たーこいずの宝箱

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アストリッドとラファエル~文書係の事件簿~1-2「呪われた家:前編」感想

海外ドラマ「アストリッドとラファエル~文書係の事件簿~」シーズン1第2話「呪われた家:前編(Hantise1)」感想です。

 

裁判中に突然死した弁護士。アストリッドの見解も踏まえ、単なる突然死ではないと睨み、先走って捜査するラファエル。

彼は何を怖がっていたのか?

 

では、以下ネタバレあり感想です。

 

カーリシアン弁護士の死因

タルカン議員の脱税疑惑について、裁判での弁護を担当していたカーリシアン。

裁判で自分が話す番になり、立ち上がって話しはじめるも突然おびえた表情になり、そのまま倒れて死んでしまいました。

 

フルニエ医師の検視によれば、いわゆる心筋梗塞が死因であり、健康であっても突然死するケースは多いとのこと。

しかし、取材班が裁判へこっそり持ち込んでいたカメラの映像から、カーリシアンが倒れる前に恐怖に怯えた表情をしていることから、たこつぼ型心筋症だとアストリッドは主張。

たこつぼ型心筋症とは、恐怖や歓喜など激しい感情のゆれやストレスが原因で収縮機能不全を起こす心疾患であり、開胸して調べればわかるとのこと。フルニエ医師がしぶしぶ調べたところ、アストリッドの予想どおりでした。

おそらくすべての遺体を隅々まで調べるなんて現実的ではないんでしょうけど、でもフルニエのような検視をしていたら明らかになる事実も全然明らかにならないですよね...検視の意味...

てかたこつぼってまんま日本がが使われてるんですね。びっくりしました。

 

その後、建物の外にいたメディアに同業と思われ話しかけられたアストリッドは、正直に犯罪資料局で働いていると伝え、たこつぼ型心筋症のことを話してしまいます。

すると近くにいた各報道がこぞってアストリッドを囲み、カメラやマイクを向け、アストリッドはパニックに。

許可がなければ話せないと繰り返すアストリッドでしたが、一番最初にたこつぼ型心筋症のことを話してしまっていますので、後の祭り。

全国的に取り上げられるニュースになってしまいました。

 

ただの弁護士の突然死がこんなニュースになってしまいカンカンな警視正。ラファエルは「本当に彼女が適任なのか?」と言われてしまいます。

しかし、直後にカーリシアンの車が爆発したことから、捜査をする理由が生まれ、ラファエル(とアストリッド)はおとがめなしに。よかった~~!

警視正から許可を得る前から同僚の二コラにこっそり通話記録を調べてもらっていたラファエルですが、そちらもどさくさに紛れて(紛れさせて)おとがめなし。

流石だよラファエル😂てか、やっぱりラファエルは人を使う能力が高いよな~頼まれたら断れないってのが本当にすごいと思う。人柄なんだろうな。

 

通話相手

カーリシアンの所属していた弁護士事務所へ話を聞きに行くも、「守秘義務は捜査令状に勝るので」と何も話してくれません。

しかし、事務所の見解ではなくオフレコならと、訴訟とは無関係に殺すぞと脅されていたと教えてくれます。

この際、オフレコでは意味がないと真正面なアストリッドは「納得できないなら帰って」とラファエルに言われ、さっさと帰宅。この性格だと確かに捜査自体は向かないよな~~すべてを規則どおりにやってたら何も解決できないでしょうし。

 

さっさと帰宅したアストリッドが怒っているのかと思い様子を見に行くラファエルでしたが、「帰れと言われたから帰っただけ。怒る理由はない」と言うアストリッド。アストリッドにとっては言葉そのものが大事なんだよね。

ラファエルの「そんなの出まかせ」という言葉に戸惑っていたようですし。今後もラファエルのぽんと出た言葉を真正面から受け止めちゃいそう。けどラファエルの場合はそれを面倒くさがらずにちゃんと意図を説明しそうだから、なんとかなるかな。なるといいな。

 

一方で、死ぬ前最後の通話相手はマックス・リボーだと判明し、リボー宅へ向かうと、リボーは2日前から失踪していたことが判明。

奥さんの話によれば、帰宅したら机の上は食事中のまま、レコードが流れたまま、携帯も置いたまま、こんなことはあり得ないので警察へ相談しても取り合ってもらえなかったとのこと。

携帯にメッセージが入っていたため、聞いてみると、カーリシアンからの「黒幕はお前だろ、死んだふりはよせ」というメッセージでした。

 

そしてリボーの家は数か月前から様子がおかしいといい、人がいないのに足音がしたり、夜中に突然テレビがついたり、誰も来ていないのにブザーが鳴ったりするというのです。

ラファエルがリボー夫人と話をしている時も上から物音がしたため調べましたが、誰もいません。

この時の、ホラーっぽい演出最高でしたねー!ニコラが来てブザーが鳴るところとか完璧。

ニコラから、爆弾のチップの購入者がリボーであったことがわかったと伝えられ、やはりリボーとはつながりがあったことが判明。

 

呪われた家

アストリッドの調べでは、リボーの家は不審死続きだったことが判明。

元々パン職人の家でしたが、初めに火かき棒で刺されメイドが死に、家主のパン職人が不審死、次の家の所有者も死んで、その後まだ子どもだったロール・ガナが両親と弟を殺すという家庭内殺人があり、最終的に無人だった家をリボーが購入したのです。

そのロール・ガナは現在はエスペリト・サント療養所へ入院中で、リボーは10個もある口座のうちからエスペリト・サント療養所へ入金していたことが判明。

 

ロール・ガナへ会いに行くと、自分を火かき棒で刺されて死んだメイドのコンスタンス・クニョーと思い込んでいる様子。

解離性とんそうを患っており、自分を忘れてしまうので新たな人格を作り出した結果がクニョーとのこと。自分の犯した罪から逃げようとしているのだとか。

この様子ではロール・ガナからは話が聞けなさそう。しかし、なぜリボーはここへ支払いをしていたのか?ロール・ガナの入院費を支払っていたのか???謎です。

一方で捜査の結果、リボーとカーリシアン、そしてタルカン議員は同じ大学の同級生だったことが判明。タルカンはカーリシアンを親友と言っていましたけど、当時何かあったんですかね...?

