生田線

Last-modified: 2023-10-22 (日) 15:55:23

2022年10月1日現在の情報です。

生田線(生01/生02/生03)

運行
開始
担当運賃
1968年
7月25日
鷲ヶ峰大人220円
小児110円
備考
生03系統の南生田小学校前~南生田三丁目間
始発~15時は南生田保育園前経由
15時~終車は南生田一丁目経由(基準:生田駅)
生田駅方向は逆パターンで運行

起源は1965年12月6日に溝口駅前~長沢で開業した長沢線である。
現在は、生田駅南側のバスロータリーから発着しており、生田駅を発ったあと、集合墓地である春秋苑付近の住宅地を通り、田園風景も見られる長沢地区、稗原・蔵敷の住宅地を経由し、宮前平駅・宮前区役所前へ至る路線である。
1968年7月25日より、現在の運行形態の一つである生田駅~長沢入口~蔵敷~宮前平駅のルートで、生田線として開業した。当時はいまの南口バスロータリーではなく、駅北側(現在のOdakyu OX付近)に設けられたバス乗場まで乗り入れていた。当時は踏切渋滞による遅延が多発していたようで、隣接停留所である西五反田(現:三田一丁目)始発便が運行されていた。
1982年4月15日から、新設された南口ロータリーより発着するようになり、同時に南生田地区への乗り入れ便も運行を開始した。その後、1982年7月1日に高津区から分区された宮前区の誕生に伴い、宮前平駅近くに開設された宮前区役所への乗り入れを、同日から馬絹線?犬蔵線?と共に開始した。
生田駅~長沢団地付近までは、駅から続く坂や丘を越える必要があることから、2021年9月1日のダイヤ改正以前は、当該区間は日中10分に1本の間隔での運行が維持されていた。この過程で生田高校前~長沢入口間の運行本数を確保するため、生田駅~鷲ヶ峰営業所間の系統が春秋苑入口回りだけでも2通り存在するのが特徴である。運行事故防止のためか、発車前の車内放送・一部の運転士の肉声放送などで、長沢入口を経由する生01系統の便を「遠回り」、生田高校前を出るとすぐに左折して鷲ヶ峰営業所に向かう生02系統を「近回り」とそれぞれ呼称される。
生03系統について、狭隘で一方通行の多い南生田地区を経由することから、往路と復路で経路が異なる区間が多く、時間帯によって切り替わる区間も含めると、往復で同経路を走行する区間は半分近くにしかならないという特徴的な系統である。

現在の運行系統

系統起点~主要経由地~終点
生01生田駅春秋苑入口・生田高校前・長沢入口
稗原・蔵敷・清水台・犬蔵
宮前平駅
春秋苑入口・生田高校前・長沢入口
稗原・蔵敷・清水台・犬蔵・宮前平駅
宮前区役所前
春秋苑入口・生田高校前・長沢入口・稗原(遠回り)鷲ヶ峰営業所前
鷲ヶ峰営業所前→長沢入口・稗原・蔵敷・清水台・犬蔵→宮前平駅
生02生田駅春秋苑入口・生田高校前(近回り)鷲ヶ峰営業所前
春秋苑入口・生田高校前・東長沢聖マリアンナ医科大学
生03南生田小学校前・南生田保育園前・南生田三丁目鷲ヶ峰営業所前
南生田小学校前・南生田一丁目・南生田三丁目
南生田小学校前・南生田保育園前
南生田三丁目・東長沢
聖マリアンナ医科大学
南生田小学校前・南生田一丁目
南生田三丁目・東長沢

生01系統生田駅~宮前区役所前停車停留所
◎…起点設定のある停留所 ●…終点設定のある停留所 ○…途中停留所 ↓・↑…通過する停留所 Ⅱ…経由しない停留所

往路乗場停留所名復路乗場
2生田駅
三田一丁目
三田四丁目
平野
春秋苑入口
長沢団地
生田高校前
百合丘高校前
西長沢
餅井坂
長沢中学校下
長沢入口
田園調布学園大学前
潮見台
かわさき記念病院前
稗原
天王下
稗原小学校前
菅生三丁目
聖マリアンナ医大下
蔵敷
蔵敷(浄水場通り)
蔵敷団地
清水台
菅生車庫
犬蔵公民館前
犬蔵
土橋
土橋神社前
宮前平駅
富士見台小学校前
宮前区役所前

