自閉症の16歳少女、8週間トイレに行かず死亡!! 恐ろしすぎる原因とは!?
=英国2015.07.10
“先月30日付の英紙「Cornish Guardian」によると、便秘の悪化により帰らぬ人となってしまった少女とは、コーンウォール州トゥルーロ出身のエミリー・ティッタリントンさん。彼女がこの世を去ったのは2013年2月のことだが、今年になって死因審問(死因が不自然な場合に行われる審問手続き)が開かれ、エミリーさんの直接の死因とされる心臓麻痺が、実は便秘に起因するものであることが確認されたのだ。
エミリーさんは、幼少期より慢性的な便秘症に悩まされてきた。一口に慢性的と言っても、彼女の場合は数週間に1度しか便通がないという極めて深刻なもので、死亡時は実に8週間も排便していない状態だったという。結果、大腸をはじめとする臓器がことごとく膨張し、胸部を圧迫したことにより心臓麻痺が引き起こされたというわけだ。
では、彼女を死に至らしめた便秘の原因は何だったのか? 死因審問に出席した病理医は、エミリーさんが恒常的に「便意の我慢(stool withholding)」に及んでいたことを指摘、その背景には自閉症の影響から「トイレに行くのが怖い」という思いがあったのではないかと証言している。また、エミリーさんが検査を拒否するため、かかりつけの医師は便秘薬を処方するしかなかったこと、さらに家族もホメオパシー療法や霊気療法などに頼ろうとしていたことが判明している。
エミリーさんが亡くなった2013年2月8日、救急隊は彼女の自宅に2度駆けつけている。1度目、エミリーさんは顔色が悪いながらも意識があり、病院に行くことを拒否。そして2度目に救急隊員が到着した時(早朝4時ごろ)、すでに彼女はトイレで倒れたまま動かなくなっており、ロイヤル・コーンウォール病院に搬送されたものの死亡が確認された(享年16)。救急隊員リー・テイラー氏は、「この時はじめてエミリーさんの腹部がひどく膨らんでいることに気づき、とてもショックを受けました」と証言している。
参考:「Cornish Guardian」
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生理は8週間無くても死なないけど、便通が8週間無かったら死んでしまうんですね。やはり便秘は怖いですね。
発達障害者には必ずあるこだわりが、彼女の場合「トイレに行くのが怖い」だったようですが、発達障害のこだわりが最悪の結末を招いてしまったという症例ですね。
いくら発達障害でもここまで酷ければ自発的に病院に駆け込むと思いますが、彼女は自閉症以外にも知的な障害があったのではないかと思います。
ただ家族もエミリーさんを病院に連れていかず、ホメオパシーとか霊気療法とか怪しげな霊感商法に頼るあたりは、少々頭が弱そうな感じがしますね。
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