丸暗記は悪くはないが・・
2010年10月18日
重吉 at 12:01 | Comments(0) | 勉強の話
昨日(10/17)の記事
「早稲田佐賀入試説明会コメントからの重要事項」
(2010.10.17リンク)
で書き残した「丸暗記する学習ではなく」の部分ですが、「丸暗記」がいけないのではなく、
「暗記したことをベースにして、よく考え、柔軟に応用できないと、早稲田佐賀中・高などの難関校は合格できない」
ということだと思います。
例えば、私の塾でニュートン算が分からないという小学生がいたので、旅人算の応用だと指導したら、すぐにコツをつかんで、解けていましたし、ベクトルで悩んでいた高3生にも、
「ベクトルの問題だからといって、ベクトルで解かなければならないというきまりはない。
高1の頃習った三角比の正弦定理・余弦定理を使って、解けるはずだ!」
とヒントを与えたところ、あっさり解けていました。
また、動画で解いている早稲田高等学院中の速さの問題でも、つるかめ算を応用して解いています。
http://www.ustream.tv/recorded/10151105
このように、今まで習ったり、暗記している旅人算や三角比、つるかめ算などを他の解法に応用できれば、あっさり解ける問題も多いのです。
それを、「ニュートン算はこういう解き方だ!」「ベクトルの問題は、ベクトルで解かなければならない!」などと、習ったとおり、暗記したとおりにしか使えない、応用できないのでは、宝の持ち腐れであり、なかなか成績は上がらないでしょう。
また、「丸暗記する学習ではなく」と聞いて、誤解を招くのが、
「丸暗記はダメだ!=暗記しなくてよい」
という風に考えてしまうことです。
しかし、暗記は絶対必要で、暗記量の多さが、成績アップにつながる大きな要因のひとつだと言えるでしょう(ただし、暗記量が多くても、前述したように、柔軟に応用し、適切にアウトプットできなければ、成績アップにつながらないのですが・・)
詰め込み勉強を批判し、学習量を減らした「ゆとり教育」が見直され、教科書が厚くなり、学習量が増えたことからも、成績向上には、一定の学習量・暗記量が必要だということがうかがえると思います。
さて、暗記に関して私の反省点を挙げたいと思いますが、私が久留米附設中・高時代に英語が苦手だったことは、第1期ブログから何回も書いていますから、読者の方はご存知だと思いますが、特に、英単語の暗記はほとんどしませんでした・・
当時、1回で覚えて、ずっと忘れないならいいが、すぐに忘れるし、覚えた単語が、すぐにテストに出るとは限らないし、単語の暗記は時間の無駄だと思っていたのです・・(アホだ・・)
さらに、
「英単語を単語帳で覚えるのはナンセンス! 長文の中で、分からない単語が出てきたときに、書き出して覚えよう!」
「長文の内容から分からない単語の意味を推測しよう!」
などと書かれた学習アドバイスの文章を読んで、それを英単語の暗記をしない理由の「錦の御旗」にする始末・・
「長文の中で、分からない単語が出てきたときに、書き出して覚えよう!」や「長文の内容から分からない単語の意味を推測しよう!」なんていうのは、基本的に単語量が十分にある生徒にしかできないことです。
私のように、高3時点で、中学レベルの英単語さえあやふやだった人間が、長文から分からない単語を書き出せば、50~100にものぼり、書き出し、意味を調べるだけで長時間を費やしましたし、そんなに分からない単語だらけの長文では、全文推測しなきゃいけない始末で、ますます英語がキライになるという悪循環でした・・
しかし、現役で受験した大学に全部落ちたとき、
「東大・京大、早稲田・慶応などの難関校に合格するには、英語を克服しなければ絶対無理だ。 そのためには、まず単語を覚えなければ!!」
と考え直し、英単語を覚え始めました。
浪人してからやっと気付くとは、遅いにも程がありますが、単語を覚えるようになってから、徐々に英文が読めるようになりました。
そして、英文が読めるようになり、点数が現役時代よりもアップすると、英語の勉強が楽しくなり、ますます英単語の暗記に力が入り、さらに成績がアップするという好循環!
