科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が発行する「STI Horizon(エスティーアイ ホライズン)」誌は、科学技術・イノベーション政策に資する情報をお届けして参ります。
スペシャルレビュー(アンケート)を実施しております。当誌に関するご意見をお寄せください。
目次:2024 冬号 (Vol.10 No.4)
はじめに
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STI Horizon 2024冬号発行に当たって
- STI Horizon 誌編集長 赤池 伸一
(科学技術・学術政策研究所 上席フェロー)
- STI Horizon 誌編集長 赤池 伸一
特別インタビュー
- 総合科学技術・イノベーション会議 上山 隆大 議員インタビュー
-科学技術・イノベーション政策における課題と今後の方向性-
AIの進化や新型コロナウイルス感染症の拡大、紛争による地政学的リスクの変化等、世界を取り巻く環境が変化する中で、科学技術やアカデミアにはどのような役割が求められているのか。CSTIで長年こうした課題に取り組んできた上山隆大議員に幅広くお話を伺った。
ナイスステップな研究者2023講演会
- 講演会「近未来への招待状~ナイスステップな研究者2023からのメッセージ~」
第2回
全3回のナイスステップな研究者2023講演会のうち、第2回の講演録を紹介する。
粉川 美踏・筑波大学 生命環境系 准教授、杉村 薫・東京大学 理学系研究科 准教授、吉岡 信行・東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻 助教、浅川 純・株式会社Pale Blue 共同創業者 兼 代表取締役の4名に講演をいただいた。
ほらいずん
- 研究資金の大学教員への配分
-研究者個人レベルのデータによる分析-- 第2研究グループ 客員総括主任研究官 富澤 宏之
大学教員の個人レベルの研究資金データを分析し、大学の研究開発費の大部分が組織レベルで使用され、教員個人に配分されるのは一部にすぎないことや、教員個人レベルの研究は外部研究資金に強く依存していることなどを示した。
- オランダの研究評価改革
-政策研究エコシステムの観点から-- 科学技術予測・政策基盤調査研究センター 主任研究官 岡村 麻子
オランダにおける昨今の研究評価改革に関して、Recognition & Rewards Program及びStrategy Evaluation Protocol(SEP)を中心として、その基盤となる政策研究エコシステムの観点も踏まえて紹介する。
レポート
- 博士人材データベース(JGRAD)の概要と制度改革
-JGRADの参加大学、登録者数増加の背景-- 第1調査研究グループ 上席研究官 齋藤 経史
博士人材データベース(JGRAD)の概要と直近における制度改革を説明する。JGRAD参加大学の事務負担を軽減し、登録者に博士人材用SNSの利用権を付与することによって、JGRAD参加大学数、JGRAD登録者数を向上させている。