 

アストリッドは過去の捜査資料から、リボーの家には地下室があったことを突き止めました。

そしてラファエルと共に夜探しに行くと、無事地下室を発見!

そこでは、リボーがさるぐつわをされ、ナイフで腹部を刺され死んでいたのです。

地下室を探すところで、幽霊を信じる根拠はないからと全く怖がらないアストリッドに対し、人並みにビビるラファエルが面白かったな~なんだか好きになっちゃうラファエルの人柄、流石です。

 

リボーが死んだのがいつかがポイントになってくるんでしょうね。

カーリシアンが突然おびえたのはきっと傍聴席で誰かを見つけたからなんでしょうけど、それより前にリボーは死んでいたのではないかなと思いますので、誰を見つけたんだろう...

不審死が続くというのは偶然でしょうけど、突然テレビがつくとかの謎は誰かがいたってことなんですかね?...地下に財宝か秘密かなんかあって、早く住人を追い出したかったから犯人が潜んでいてビビらせたみたいな。んで見つけちゃったリボーは殺された的な。

どんな展開が待っているのか、楽しみです。

 

アストリッドの過去

事件とは別に、少しずつ挿入される形でアストリッドの幼少期の出来事が明らかに。

先生の発言の言葉尻を指摘したり、パズルの細かすぎる話をしたりと子どもだけではなく先生からも鬱陶しがられていた様子のアストリッド。

しかし、1人の同級生はアストリッドのパズルの話を興味があると聞いてくれていましたが、結局、他の子と一緒にアストリッドをバカにしてきたのです。

結局、学校から「受け入れる準備ができていない」と言われ学校を追い出される形に。

 

現在軸で、自閉症の集まりである社会力向上クラブで「まずは信頼しないと絆は生まれない。信頼するのは賭けだけど」という言葉が。

アストリッドはラファエルと信頼してもいいのか、そこを悩んでいるのかな。

 

当時、お父さんからは「1人だけ信頼できる人がいる。自分だよ、自分を信じろ」という言葉を貰ったアストリッド。これは素敵な言葉だなぁ。そうだよね、自分が一番自分を信じなきゃいけないよね。

 

最後に

冒頭、ラファエルとアストリッドの出勤の様子が対比的に映される演出がよかったですね~!

物を置く場所がきっちり決められているアストリッドに対し、ラファエルなんて机の引き出しから食べかけのクッキーを取り出して食べる始末ですからね。生でしかも食べかけなんて入れるなよ😂クッキーのカスまで入ってましたからね。そのクッキーいつのだよ。

アストリッドが持ってきた捜査資料を見るための場所を確保しようと、机の上にあった捜査資料をバサバサッと豪快に下に落とすのにはびっくりしちゃいました。いつか大切な文書を失くしちゃうんじゃないかと私は心配だよ。

 

そしてバディもの大好きな私的には見逃せないワンシーンが。

ラファエルとは何年も相棒だったのにアストリッドが来てからは...と寂しがる様子を見せたニコラ、最高やないかい!!!部下からかわれても、最後にはご飯に誘うあたり、本当に寂しいんだろうなぁ。アストリッドとは違う場面でのバディ、期待してるぞ!!

 

では、お読みくださりありがとうございました!

 

 

 

アストリッドとラファエル~文書係の事件簿~1-1「パズル」感想

海外ドラマ「アストリッドとラファエル~文書係の事件簿~」シーズン1第1話「パズル(Puzzle)」感想です。

 

フランスのドラマ。基本的に字幕で見るんですが、フランスのドラマは初なのでフランス語おっしゃれ~と思いながら見ていました。メルシーくらいしか聞き取れん。

刑事課で働くラファエルが、犯罪資料局で働くアストリッドと出会い、事件解決へとつながるお話。バディもの大好きなので期待高まる~!

 

では、以下ネタバレあり感想です。

 

アストリッドとの出会い

医師のリオネル・ルノワールが、銀行から8000ユーロを引き出した直後、駐車場でガソリンを自ら被って焼身自殺。

自殺するにしては方法が怪しいため、議員の起訴に失敗して挽回する必要があるラファエル・コストに対しルノワール死亡について捜査するよう指示を出す警視正。

 

遺族から話を聞くと、ルノワールは息子の結婚が決まって喜んでいたり、近々診療所を開く予定だったり、海沿いの別荘の広告を見たりと自殺する気配はなかったとのこと。

気になる点は、自殺前に大金を引き出していたこと。

現在1ユーロがだいたい162円のようですから、約130万円を引き出していたということですよね。視聴者には引き出したそのお金をそのまま駐車場のゴミ箱に捨てていたことが分かっているので、誰かに指示されての自殺なのかな?等と考えてしまう描写。

この謎に包まれた感じがたまらなく引き込まれます。

 

2年前、ダンケルクホテルで医師のドニ・ネドリーが静脈を切って自殺し、メイドが浴室で遺体を発見した事件について、自殺とは断定できないものの捜査は終了していたことを知ったラファエル。

その時も、前日に500ユーロが引き出されていたのですが、中から鍵を締めたバスルームで死んでおり、誰も中に入っていないことから自殺と判断されたそう。

 

2つの事件に共通点を感じたラファエルは、当時の捜査資料を調べるも、なぜか頼んでもいない3つ目の事件の資料まで提供されます。

疑問に思いつつ、的確な資料だったため、その資料を出した人に話を聞きたいラファエル。

資料を出したのはアストリッド・ニールセン。彼女はラファエルのことを前から知っており、ラファエルの調書は誤字が多く習性が大変だと指摘。

そんなアストリッドが出した資料でも、精神科医が死んでおり、7000ユーロが行方不明となっていました。その洞察力を褒めるラファエル。

初見でアストリッドは癖がある人物だとすぐわかるはずなのに、ラファエルが全く変な風に思っている様子がない時点で、この人いい人なんだろうなぁと。

初対面でいきなり悪口言われたら普通イラっとしたり、何となく言動が不思議だと警戒したりしちゃうと思うんですよね。

もう初対面からいいバディになれそうな雰囲気。

 

