「喪失」という重み
「赤ちゃんが欲しい」と御相談を受けていると、時としてとても辛く悲しい体験に遭遇します。
先日は妊娠20週で羊水検査をされましたAさん(43歳)。
羊水検査をした方が良いとのDrの判断で、信頼おける先生のもと実施されました。
心配と不安の中、数回穿刺され、出血を伴い更に心配が増強。
異常がないように祈りながら、出血もあったため入院し結果を待ちました。
後日の検査結果報告を「異常なし」と聞き、ほっとしたのもつかの間、思いもよらない言葉に血の気が引くほどの衝撃を受けました。
「赤ちゃんが死んでいる」
とっても悲しい報告を受けた私もスタッフも強いショックを受けました。
事実を受け入れるまで時間を要しました。
また過日、御相談に来られたBさん(37歳)はとても落ち着いて淡々と語ってくれました。
待ちに待った40週も過ぎ、今か今かと出産を待ちわびてていた時、Drから「死産」を告げられたのです。
晴天の霹靂…辛いけどそれを受け入れなければなりません。
辛い処置をどんな思いで受け止め、混乱状態から立ち直っていったのでしょうか。
想像を絶する状況だったと思います。
Bさんの気持ちに立つ時、非情さを感じてしまいます。
AさんもBさんも今はすっかり立ち直り、次にステップに向かっています。
私たちは常に相手の立場に立ち、思いやりを持って接するように心がけてきましたが、赤ちゃんが欲しい人たちの立場はとても複雑だとつくづく感じます。
「お腹の中の赤ちゃんの喪失」
何度も移植しては着床できない「卵の喪失」
胚盤胞まで届かない「受精卵の喪失」
「流産の喪失」
「喪失」という言葉の重みを考えるとき、ご来店くださった方々の心に寄り添い、語られることを聴き、静かに見守ってあげられるよう心がけようと感じている毎日です。
投稿者:古村滋子
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