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「ソニー」が、このままで終わる

ソニー「ブラビア」発表 薄型テレビの復活図る

 薄型テレビの新しいブランド「BRAVIA(ブラビア)」の新商品8機種を10月1日から順次発売する。ブランド一新、業績の足かせとなっているテレビ事業の復活を図る。
 液晶テレビ6機種は、韓国サムスン電子と共同開発したパネルを使い、斜めから見たときの明るさや動画の鮮明度を高めた。46インチで価格は65万円前後の見通し。
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 新ブランドBRAVIAは「Best Resolution Audio Visual Integrated Architecture」の略との事。

 最高解像度音響映像統一構造・・・ブラボーなビジョンとも解釈するらしい。
でも何となく、東芝や松下が付けそうな名にも聞こえる。やや、ソニーらしく無い。


 ソニーの05年4—6月のテレビ事業の営業損益は392億円の赤字にもなっている。正直に言って、「意地とメンツ」で継続している感じだ。なんだか、私にはホンダがF1を続けているのと似た様なものを感じる。

 本当は、「捨てて」しまう方が良いのだが・・・。でも、それを敢えて捨てない「意思」が好きだ。私は其処に他の企業に感じない「心」を見ます。

 今のソニーを作ったのは・・、今のホンダを作ったのは・・、語らずとも明白な事。


 ソニーは今まで、液晶TVの中心部品である液晶パネルを、100%外部から調達して来た、しかし今回、サムスンとの液晶パネル生産合弁会社『S-LCD』を4月に立ち上げ、4月19日に量産を開始し念願の「内製化」を果たす事になる。

 ソニーは約5年前に或るベンチャー企業の新半導体の共同開発生産の話を、自らの「奢り」により蹴ってしまっている。このチャンスをものにしたのが、サムスンだった。
 そのサムスンと共同開発とは皮肉な運命だ。


 掲示板などをみると、『ソニーはパナソニックよりダサクなった』『パナソニックの方がカッコいい』『キムチ液晶』と技術面の事をまるで理解も出来ない輩が、上っ面しか見ない心無い書き込みを見かける。しかし、残念ながら確かに、一理有る様にも感じる部分も有る。

 「9・11」選挙と同じで、一般の消費者や大衆は「表面」しか見ないし、「分からない」のだから・・。
 掲示版に書き込む連中がPCが多少得意でも、本当のAV技術の理解も正しい製品評価も到底出来る筈は無い。



 しかし、彼らも金があれば何らかのTVを買う訳だ。そして、TVは高度技術が要る割に最も「大衆的」な商品でもある。「安く」「見たいものが見れれば良い」と言う事も付いて回る。反面、50インチ超プラズマTVの様に、分かり易い「ステイタスシンボル」でも有る。


 何れにせよ、ここは「どんな形」であっても、しっかりと頑張って「立て直し」を図って欲しい。

「ソニー」が、このままで終わる筈無いと信じたい。
by uncle-mac | 2005-09-14 14:32 | 電気・工業・その他
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