ぼーるとは？ わかりやすく解説

最も一般的なジャグリング道具。ジャグリングといえばボールを使ったお手玉を連想する人も多い。

ボールとビーンバッグの最大の違いはボールは落としたときにバウンスするという事。ビーンバッグの項でも述べたようにこれはジャグリングをする上では非常に厄介な性質ではあるのだが、この性質を逆に活用する事でバウンシングという新しい分野を開拓する事ができる。バウンシングで使われるボールのことを特にバウンシングボールという。

もちろんビーンバッグでできる事はすべてボールで行う事ができる。ボールは軌道が安定し、形がくずれないことから見た目にうつくしく、適度な重さから手にもよくフィットする。ある程度上級者になったら硬いボールを使った方がジャグリングはやりやすく感じるものである。

ボールには多くの種類がある。安価で簡単に手に入ることからも初心者がよく使うのがラクロスボール。これはジャグリングショップではなくてもスポーツ用品店で購入することができる。テニスボールは大きさは手ごろだがジャグリングするのには少し軽すぎるきらいがある。

最も高価なボールは恐らくシリコンボールといわれるボールであろう。その表面の滑らかさ、見た目の美しさ、そしてバウンスのよさは第一級品である。また汚れや傷がつきにくいという利点も持っている。唯一の欠点を挙げるなら値段が高すぎること。驚くなかれたった1個のボールを買うだけで5000円近くもするのである。一度買ってしまえば、ほとんど永久的に使えるという点ではお買い得かもしれないが、なにはともあれ最初のうちはもっと安いボールで練習することをお勧めする。シリコンボールで練習しているうちにボールが飛び散って何個かをなくしてしまうという笑えない悲劇は毎年のように繰り返されているのである。