アストリッド初登場の場面、美人なアストリッドがナンパでコーヒーに誘われるも、発がん性物質のアクリルアミドがコーヒーには含まれるという理由で断り、知らない番号からは出ないときっぱり言って、1分経ったからと去るのがもう人柄を綺麗に描いていて見事だな~と思いました。

あのやりとりでアストリッドは「普通の人」ではないぞと思わせる。上手い。

 

状況証拠

アストリッドはラファエルに自分が気づいた状況証拠について伝えようとするも、想定外のことには対応できず、電話で伝えることは叶わず。

結局職場で待ち伏せし、ネドリーとグラントの自殺はスコポラミンとアトロピンが使われた毒殺だと伝えます。

検視で毒が検出されなかったのは、ネドリーの検視は簡略的なもので、グラントは検視の手順に問題があったからだと。

電話で想定問答を作るのはちょっとだけ共感するな~予想外だとドキドキしちゃってうまく喋れなくなるのもわかる。もちろんあそこまで入念に想定はしないですし、「はい?」で電話切っちゃうことはないけど。笑

けど、この描写でアストリッドがすごく真面目な子なんだと伝わってきて、しかも待ち伏せしてでも伝えようとしていて、もうすでに好きになっちゃいました。

 

今回の遺体はまだラボにあるから見に行こうと、予想外の行動を嫌うアストリッドを説得し向かうラファエル。

検視した医師は毒物は検出されなかったと否定。しかしアストリッドがスコポラミンは中枢神経系に直接作用するため接種後1時間は血中に現れないこと、毒は吸引することが多く気道を確認すれば気質が残っているはずであることを指摘し、再度調べると実際に検出されたのです。

スコポラミンを摂取しても意識ははっきりしていて意思は奪われるので、まるでゾンビのようになるとのこと。

突然現れ鋭い指摘をしたアストリッドに対し警視たちは質問攻め。その状況にアストリッドはパニックを起こし、退出してしまいます。

この時ラファエルがフォローに走るのが良かったなぁ。ラファエルは気を遣ってる感じがあんまりせず自然体なのがいいんですよ。

 

そんなラファエルには息子のテオがいますが、迎えの電話が来ても対応が遅れ、別れた夫が代わりに迎えへ。

ラファエルは親権を失ったうえ面会の日まですっぽかしている様子。仕事柄迎えとかは難しそうだよなぁ。

 

アストリッドが犯人?

詳しすぎるアストリッドのことを調べるよう警視正に指示されたラファエルの同僚マルティーノ。

調べた結果、アストリッドはルノワールが死んだ駐車場の防犯カメラに映っており、かつグラントの元患者であったことが判明し、逮捕されることに。

その場に駆け付けたガイヤール局長はアストリッドの後見人で、彼女は自閉症であることを明かします。

アストリッドの父は警官で父子家庭でした。アストリッドのお父さんが散らかしたままの捜査資料を読み、それらに興味を抱き、初めてお父さんに質問したのです。今まで質問なんてしたことなかったアストリッドの初めての反応にこれだと思い、お父さんは犯罪化学について語り合うように。

犯罪化学はアストリッドにとって孤独から救う方法だったのです。そしてガイヤールはお父さんに頼まれてこれまで10年、犯罪資料局でアストリッドの面倒をみてきたのです。

 

知らない人たちと部屋に閉じ込められては話すはずもないとのガイヤールの主張を受けて、こちらも駆けつけたラファエルが5分だけ時間をもらい、聞き出すことを試みます。

すると、アストリッドはカトレアというランの花が自殺現場にあるかを見に行ったのだと話し始めるのです。

グラントの診察室にはいつも花が飾られていたけどそれはいつもバラで、現場にあったカトレアは持ち込まれたもの。

ダンケルクホテルにランは飾られていなかったけど、ベッド上の額縁にはカトレアの絵があった。

よって今回も現場にカトレアがあるはずだと思い確かめに行ったけど、見つからなかったので共通点を考え直し、それでスコポラミンにたどり着いたというのです。

 

アストリッドの話を踏まえラファエルが再度駐車場を調べに行くと、排気口の中にカトレアを見つけました。

また、防犯カメラに映る犯人らしき人物と歩き方が異なることから、アストリッドの釈放が決まるのです。

 

一見自殺に見える事件に共通点があると気づくためには、すべての事件を把握している必要があるわけで、捜査資料を扱うアストリッドだからこそ見つけられた共通点ですよね。特に絵に気づくのはすごい。

そしてアストリッドの話を信じてすぐに現場へ向かったり、そもそも詳しい事情も知らないうちからアストリッドを信じるラファエル最高。

 

3人の共通点

ラファエルは自閉症の集まりに参加するアストリッドの元へ行き、優秀な犯罪学者だから専門家として捜査に参加してほしいとスカウト。

しかし、アストリッドは予測不能な仕事はできないからと断ります。そして9点の謎を解いたって...と意味不明な発言。

同じ会に参加していた自閉症仲間に話を聞くと、自閉症の人が興味を持つ話題を振るといい、アストリッドの興味はジグソーパズルや謎解きなどのパズルだと教えてもらいます。

そのアドバイスを活かし、なくなった金額が少なすぎるのでお金目的ではないけど、貴方には関係ないからこの謎はひとりで解くと言い残し、興味を引くことに成功。

 

一方、ラファエルもアストリッドが言っていた9点の謎が気になり、テオに9つの点で四角を作り4本の線で全部つなぐパズルだと教えてもらい、解こうと必死。

 

部下のルブラックが担当していたブードゥー教の被疑者を釈放し、スコポラミンはハイチでは悪魔の吐息と言われ、コロンビアではブルンダンガと呼んでいることを聞き出したラファエル。ナチスも自白剤に使っていたもので、普通の薬剤だから追跡ができない。

