動物公園のヨウムが来園者に悪態、一般公開中止に 英

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悪態をついた大型インコのヨウムの1羽、エルシー/Lincolnshire Wildlife Park

悪態をついた大型インコのヨウムの1羽、エルシー/Lincolnshire Wildlife Park

ロンドン(CNN) 英国の野生動物公園でこのほど、大型インコのヨウム5羽が来場者や職員に向かって悪態をつき、一般公開が中止になる出来事があった。

5羽は数日前にイングランド東部のリンカンシャー野生動物公園に寄贈されたばかりだった。

同園の責任者スティーブ・ニコルズ氏は29日、CNNの取材に対し、「ヨウムは激高して、全羽とも悪態をついていた」と説明。「子どもたちへの影響が少し心配になった」と語った。

ニコルズ氏自身、通り過ぎる時にFワードを浴びせられたという。

5羽はアフリカン・グレー・パロットという種で、別々の飼い主から同じ週に寄贈された。一般公開に先立ち一緒に隔離施設に入ったが、そこで職員はすぐに、5羽がかっとなりやすい性質であることに気付く。

「5羽はすぐさまお互いをののしり始めた」とニコルズ氏は振り返り、覚えやすいFワード以外にも「考えられる全ての言葉」を口にしていたと語る。

一般公開が始まると、大半の来場者はヨウムの能力を面白がり、「言われた分だけ言い返していた」(ニコルズ氏)

ただ、子どもたちへの懸念から、同園はヨウムたちを引き離し、一時的に公共エリアから移動させざるを得なかった。お互いに引き離されたことで、ヨウムたちの言葉遣いがもう少し穏やかになるのではないかと、職員らは期待を口にする。

アフリカン・グレー・パロットはオウムやインコの中でも特に人気が高い。ペットフード製造者協会によると、2019年に英国でペットとして飼われていた室内鳥は約110万羽に上る。

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