2025年は先端半導体の受託生産を目指すRapidus(ラピダス、東京・千代田)にとって、勝負の1年になる。2027年の量産開始に向け、2nm(ナノメートル)世代の半導体のパイロット(試験)生産を2025年4月に始める計画だ。量産までに5兆円が必要とされる資金の調達や顧客開拓にも前進が求められる。
「TSMC(台湾積体電路製造)は素晴らしいが、我々の事業運営に弾性を持たせるには供給網(サプライチ...
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ラピダス、EUV露光装置の搬入開始 量産へ「1合目」
先端半導体の受託生産を目指すRapidus(ラピダス、東京・千代田)は2024年12月18日、国内初のEUV(極端紫外線)露光装置の同社千歳工場(北海道千歳市)への搬入を始めた。2027年に目指す2nm(ナノメートル)世代の半導体の量産やそれ以降の微細化の要となる。2025年4月のパイロット(試作)ライン稼働までに200台以上の製造装置を搬入予定で、EUV露光装置はその第1弾である。 導入予定「
2nm半導体、いよいよ船出 読まれた記事〜半導体編
2024年に読まれた記事、半導体編をお届けします。編集長とデスクが5本選びました。上位を占めたのは2nm世代の半導体に関する記事です。台湾積体電路製造(TSMC)など大手ファウンドリー(受託製造)企業が2025年の量産開始を計画しているほか、Rapidus(ラピダス)も同年4月に試作を始めます。 ラピダスに「修羅場」 2nm半導体、急ピッチで試作へ 2025年は先端半導体の受託生産を目指すラピダ
国内半導体新工場、25年も相次ぎ稼働 AI頼り変わらず
先端半導体の受託生産を目指すRapidus(ラピダス、東京・千代田)のパイロット(試作)ライン稼働を筆頭に、2025年は国内で新たな半導体工場の稼働が相次ぐ。政府による助成が後押しとなり、ロジック半導体やメモリー、パワー半導体などの新工場が相次ぎ立ち上がる。ただし半導体市場はAI(人工知能)頼りの状況で、自動車や産業機器分野の低迷が長引けば設備投資に影響が出る可能性もある。 キオクシアは北上第2