米Intel(インテル)は2024年9月16日(米国時間)、経営再建に向けてファウンドリー(受託製造)事業の分社を発表した。対象には、自社プロセッサーの製造機能も含まれる。この決定により、自社プロセッサーの開発・製造とファウンドリー(受託製造)事業を両輪で進める「IDM 2.0」は修正を余儀なくされた。
今後の焦点は、分社されたファウンドリー事業の立ち位置である。インテルは、外部からの出資受け入...
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サムスン、AI半導体製造で相次ぐ顧客離れ TSMCに流出
AI(人工知能)ブームに乗り切れず、半導体事業が低迷している韓国Samsung Electronics(サムスン電子)に新たな問題が降りかかっている。同社のファウンドリー(受託製造)事業にとって重要な顧客である韓国のAI半導体スタートアップが相次いで台湾積体電路製造(TSMC)にくら替えしているというのだ。TSMC1強の流れがさらに加速する可能性もある。 ZDNet Koreaが2024年10月
インテルとサムスン、手負いの半導体盟主 IDMに限界か
半導体業界の盟主、米Intel(インテル)と韓国Samsung Electronics(サムスン電子)が共に苦境に陥っている。生成AI(人工知能)ブームに乗り遅れ、微細化競争でも台湾積体電路製造(TSMC)に差をつけられた。チップ設計から製造までを自前で手掛けるIDM(垂直統合型半導体企業)モデルに限界が訪れつつある。 「第2四半期(4〜6月期)の決算発表以降、全ての視線が我々に注がれている」―
ラピダス、最先端特化の危うさ 成熟市場で利益確保を
半導体企業Rapidus(ラピダス、東京・千代田)の本格始動から1年が経過した。「2027年に2nm世代半導体の量産」という目標に向けたこの1年の歩みはどうだったのか。識者に評価してもらった。今回は、Grossberg代表の大山聡氏の分析である。 評価の対象は「構想力」「影響力」「実行力」「修正力」「達成度」の5項目。それぞれの定義は以下の通りとした。 〈構想力〉適切なビジョンを掲げているか。1〜