タ2800形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 03:02 UTC 版)
1955年(昭和30年)7月15日にタキ4000形より3両(タキ4002,タキ4007,タキ4008→タ2800,タ2802,タ2803)が専用種別変更改造(濃硫酸→液化アンモニア)され形式名は新形式であるタ2800とされた。 番号に欠番が生じているのは当初5両の改造工事が予定されていたが2両が中止になったためである。種車となった車両は、1937年(昭和12年)8月13日から同年8月21日にかけて新潟鐵工所にて製作された車両である。 改造に際してタンク体はボイラー鋼板(SB42、現在のSB410)にて新製されマンホール弁を装備した。 所有者は日東化学工業であり、その常備駅は東海道本線貨物支線(通称、高島線)の新興駅であった。 塗色は白であり、全長は10,450mm、台車中心間距離は6,500mm、実容積は22.9m3、自重は25.1t-26.2t、換算両数は積車4.0、空車2.6、最高運転速度は75km/h、台車はアーチバー式のTR20である。 1973年(昭和48年)5月28日に3両そろって廃車となり同時に形式消滅となった。
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