マナティーの繁殖行動見ても「通報しないで」、保安官事務所が呼び掛け 米フロリダ州
(CNN) 米フロリダ州の保安官事務所がビーチを訪問した人たちに対して、マナティーにプライバシーを与え、独特の繁殖行動を目撃しても警察に通報しないよう呼び掛けている。
フロリダ州ピネラス郡の保安官事務所は海岸の近くに集まったマナティーの集団を撮影した動画を投稿し、「これを見た市民がマナティーが苦しんでいると考えて、いつも通報してきます。我々は、マナティーがそれ以上に元気だと保証できます」と書き添えた。
フロリダ州周辺の水域には数千匹のマナティーが生息している。
フロリダ州魚類野生生物保護委員会によれば、マナティーは夏季に、しばしば海岸近くの浅瀬で「交尾の群れ」を形作る。
同委員会によれば、交尾の群れでは、数頭のオスが交尾の準備が整うまで、メスを追いかける。委員会は、マナティーが交尾に集中しており、侵入者のことは念頭にないため、観察する場合は安全のため距離を置くよう呼び掛けている。