しかし正しく投与するのが難しいので限られた人にしか扱えず、犯人はプロだと推定。

 

もう一度ホテルを調べたところ、花の絵は事件の会った部屋だけで、しかも絵の裏に記載されていた店名はコロンビア製品を扱うお店だったのです。

また、アストリッドの調べではグラントの本棚にはコロンビアの本があり、ルノワールはマラリアのり患歴があり、リドリーはSNSにコロンビアのボゴタ空港の写真が載っていたことが判明。

つまり3人ともコロンビアに旅行へ行っていたのです。そして同時期かどうかは銀行口座や遺族から話を聞けばすぐにわかるというラファエルの言うとおりすぐに判明し、2014年10月20日からノジカール研究所が会議のために3人をコロンビアへ出張させていたことが明らかに。

 

同研究所のイベント部長のシルヴィ・ラサールは、2年前にレイプで告訴されるも被害者3人が取り下げたことをネタに脅し、マルコムから会議の出席者名簿を出させることに成功。

しかし、マルコムは名簿を出したがっていなかったので、その様子からマルコムは個人PCに別の名簿を隠し持っていたのではないかと疑ったラファエル。

コロンビアは娯楽が少なく売春が合法なこと、マルコムが出張を手配していたことからも、売春をしていたとにらみ、自閉症の集まりでアストリッドについて教えてくれた人にマルコムのPCへアクセスするよう依頼。

すると、被害者3名とマルコムが海のクルーズへ出かけていたことが明らかになったのです。

 

一方でアストリッドは、「あなたと一緒にいるとエネルギーを使う、猛進型だから親権を取れなかったんだ」とラファエルに言い、これ以上は捜査に協力したくないと伝えます。

その発言に流石に怒ったラファエルは「視線を逸らすのは見下しているから?自分の巣に戻れば」と言い残し去ります。

 

犯人は?

マルコムの逮捕へ向かうと、マルコムが飛び降り自殺しようとしており、地面にはカトレアが。つまり、マルコムは犯人ではなかったのです。

 

署へ戻ると、ラファエルが以前失敗した議員の事件で、匿名で資料が送られてきたので証拠十分になり判事が起訴したことが判明。

アストリッドのおかげだと気づいたラファエルはお礼を言いにランチを食べようとするアストリッドのもとへ。

アストリッドが自分の席と決めているところに座る男性を追いやり、2人でランチ。

息子について意見すべきじゃなかったとアストリッドが素直に謝ると、ラファエルも暴言はいてごめんと和解。

自分を見失わないから日常が大切だけど、職場へ戻っても捜査が気になるのと打ち明けるアストリッドの側を通りかかった局長も、現場へ行くことに背中を押してくれます。

 

そして現場へ向かうと、クッションが1つ以外整えてあること、椅子がずれて敷物がずれていることから座っている時に毒を摂取したのだと指摘するアストリッド。その発言から、人が来ても警戒していない、つまり知り合いの犯行だとラファエルは推理。

左のテーブルだけ汚れてるため、この部屋を掃除した人は丁寧な仕事をしていないと指摘するアストリッドの発言を受け、もしくは中断する必要があったんじゃない?家政婦が犯人?とたどり着くラファエル。

こうやって、アストリッドの鋭い洞察力から気づいた事実をもとにラファエルが犯人像を絞っていくの、とてもいいですね~もちろんラファエルだって優秀だから現在の職についているわけで。不用意にラファエルを下げるのではなく、きっちり有能な部分を描いてくれるところ、2人の得意分野が明確なところがとてもいいです。

 

マルコムが持つ連絡先とホテル従業員の名簿で一致する名前で調べると、姉が4人の男に船に乗せられ、レイプされ殺されたという妹のヴィオレッタからの告訴を受理していたこと、その男らはフランス人の医者で、もみ合ううちに彼女の首が折れ、生きたまま海へ投げられたこと、ヴィオレッタは海へ飛び込んだと思わせ救命ボートに隠れていたことが判明。

姉の遺体は見つからず、売春婦は普段から嘘をつくため地元警察からは信用されていないので事件として扱ってもらえなかったというのです。

殺された姉の名はカトレア・フローレス。ここでカトレアにつながるのか~~!この繋がった瞬間の爽快感。それにしても胸糞な事件。

 

カトレア逮捕へ向かう際にテオを迎えに行かなければならなくなり、ラファエルの代わりにアストリッドがいくことに。

テオが気を利かせて「おばさん」と抱き着き、その後も「全員に敬語を使う方が楽」と言うアストリッドに対し「名案だね」、「ママは強がってるけど時々隠れて泣いてるから強くない」と言うテオに対し「私たちを助けてくれるように警視にも私たちが必要」と答え、仲良くなる2人。

「これからもママを助けてね、これからも続ければいいのに」と言われ、うなずくアストリッド。これは期待しちゃうぞ???

 

逮捕されたヴィオレッタが語ったのは、船に乗せられた時は16歳と18歳で処女だったこと、処女は高く売れるので義理の母に売られたこと、男たちは泥酔して興奮していたこと、姉は私を助けようとしてくれていたこと、男の1人がくれた煙草のマッチ箱にダンケルクホテルと書いてあったことからフランスへ来たこと、神が犯人へ引き寄せてくれた(と信じている)こと、ホテルで働いていたら男の1人が来て、薬の影響で仲間の名前を吐いたこと。

いやぁ胸糞だな...アストリッドの言うとおり、ヴィオレッタも被害者なわけで。もちろん私刑は許されないけど、マルコムらもしっかり罰せられてほしい。

 

マルコムのPCを調べてくれた自閉症の男性には列車旅をプレゼントし、アストリッドには食事に誘うラファエル。ラファエルを見ていると、人と仲良くなる、言い方を換えれば人を上手く使う才能があるよなぁと。素敵な才能。

アストリッドはラファエルの質問に対し、興味の主体は犯罪化学だけど、パズルは社会にも許容されるから好きだということ、少し見方を変えて違う視点から考えれば謎はとける、枠から出ることが大事だと答えます。

その発言をきっかけに、9点の謎が解けたラファエル。この無邪気さがいいな~!