生01系統生田駅~鷲ヶ峰営業所前(遠回り)停車停留所
◎…起点設定のある停留所 ●…終点設定のある停留所 ○…途中停留所 ↓・↑…通過する停留所 Ⅱ…経由しない停留所

往路乗場停留所名復路乗場
2生田駅
三田一丁目
三田四丁目
平野
春秋苑入口
長沢団地
生田高校前
百合丘高校前
西長沢
餅井坂
長沢中学校下
長沢入口
田園調布学園大学前
潮見台
かわさき記念病院前
稗原
潮見台浄水場前
鷲ヶ峰営業所前

生01系統鷲ヶ峰営業所前→長沢入口→宮前平駅停車停留所
◎…起点設定のある停留所 ●…終点設定のある停留所 ○…途中停留所 ↓・↑…通過する停留所 Ⅱ…経由しない停留所

往路乗場停留所名
2鷲ヶ峰営業所前
潮見台浄水場前
百合丘高校前
西長沢
餅井坂
長沢中学校下
長沢入口
田園調布学園大学前
潮見台
かわさき記念病院前
稗原
天王下
稗原小学校前
菅生三丁目
聖マリアンナ医大下
蔵敷
蔵敷(浄水場通り)
蔵敷団地
清水台
菅生車庫
犬蔵公民館前
犬蔵
土橋
土橋神社前
宮前平駅

生02系統生田駅~鷲ヶ峰営業所前(近回り)停車停留所
◎…起点設定のある停留所 ●…終点設定のある停留所 ○…途中停留所 ↓・↑…通過する停留所 Ⅱ…経由しない停留所

往路乗場停留所名復路乗場
2生田駅
三田一丁目
三田四丁目
平野
春秋苑入口
長沢団地
生田高校前
鷲ヶ峰営業所

生02系統生田駅~聖マリアンナ医科大学停車停留所
◎…起点設定のある停留所 ●…終点設定のある停留所 ○…途中停留所 ↓・↑…通過する停留所 Ⅱ…経由しない停留所

往路乗場停留所名復路乗場
2生田駅
三田一丁目
三田四丁目
平野
春秋苑入口
長沢団地
東長沢
盛源寺
聖マリアンナ医大入口
聖マリアンナ医科大学

生03系統生田駅~南生田保育園前~鷲ヶ峰営業所前停車停留所
◎…起点設定のある停留所 ●…終点設定のある停留所 ○…途中停留所 ↓・↑…通過する停留所 Ⅱ…経由しない停留所

往路乗場停留所名復路乗場
1生田駅
栗谷三丁目
栗谷町内会館前
栗谷二丁目
三田一丁目
栗谷四丁目
栗谷町内会館下
南生田小学校前
南生田保育園前
南生田三丁目
百合丘高校裏
南生田四丁目
鷲ヶ峰営業所前

}}
生03系統生田駅~南生田一丁目~鷲ヶ峰営業所前停車停留所
◎…起点設定のある停留所 ●…終点設定のある停留所 ○…途中停留所 ↓・↑…通過する停留所 Ⅱ…経由しない停留所

往路乗場停留所名復路乗場
1生田駅
栗谷二丁目
栗谷町内会館前
栗谷三丁目
三田一丁目
栗谷四丁目
栗谷町内会館下
南生田小学校前
南生田一丁目
南生田二丁目
南生田三丁目
百合丘高校裏
南生田四丁目
鷲ヶ峰営業所前

生03系統生田駅~南生田保育園前~聖マリアンナ医科大学停車停留所
◎…起点設定のある停留所 ●…終点設定のある停留所 ○…途中停留所 ↓・↑…通過する停留所 Ⅱ…経由しない停留所

往路乗場停留所名復路乗場
1生田駅
栗谷二丁目
栗谷町内会館前
栗谷三丁目
三田一丁目
栗谷四丁目
栗谷町内会館下
南生田小学校前
南生田保育園前
南生田三丁目
百合丘高校裏
南生田四丁目
生田高校前
東長沢
盛源寺
聖マリアンナ医大入口
聖マリアンナ医科大学

生03系統生田駅~南生田一丁目~聖マリアンナ医科大学停車停留所
◎…起点設定のある停留所 ●…終点設定のある停留所 ○…途中停留所 ↓・↑…通過する停留所 Ⅱ…経由しない停留所