それでも、中1~高3までの6年間英単語の暗記をサボっていたツケは大きく、結局、2浪してやっと慶応大学に合格できたのは、読者のみなさんもご存知のとおりです・・
そんなわけで、私は、塾の生徒にも、当ブログでも、早め早めに英語をしっかり勉強しようと説いているのです。
とにかく、東大・京大、早稲田・慶応や早稲田佐賀、ラ・サール、久留米附設などの難関校受験では、
「暗記していて、当然! さらに応用できる受験生が合格する!!」
と思って、受験勉強を頑張ってくださいね!!
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「早稲田佐賀入試説明会コメントからの重要事項」
(2010.10.17リンク)
で書き残した「丸暗記する学習ではなく」の部分ですが、「丸暗記」がいけないのではなく、
「暗記したことをベースにして、よく考え、柔軟に応用できないと、早稲田佐賀中・高などの難関校は合格できない」
ということだと思います。
例えば、私の塾でニュートン算が分からないという小学生がいたので、旅人算の応用だと指導したら、すぐにコツをつかんで、解けていましたし、ベクトルで悩んでいた高3生にも、
「ベクトルの問題だからといって、ベクトルで解かなければならないというきまりはない。
高1の頃習った三角比の正弦定理・余弦定理を使って、解けるはずだ!」
とヒントを与えたところ、あっさり解けていました。
また、動画で解いている早稲田高等学院中の速さの問題でも、つるかめ算を応用して解いています。
http://www.ustream.tv/recorded/10151105
このように、今まで習ったり、暗記している旅人算や三角比、つるかめ算などを他の解法に応用できれば、あっさり解ける問題も多いのです。
それを、「ニュートン算はこういう解き方だ!」「ベクトルの問題は、ベクトルで解かなければならない!」などと、習ったとおり、暗記したとおりにしか使えない、応用できないのでは、宝の持ち腐れであり、なかなか成績は上がらないでしょう。
また、「丸暗記する学習ではなく」と聞いて、誤解を招くのが、
「丸暗記はダメだ!=暗記しなくてよい」
という風に考えてしまうことです。
しかし、暗記は絶対必要で、暗記量の多さが、成績アップにつながる大きな要因のひとつだと言えるでしょう(ただし、暗記量が多くても、前述したように、柔軟に応用し、適切にアウトプットできなければ、成績アップにつながらないのですが・・)
詰め込み勉強を批判し、学習量を減らした「ゆとり教育」が見直され、教科書が厚くなり、学習量が増えたことからも、成績向上には、一定の学習量・暗記量が必要だということがうかがえると思います。
さて、暗記に関して私の反省点を挙げたいと思いますが、私が久留米附設中・高時代に英語が苦手だったことは、第1期ブログから何回も書いていますから、読者の方はご存知だと思いますが、特に、英単語の暗記はほとんどしませんでした・・
当時、1回で覚えて、ずっと忘れないならいいが、すぐに忘れるし、覚えた単語が、すぐにテストに出るとは限らないし、単語の暗記は時間の無駄だと思っていたのです・・(アホだ・・)
さらに、
「英単語を単語帳で覚えるのはナンセンス! 長文の中で、分からない単語が出てきたときに、書き出して覚えよう!」
「長文の内容から分からない単語の意味を推測しよう!」
などと書かれた学習アドバイスの文章を読んで、それを英単語の暗記をしない理由の「錦の御旗」にする始末・・
「長文の中で、分からない単語が出てきたときに、書き出して覚えよう!」や「長文の内容から分からない単語の意味を推測しよう!」なんていうのは、基本的に単語量が十分にある生徒にしかできないことです。
私のように、高3時点で、中学レベルの英単語さえあやふやだった人間が、長文から分からない単語を書き出せば、50~100にものぼり、書き出し、意味を調べるだけで長時間を費やしましたし、そんなに分からない単語だらけの長文では、全文推測しなきゃいけない始末で、ますます英語がキライになるという悪循環でした・・
しかし、現役で受験した大学に全部落ちたとき、
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と考え直し、英単語を覚え始めました。
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