱点の寄生体が再生のために活発化し、背中から露出する。村に出現する個体は皮膚が薄い灰色だが、古城の地下の採掘場を超えた先の溶鉱炉ではより耐久力の増した赤色の皮膚の個体が2体同時に登場する。 ノビスタドール (Novistador) プラーガの応用実験で生み出された昆虫と人間の混合体。名前は「見えざる者」を意味する。 全身を覆う外殻の色を自在に変化させる擬態能力で名前の通りに身を隠し(風景の揺らぎ、眼光、吐息、移動時の水しぶきで位置は判別可能)、鋭い爪や飛び蹴り、酸を吐きだして獲物を狩る。 擬態能力を持たない失敗作(サラザール曰く「できそこない」)である「飛行タイプ」も多数存在し、それらは背中の翅で宙を飛び、群れをなして標的を襲う。ベースは人間ながら手足のあるフォルム以外は人間の面影は全くなく、古城の一角に巨大な巣を作って盛んに繁殖を続けている。 ヴェルデューゴ (Verdugo) 詳細は後述。 リヘナラドール (Regenerador) ひとりの人間に複数のプラーガを寄生させる実験で誕生した怪物。名前はスペイン語で「再生者」を意味する。 名前通りに身体の欠損個所を短時間で修復できる異様な代謝能力、それに伴う高い耐久力を獲得している。 しかし、細胞組織が脳から内臓に至るまで変質しているために人間の知能はなく、単に獲物に対して食らいつくだけの生ける屍と化している。乾いたような薄紫色の皮膚、鋭い牙を持ち常に涎を垂らす口、古い電球のように揺らいで赤く輝く眼球といった醜悪な外観を持ち、歩行速度は遅いが、腕を遠くに伸ばして相手を引き寄せて噛み付いたり、丸太のように肥大させて殴りつける。足を欠損してもなお、全身を揺らしながら地を這い対象を目前にすると跳躍して噛み付いてくる。 倒すにはライフルにサーモグラフィーを着けて温度差の映像からプラーガの寄生位置を確認し、一体ずつプラーガを倒してゆく。もし背中側にプラーガが着いている場合は足を撃って転ばせ背面が見えたところでプラーガを撃つ。大量の弾薬を消耗するが通常攻撃を加え続けることでも倒せないことは無い。うまく攻撃をかわし近づき、足をナイフで切り付け転ばせて切り続けても良い(ただし数十回は切りつける)。 アイアンメイデン (Iron Maiden) リヘナラドールに更なる改良を加えた強化版。攻撃が中世ヨーロッパの拷問具「鉄の処女」を彷彿とさせるため、この名がついた。 皮膚は暗い灰色になり眼球は退化し、口は鼻先まで縦に割れているなど、リヘナラドールより醜悪な外観を持つ。全身の皮膚に1メートル以上にも伸びる針を無数に隠し持っており、伸縮自在の手で捕らえた獲物を自らの身体に叩きつけるように引き寄せ、「鉄の処女」の如く串刺しにする。 U-3 プラーガを用いた応用実験により誕生した複数の生物の遺伝子(人間、昆虫、爬虫類)を持つ合成生命体。 名前は三種類の遺伝子の3と、究極の意味を表す「ultimate」を略したのをつなげたもの。 各生物の特徴の調整が不完全なため、非常に歪で醜悪な姿となった。舌が異様に伸びた人間の上半身に昆虫の腹部でその巨体をトカゲのような4本の足を持つ異質な見た目をしている。 3段階に形態が変化し、第1形態は左腕の触手を鞭のように振り回し、相手に叩きつけたり首に巻き付けて頸椎をへし折る。第2形態は人間部分の背中から大型のプラーガが露出し、巨大なハサミのようなアゴで相手を切り裂く。ダメージの蓄積によって人間部分が機能を失い、プラーガが直接肉体を制御しているのが第3形態で、巨大なアゴで地中を掘り進み、地中から奇襲攻撃を仕掛けてくる。
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