 

最後に

バディものが大好きな私、よくよく考えてみたら女性と女性のバディは初めてかも。

性格が正反対ともいえるこの2人の化学反応が楽しみですね~!

ラファエルは離婚しているということで、その辺の深堀もあるのかな?恋愛要素もあると嬉しいな~2人がお互いに恋愛相談とか絶対面白いもん。

今後に期待!

 

では、お読みくださりありがとうございました!

明けましておめでとうございます 2025

新年明けましておめでとうございます!

ということで、このブログも(ほぼ)4周年を迎えました。

いつも読んでくださっているみなさま、本当にありがとうございます!

 

昨年は海外ドラマ『ゾーイの超イケてるプレイリスト』がちょうど年内に見終えましたので、今年は何のドラマを見始めようかな~とうきうきしております。

昔レンタルで途中まで見ていた『ホワイトカラー』とか久しぶりに見たいなぁどんな結末を迎えたのかなぁなんて思ったりしていますが、ディズニー+なんですよねこれが。

ディズニー+の字幕はなんか反応が悪いのか割と多めな頻度で追いついていないので、アクションとかコメディとかざっくり見る分にはいいんですけど、ミステリーみたいにセリフが大事でしっかり見たい時には不向きなんですよ。

Huluでも配信してくれないかしらん。

 

今年も海外ドラマに限らず、私が観たり読んだりしたものの感想を備忘録的に綴っていきたいと思います。

では、今年もよろしくお願いします!

 

2024今年の映画ベスト5

もうすぐ今年も終わります。

ということで、私の独断と偏見による、私の個人的な今年公開の映画ベスト5を紹介したいと思います。

 

が、最初にお詫びしなければならないことがありまして...(ここからタイトル画像まではうだうだ喋ってるだけですので、ランキングのみ見たい方はすっとばしてください。)

今年、例年に比べて劇場へ行けた回数が減っておりまして、必然的に今年公開の映画は見たいと思っていたのに見れていない作品がいくつもあるんです。

例えば海外作品で言えば『ヒットマン』や『憐みの3章』、『花嫁はどこへ?』、『僕とパパ約束の週末』などなど、見たかったのに見れていないんです。

『僕とパパ約束の週末』はまだ公開している劇場もありそうですが、私の行ける範囲ではもうやっておりません。

 

というか、そもそも公開してくれる劇場が少なすぎません???そして少ないにもかかわらずすぐに公開終了する。

『花嫁はどこへ?』なんて、たしか公開3週目でもう見れなくなってたような。サイトで公開終了日未定となっていたので余裕こいてたんですけど、いつの間にか上映スケジュールに載っておらず...最近インド映画にハマり始めているので、見れなかったのが悔しい。

『憐みの3章』もねぇ、『哀れなるものたち』は日本公開も長かったので楽観視していたら、あっという間に終了してましたね...見たかったよ~~~

 

そのくせアニメとかはめっちゃロングランかつ複数スクリーンおさえてたりするじゃないですか。

私も名探偵コナン好きですし、ハイキュー!!とかも見に行ったのでアニメ人気なのは嬉しいですけど、でも程度ってもんがありません...?最近半年くらい公開してたりしますもんね。ちょっとくらい海外映画に分けてくれよ!!!

 

それと、『ウルフズ』の劇場公開中止も悲しすぎたなぁ。ついに日本はジョージ・クルーニーとブラッド・ピットの映画までやらなくなるのか終わってんな!!!と思っていたら、そもそもアップルが配信に切り替えたらしいですね。

なんでも『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』の興行が芳しくなかったとかなんとか。私は結構いい映画だと思ったんですけど、世間は厳しいですね。

この流れで配信ばっかりになったら嫌だなぁ。映画館で見るからこその良さがあるのに。

 

と言いつつ、映画1本見るのに2000円もかかるようになってしまい、私も見る映画を吟味し出したのは事実です。映画が安くなる曜日に行ったりレイトショー狙ったり努力はしてるんですけど、それでも見ないことを選択してしまった映画は去年以上に増えてしまいました。こういう方法をとりはじめると、思わぬ良作に巡り合いにくくなってしまうので、本来はちょっとでも気になったら見たいものですが。

そして安い日を狙って行こうと日程とにらめっこしているうちに劇場公開が終了してしまうというね...

来年はここを反省して、公開したらなるべくすぐに見に行くようにしなければと思っております。

 

と、うだうだ愚痴を言っておりますが、つまり今年のランキングは私的に不完全なんです。見れなかった映画がランクインしてた可能性は大いにあると思うのです。

なのでそもそもランキング記事を書くのをやめようかとも思ったんですけど、でもやっぱり見れなかったということも踏まえて1年を振り返りたいので、記事を書くことにしました。

 

では、以下ネタバレなしのランキングです。

 

今回めちゃくちゃ悩みました。

なので禁じ手ですが、番外編として本当に僅差でランクから漏れたものの、ランクインさせたかった4作品を(も)紹介します。

 

番外編①:パーフェクト・デイズ

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いやぁこれは役者・役所広司を堪能する映画です。ラストシーンの演技にすべて持っていかれました。

公衆トイレの清掃員をしている主人公・平山の日常をただひたすら追うストーリーなんですけど、毎日同じ繰り返しのように見えて、些細な喜びを、今この瞬間を楽しむ平山の生き方に「何も変わらない」「また今度でいい」なんてないんだなと思わされます。

ただ、一点不自然で違和感を感じたのは公衆トイレなのに吐しゃ物や汚物が一切映されなかったことですかね。元々The Tokyo Tilet プロジェクトの広告を作ってほしいという話から映画になったらしいので、そういう意味であえて映さなかったのかなぁとか考えてしまいました。ので惜しくもランクインせず。

平山がカセットで日替わりに曲をかけるんですけど、選曲がまたいいんですよ。

 