往路乗場停留所名復路乗場
1生田駅
栗谷二丁目
栗谷町内会館前
栗谷三丁目
三田一丁目
栗谷四丁目
栗谷町内会館下
南生田小学校前
南生田一丁目
南生田二丁目
南生田三丁目
百合丘高校裏
南生田四丁目
生田高校前
東長沢
盛源寺
聖マリアンナ医大入口
聖マリアンナ医科大学

過去の運行系統

系統起点~主要経由地~終点廃止日
西五反田→平野・長沢入口→宮前平駅1982年
4月15日
西五反田→平野・長沢入口→鷲ヶ峰営業所前1982年
4月15日
西五反田→平野→鷲ヶ峰営業所前1982年
4月15日

西五反田→長沢入口→宮前平駅 停車停留所
◎…起点設定のある停留所 ●…終点設定のある停留所 ○…途中停留所 ↓・↑…通過する停留所 Ⅱ…経由しない停留所

往路乗場停留所名
西五反田
三田四丁目
平野
春秋苑入口
長沢団地
生田高校前
百合丘高校前
西長沢
餅井坂
長沢中学校下
長沢入口
調布学園
潮見台
稗原
天王下
稗原小学校前
菅生三丁目
聖マリアンナ医大下
蔵敷
蔵敷団地
清水台
菅生出張所
犬蔵公民館前
犬蔵
土橋
土橋神社前
宮前平駅

西五反田→長沢入口→鷲ヶ峰営業所前 停車停留所
◎…起点設定のある停留所 ●…終点設定のある停留所 ○…途中停留所 ↓・↑…通過する停留所 Ⅱ…経由しない停留所

往路乗場停留所名
西五反田
三田四丁目
平野
春秋苑入口
長沢団地
生田高校前
百合丘高校前
西長沢
餅井坂
長沢中学校下
長沢入口
調布学園
潮見台
稗原
潮見台浄水場前
鷲ヶ峰営業所前

西五反田→鷲ヶ峰営業所前 停車停留所
◎…起点設定のある停留所 ●…終点設定のある停留所 ○…途中停留所 ↓・↑…通過する停留所 Ⅱ…経由しない停留所

往路乗場停留所名
西五反田
三田四丁目
平野
春秋苑入口
長沢団地
生田高校前
鷲ヶ峰営業所前

運用

現在、生01系統は基本毎時1本で、全区間の通し便のみで運行される。深夜帯の生田駅発、または早朝帯の鷲ヶ峰営業所発は前述の「遠回り」と称される系統が運転される。また、全日通して早朝帯に1本のみ、鷲ヶ峰営業所から長沢入口経由の宮前平駅行きが運行され、長沢・東王禅寺地区の早朝移動を確保している。
生02系統は、毎時1~2本程度、聖マリアンナ医科大学行きが運転されるほか、全て鷲ヶ峰営業所行きとなる。また、生田駅基準に現在12分間隔となっているダイヤのうち、生01系統が運行されない部分の穴を埋める形で生02系統が運行される。
生03系統は、15時を境に南生田小学校前~南生田三丁目の経由地が往復で切り替わり、日中は鷲ヶ峰営業所行き・聖マリアンナ医科大学行きを、併せて30~40分間隔で運行される。

出入庫は鷲ヶ峰営業所発着の系統、もしくは聖マリアンナ医科大学からの回送で行っている。
また、生02系統に代表されるように、短区間・短時間で往復できる系統の運行本数が多いことから、他路線の行路に組み込まれることが多い。一例として、柿生線?で溝口駅南口から運行したのち、10分程度の休憩を挟み、生02系統を1往復する行路や、早朝帯の長沢入口経由宮前平駅行きで宮前平駅まで運行したのち、犬蔵線?の宮04系統で入庫する行路が存在する。
また、一時期鷲ヶ峰営業所管内で頻発した経路ミス対策のためか、生03系統とそれ以外の系統の運行は基本的に分離されており、生03系統を走る行路において、同一行路上で生03系統以外の生田線を走る行路は存在しない。

車両

大型短尺車が充当されており、大型標準尺車が使用されることは原則ない。
また、鷲ヶ峰に日産ディーゼルの大型短尺車の配属があった時期は、日産車の入線もごくまれにしか存在しなかった。その他、車両トラブルによる代走で生03系統に中型車が入線した実績が存在する。