次期米国防長官の性的暴行疑惑、警察の報告書で詳細が判明

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ニューヨークで開かれた会合に参加するピート・ヘグセス氏=2019年3月31日/Michael Brochstein/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

ニューヨークで開かれた会合に参加するピート・ヘグセス氏=2019年3月31日/Michael Brochstein/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

(CNN) トランプ次期米大統領が国防長官に指名したピート・ヘグセス氏の性的暴行疑惑をめぐり、当時の捜査報告が開示され、新たな詳細が判明した。

22ページにわたる警察の報告書は、カリフォルニア州モントレー市当局が開示請求を受けて20日夜に公開。CNNがこれを入手した。

性的暴行があったとされるのは2017年10月8日未明。女性が被害を訴えたが、訴追には至らなかった。

モントレー市内にある現場のホテルでは、ヘグセス氏が前夜の会合で講演していた。報告書によると、会合が終わった後、同氏と女性を含むグループはホテルのバーへ行った。

女性は警察の調べに対し、バーから出た後、プールサイドでヘグセス氏と口論になった記憶があると供述した。

女性によれば、その次に覚えているのはホテルの部屋で、ヘグセス氏に電話を取り上げられ、出て行こうとしたがさえぎられた。何度も「ノー」と言ったこと以外、あまり覚えていないという。

帰宅後にこの出来事を思い出し、10月12日に病院で性的暴行の被害を訴えた。病院の看護師に、この夜の記憶がほとんどないので、飲み物に何か入れられたのではないかと語った。

一方、バーで一緒だったメンバーやホテル従業員は、女性が酔っている様子はなかったと話した。

報告書によれば、ヘグセス氏は警察に、女性が自発的に部屋にとどまったと主張。何度も女性を気遣い、会話を交わしながら合意のうえで性行為に及んだと述べた。

ヘグセス氏の弁護士はCNNに「警察の報告書で、私の主張が確認された。警察が徹底的に調べた結果、被害の訴えはうそだと分かった。だから起訴されなかったのだ」と語った。ただし報告書には、女性の訴えがうそと判明したとの記述はない。

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