番外編②:青春18×2 君へと続く道

eiga.com

台湾の高校生ジミーが日本から来たバックパッカーのアミと出会い、恋をして、現在のジミーがそんな過去を振り返りながら、アミの故郷を旅するという物語。実際の人物のブログがきっかけなんだとか。

18×2とは、私の解釈では18歳と36歳という意味だと思うんです。思い出が18歳で、現在が2倍の36歳。当時は気づけなかったことに気づいたり、違う考え方になったりする年齢。

アミはなぜ突然帰国してしまったのか?段々展開は読めてしまうんですけど、それでも涙が止まりませんでした。映像の、18歳の暖色と36歳の寒色の対比がとても美しかった。

それにしても、「君へと続く道」とかいう邦題のダサい感じはなんとかならないもんですかね。

 

番外編③:インサイド・ヘッド2

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大ヒットを収めたインサイド・ヘッドの続編。

続編が作られると聞いてまたか、金儲けかとがっかりしたんですけれど、今作を描くための前作だったんだなぁと思うくらいにぐっときました。金儲けかとか思ってすみませんでした。

思春期を迎えたライリーにはヨロコビ・カナシミ・イカリ・ムカムカ・ビビリではない新たな感情が芽生え、新しい感情とうまくやっていけないヨロコビたち。ライリーの幸せを守ることができるのか?

不要な感情なんて、いらない思い出なんてないんだと、これまで生きてきた自分を抱き締めたくなります。

それと流石はピクサー、2Dアニメやゲームキャラの映像がま~美しくてほれぼれしました。

 

番外編④:フォールガイ

fallguy-movie.jp

スタントマンをしていた主人公は大けがをきっかけに退いていましたが、とあることをきっかけに現場へ戻ることに。その現場にはかつての恋人もいて、何とか頑張って気を引こうとする傍ら、とある事件に巻き込まれ...

映画愛に溢れた映画!エンドロールではさらにそれを感じます。

音楽や画面分割など随所で笑えて楽しい映画です。スタントマンならでは、たくさんのアクションも堪能できます。使われていた音楽が聴きたくなって、長い事リピートしてました。

 

5位:哀れなるものたち

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自殺した主人公は天才外科医バクスターにより生き返り、ベラとしての人生を歩むことに。ベラは世界を自分の目で見たいという欲望にかられ、お金持ち・ダンカンに誘われ世界への旅に出かけるうちに、様々な経験を経て成長していく物語。

と書くと聞こえはいいんですけど、この映画は見る人を選びますねぇ。はっきり言えばとにかくセックスシーンが多い。最初ははじめての感覚に興味津々な思春期の男の子って感じなんですけど、いろいろな人たちと出会い経験を積むことで成長を遂げ、社会の構造の闇みたいなものを学んでいく物語なので、そのシーンも必須なんですよね。そういうシーン以外にも、そもそもの設定がブラックユーモアすぎて最後は最早ホラーな独特すぎる世界観なので、本当に見る人を選びます。

偏見を持たず純粋な気持ちで学ぶこと、反省して改善することの大切さ、それを実行する凄さを感じます。エマ・ストーンの成長していく様、内から発せられる美しさを感じる演技が本当にすごいです。

 

4位:アーガイル

eiga.com

スパイ小説家の主人公・エリーが小説とそっくりな現実のスパイ世界に巻き込まれるお話。

まず設定が面白いんですよ。小説家なので知識はあるけど全然動けなくて、そんな主人公を本物のスパイが助けるという。小説の登場人物が主人公に脳内で語り掛けてくる演出が最高です。

あと曲も最高。ビートルズの新曲が流れた時は「めっちゃ金かけてんなぁ」と笑いそうになりましたけど、この曲に持たせた意味がもう最高なんですよね。主題歌は中毒性があって、一時期その曲ばっかり聞いてました。

ありとあらゆるサム・ロックウェルが見られるのは最早ファンサービスです。頭からっぽにして見られるとにかく楽しい映画。

 

3位:オッペンハイマー

www.oppenheimermovie.jp

原爆を開発した科学者・オッペンハイマーを描いた物語。

原爆や戦争そのものを題材にしているわけではなく、オッペンハイマー自身の物語、そしてオッペンハイマーと対立したストローズの物語だからこそのメッセージ性。

エンドロールへの入りがとても効果的だったなぁと。なぜ過去から学ばず前進できないのか。現政治への批判を感じました。だからこそのこういう描き方だったのだろうなと。

 

2位:サウンド・オブ・フリーダム

www.hark3.com

少年少女を売春する組織に誘拐された子どもたちを救うため、アメリカの警察官・ティムが国を越えてコロンビアまで単独潜入するお話。

このお話が実話ベースというのが何とも重い。劇中では実際の映像も使われていて、現実なんだと突きつけられる。

けれど、前向きな終わり方だったのがとてもよかった。エログロシーンは徹底して映さないというのも、製作陣が何を伝えたいのかが明確になっていてよかったと思います。

タイトルの意味が分かった時、なんだかじ~んとしましたね。

本編はもちろん、エンドロールでのメッセージにはより心を打たれましたねぇ。スマホ厳禁な劇場でQRコードを読ませるというのはうーん、という感じですけど面白い取り組みだと思いました。

「映画」の力を、「映画」の意義を感じる映画でした。

 

1位:ラストマイル

last-mile-movie.jp

脚本家・野木亜紀子の過去作『アンナチュラル』と『MIU404』とのシェアドユニバースということでも話題になった今作。

ブラックフライデー前夜、配達された段ボールが爆発し、連続爆破事件と発展する物語。

アンナチュラル勢もMIU404勢も必要だから登場するのであって、彼らはあくまで彼らの世界で仕事をしているのであって、ファンサービス的にこれみよがしに出てくるわけではないところが好印象でした。そしてドラマからの時の流れを感じられたのがドラマ好きだった私としてはもう嬉しくて嬉しくて。

そしてメインは、メッセージ性が素晴らしかった。社会の闇を描き、単なるハッピーエンドで終わらせない、まだまだ問題は根本解決してませんとしてラストにするところが素晴らしかった。でも、押しつけがましくないといか、重すぎないんです。考えたくない人やそもそもそういう発想に至らない人にとっては単なる娯楽映画としても収まる。(まあ正直この映画を見てなんの考えにも至らない大人は、「幸せ」な人か自分以外のことを何も考えない人のどちらかでしょうね。もしくは働いたことがない人。)このシリアスさとエンタメ性のバランス感が流石だと思いました。

それともう予告映像でも出演が明らかにされてますので言及しますが、中村倫也が登場した時には声出ましたね。ものすごい演技力を発揮しております。

この映画を見て、考える人が、ちょっとした行動に移す人が増えて、社会が少しでも良い方向に変わるといいな。

 

最後に

今年公開ではないけれど、私が今年初めて見た映画ベストは『キングスマン』です!

