悪貨が良貨を駆逐する
残念ですね。
ビクターと言い、パイオニアと言い、、。両パイオニア(パイオニアはPDPのパイオニア)共に良いプラズマTV(PDP)を作っていました。他にNECホームエレクトロニクスも良いプラズマTVメーカでした。もっとも現在はコストの苦しいPDPでは無く液晶TV中心ですからね。
PDPとは言え上記3メーカ以外のものは画質的には駄目でした。特に色温度の設定と階調性がまともに出来ていたのは上記3メーカだけでした。明るい量販店でのデモ画面で一般受けする事だけで作っているPDP達のなかに有って上記3メーカのPDPは毅然と真っ当なものでした。
画質は二の次(普通の人に取っては値段と店員のお勧めしか分からない)で、松下製品や韓国製品の薄型TV(液晶中心に)が値段中心に売れて行くのだから仕方無い。
しかも、PDPでは無くパソコンの親玉の液晶TVばかり。以前に比べればマシになったとは言え浅薄な画像しか見れません。亀山云々も「ブランド」だおれで同じ穴の狢です。
オーディオにつづき、TVも短小(内容的にも)軽薄な方向とコスト優先が強化されました。
低質な音と映像しか視聴しない日本人が増加して行くと将来の日本人から良質な映像音響機器を生み出す事が難しく成って行く様で心配な事です。
撮影 D40X+AFS VR70-300mm F4.5-5.6G クリック拡大↑
薄型テレビで国内シェア6位の日本ビクターは今夏をめどに、国内での家庭向け液晶テレビの生産、販売から撤退する方針を固めた。薄型テレビの大幅な価格下落が進む中、採算の改善は難しいと判断した。国内大手テレビメーカーが国内家庭向けテレビ市場から撤退するのは初めて。
横須賀工場(神奈川県横須賀市)での家庭向け液晶テレビの生産を全面停止する。同社は、1939年に国内で初めてテレビ受像機を開発したパイオニア的存在だが、薄型テレビでは新製品の投入の遅れなどから苦戦。昨年の国内での薄型テレビ出荷台数シェアは2.9%にとどまった。
今秋に予定しているケンウッドとの経営統合を前に、低迷から抜け出すめどがたたない国内家庭向け液晶テレビから撤退し、欧米家庭向けや業務用テレビに経営資源を集中させることにした。テレビ事業からの撤退に伴う特別損失の計上などで、08年3月期連結決算では478億円の最終(当期)赤字に陥る見通しだ。
国内の薄型テレビ市場では、大手メーカーを中心とした約10社が激しい価格競争を続けている。3月にはパイオニアがプラズマパネルの生産撤退を発表したほか、パネル生産でメーカー各社の提携が進むなど、事業見直しの動きが急速に進んでいる。