『アーガイル』がすごく面白かったのでHuluで見たんですけど、まあめちゃくちゃ面白くて、これまで見ていなかったことを後悔しました。今度からこの監督さんもチェックしなければ。

もちろんタイトルもなんとなくの設定も聞いたことがあり、大人気だとは知っていましたが、そりゃ人気だわと納得。

ああいうお店の裏は実は...とか、英国紳士に見える人が実は...みたいなのって、何歳になってもワクワクしますよね。それとバディものってのが最高でした。

 

来年も、たくさんの素晴らしい作品に出会えますように!

では、最後までお読みくださりありがとうございました!

海外ドラマ「ゾーイの超イケてるプレイリスト」感想まとめ

海外ドラマ「ゾーイの超イケてるプレイリスト」の感想まとめです。

 

各リンク先にはそれぞれのシーズンの感想がリンクでまとめてあります。

そのリンク先の感想記事はすべてネタバレありとなっております。ご注意ください。



ゾーイの超イケてるプレイリスト シーズン1まとめ - たーこいずの宝箱

 

ゾーイの超イケてるプレイリスト シーズン2まとめ - たーこいずの宝箱

ゾーイの超イケてるプレイリスト シーズン2まとめ

海外ドラマ「ゾーイの超イケてるプレイリスト」シーズン2の感想記事まとめです。

 

リンク先はすべてネタバレあり感想となっておりますので、ご注意ください。



ゾーイの超イケてるプレイリスト2-1「復帰のプレイリスト」 - たーこいずの宝箱

 

ゾーイの超イケてるプレイリスト2-2「邪魔だらけのプレイリスト」 - たーこいずの宝箱

 

ゾーイの超イケてるプレイリスト2-3「悪魔のプレイリスト」 - たーこいずの宝箱

 

ゾーイの超イケてるプレイリスト2-4「幸せ探しのプレイリスト」感想 - たーこいずの宝箱

 

ゾーイの超イケてるプレイリスト2-5「幼馴染のプレイリスト」感想 - たーこいずの宝箱

 

ゾーイの超イケてるプレイリスト2-6「決断のプレイリスト」 - たーこいずの宝箱

 

ゾーイの超イケてるプレイリスト2-7「星空のプレイリスト」感想 - たーこいずの宝箱

 

ゾーイの超イケてるプレイリスト2-8「バースデー・プレイリスト」感想 - たーこいずの宝箱

 

ゾーイの超イケてるプレイリスト2-9「ミステリアスなプレイリスト」感想 - たーこいずの宝箱

 

ゾーイの超イケてるプレイリスト2-10「ガールズ・ナイトのプレイリスト」感想 - たーこいずの宝箱

 

ゾーイの超イケてるプレイリスト2-11「ダブルデートのプレイリスト」感想 - たーこいずの宝箱

 

ゾーイの超イケてるプレイリスト2-12「出会いのプレイリスト」感想 - たーこいずの宝箱

 

ゾーイの超イケてるプレイリスト2-13「別れのプレイリスト」感想 - たーこいずの宝箱

 

ゾーイの超イケてるプレイリスト2-13「別れのプレイリスト」感想

海外ドラマ「ゾーイの超イケてるプレイリスト」シーズン2第13話「別れのプレイリスト(Zoey's Extraordinary Goodbye)」感想です。

 

ついに最終話!なんだか最後までいろいろな動きがありそうですが、結末はいかに?

 

では、以下ネタバレあり感想です。

 

サイモンとの別れ

セラピーでは大半がマックスとの関係について話をしており、やっぱりマックスが好きなんだと自覚したゾーイ。

しかし、サイモンを傷つけたくないから別れ話はできません。

しかし、なんとサイモンから別れようと言われるのです。

同じ時期に同じ辛い経験をした絆を恋と混同してしまったんだろうと。

 

いや~~正直なところサイモンは、ゾーイが自分のことを心から好きではないと気づいちゃったからでしょうねぇ。

何か隠しごとをしているようだと察していたからこそなおさら。

それを、恋と混同していたのかもと言うのは、自分から別れを告げるのはすごい。サイモンには幸せになってほしい。

 

と思っていたら、なんとサイモンにも門出が。

ドローン電話を開発していた、黒人の若者が経営している小さい会社をサイモンに任されることになったのです。

リーフが訴訟になるのを気にしてサイモンに伝え、サイモンからダニーに直談判した結果、その会社を買収し、サイモンに任せることに。

リーフも心が優しいですよねぇ。幸せになってくれ!

サイモンも、ゾーイとの別れは辛そうでしたがやりがいがありそうで何より。

 

モーとペリーの恋の行方

ペリーから言われた言葉をきっかけにモーはペリーをあしらうように。

「私との交際に迷っている男性に付き合っている暇はない」というセリフはまさにモー。かっこよすぎる。

 

無視されるペリーは話し合いのため、招待されていないマックスの送別会へやってきます。

モーはしつこいと嫌がるも、心歌では二人でやり直すことを願っていました。

結果、子どもも交えて関係を続けているようで何より。まだまだ問題は生じるでしょうけど、モーも大人になった!

 

マギーの人生

久しぶりにFacebookを開いたら、高校の時の彼氏から連絡が来ていて盛り上がるマギー。

デイヴィットはなりすましの詐欺じゃないかと疑うも、エミリーはノリノリ。

しかし、やり取りの途中で妻がいたことが発覚し、ショックを受けるマギー。

そんなマギーに対し、精神安定剤の影響で楽観主義的になったエミリーはあなたにまだそういう気持ちがあると証明されたから私はよかったと思う、と伝えるのです。

 

そして、マギーはみんなに、これからまた恋をする可能性がある、ミッチの願いどおり自分の人生を生きる、と宣言するのです。

そうですよね、マギーはまだまだ人生があるのだから、その人生を全力で楽しむ必要がるし、そうすることが一番ミッチは喜ぶだろうから。

エミリーの言葉が素敵だなぁ。らしくない考え方なのにイラつく、というのがエミリーらしくていい。

 

マックスとの関係

送別会に水を差したらいけないから別れた事は黙っていようと決めた直後に、マックスとローズに言ってしまうゾーイ。あきれるサイモン。もうこの時点でマックスの事が好きだってバレバレですよねぇ。そりゃサイモンも付き合ってたら辛いわ。

 

マックスへのスピーチの過程で、みんなの雰囲気がおかしいことに気づき、ダニーからマックスではなくゾーイが受かった真相を教えてもらうゾーイ。

マックスを責めるも、譲った理由は誰よりも適任だから、会ってすぐ情熱や知性を感じたから入社すべきと思った君は素晴らしいプログラマーだからと言われます。

マックスの優しさに再度触れ、「行かないで」と言おうとして、理性で「寂しくなる」とだけ伝えたゾーイ。

それを受けて、何かを言おうとして、やはり何も言わなかったマックス。

 

その晩、夢にミッチが出てきて、力が進むべき道を示しているのかもしれないよ、天がすることにはすべて意味がある、リスクを冒さなきゃと諭されるゾーイ。

 

夢に勇気をもらい、空港まで乗り込んでマックスへ想いを伝えることに決めたゾーイ。

しかし、空港でマックスの恋愛ソングの心歌を聞き、ローズが好きなんだと思ったゾーイは言わずに帰ります。

 

ベンチでマックスからもらった指輪を触りながら黄昏ていると、なんとマックスから声をかけられます。

空港で「あなたの心には他の人がいる」とローズに振られたと言うのです。

サイモンもローズも、自分のことが好きじゃないと察して自ら別れを告げられるの、強いなぁ。幸せになってほしい。

 

君の頭の中はわからないし、君の力のせいで不公平があるかもしれないけど、それでもいいと言うマックスに対し、私も逃げない、この先も私たちに試練があるかもしれないけど、特別な人たちが見守ってくれているから、と想いを伝えるゾーイ。

なんと、ゾーイの「私たちに不可能はない」と歌う心歌がマックスにも聞こえ、それが心からの言葉だと分かるのです。

 

まさか終結をマックスにも心歌が聞こえるようになる、にするとは!予想外でした。

これは力を持つゾーイを心から好きで、そんなゾーイと向き合おうと心から決意したからこそ、そんなゾーイの心歌が聞こえるようになったということなんですかね。

でもこれで不公平感がなくなって、うまくいくようになるのかな?お互いに嘘つけないなら素直になれそうですしね。

 

使用曲一覧

Sing/ Carpenters

みんなが歌っている心歌。

悲しい事じゃなく嬉しいことを歌おう、いつでも歌えるよう簡単な歌を、ただ歌を歌おう、という歌。

 

Shake It Off/ Taylor Swift

送別会に来たみんなの心歌。

みんなが自分のことを噂してるけど私はこのままいくわ、気にしてなんかいられないという歌。

 

We Can Work It Out/ The Beatles

モーが話し合いに応じてくれないペリーと、しつこいペリーを嫌がるモーの心歌。

一緒に協力して問題解決しよう、2人ならうまくやれるはずという歌。

 

I Lived/ Onerepublic

夢に出てきたミッチが歌ってくれた歌。

苦しまないことを願っているけど痛みを受け入れて、世界がくれた時間を大切にして、精一杯やったと言って、という歌。

 

When a Man Loves a Woman/ Percy Sledge

空港に到着したマックスの心歌。

彼女のためなら世界だって変えられる、彼女こそ正義、という熱烈な愛の歌。

 

I Still Standing/ Elton John

ゾーイと別れた後サイモンの心歌。

言っとくけど君が消えたってオレは平気だ、今まで一番しっかりと立ってる、という失恋から立ち直る歌。

 

I Melt With You/ Modern English

マックスと再会した時のゾーイの心歌。

私たちに不可能はない、世界を止めてあなたと溶け合う、未来は広く開かれている、という歌。

 

最後に

当初からマックス派を宣言していた私的には、ゾーイがマックスとくっついて嬉しいんですけれども、サイモンやローズを思うとなんだか複雑。

2人がもっと早くにちゃんと向き合っていれば、サイモンやローズは傷つかずに済んだのにな...とも思ってしまいます。まあ離れてしまうという状況になったからこそお互い自分の気持ちに素直になれたんでしょうけど。

 

でも、マックスがNY行きをやめたんならマキシモーのNY出店はどうなるのさ???

ちょっとハッピーエンドちゃんちゃん、とはいかないような。笑

まあ事実上の打ち切りなんで、とりあえずまとめたって感じなんですかねぇ。

 

個人的には、トービン達が社内ルールに則り人事に交際を報告したってのがめっちゃいいなと思いました。トービンの素直さが出ているというか。本気度を感じるし。

サイモンもやりがいある、自分のやりたい仕事ができるようになって本当によかった。

 

気持ちが歌で分かるという設定も、ミュージカル的な演出もすごく面白かったので、もう終わりなのが残念です。結局マックスかサイモンか、という単純でまた?となっちゃうストーリーが面白みに欠けたのかなぁ。

モーのキャラ大好きだったので、モーがもう見られないのも、トービンのユニークさが見られないのも残念です。

いつかスペシャルとかで限定復活しないかな。

 

では、最後までお読みくださりありがとうございました!