ラジカセ(依頼品)の修理

こんばんは、今日は午前中晴れ、午後は曇り空で最高気温が19℃と過ごしやすい日でした。明日からの3連休は明日は少し崩れますが、日月は天気が良いようです。
さて、今日は久しぶりにお会いする会社の先輩や同僚との飲み会があり時間がなかったので、簡単な修理の話です。先日、ラジカセの修理依頼がありました。AC100Vでは動作しますが、乾電池では動作しないというものです。これは、おそらく電池の液漏れで、電池の接点が腐食していると思われましたが、やはりビンゴでした。約1時間で修理が完了しました。

1.修理依頼を受けたラジカセ
これが、修理依頼を頂きました、ラジカセです。

症状としては100Vでは動作しますが、乾電池では動作しないという故障だそうです。
確かに100Vではきちんと動作していますね。

2.電池ボックスを確認する
それでは底面にある電池ボックスを確認します。Tomの予測としては、電池が液漏れし、電池の接点が腐食し、接点不良になっていると予想します。

ボトムカバーを開けて電池ボックスを確認すると、やはり端子が腐食していました。

3.バラシ
それではさっそくばらしますが、今回は出来るだけ簡単に修理を行うため、電池の端子基板だけ取り出します。

4.端子の研磨
結構錆がひどいので、作業台に新聞紙を敷いて、サンドペーパーで端子の研磨を行います。

1)一番腐食が進んでいる端子の研磨

大分奇麗になりました。

2)その次に腐食が進んでいる端子の研磨

5.端子の再はんだ
これまでの修理の経験として、腐食した基板のはんだは、特性が変わっていて、接触不良となります。そこで、特性の変わったはんだを吸い取り、端子を研磨しフレッシュなはんだを注入します。

1)古いはんだの除去

2)端子の研磨

3)再はんだ

他の端子もすべて再はんだします。

4)基板の洗浄

6.組付け、動作確認
端子基板を組付けた後、動作確認をするのですが、この機種は単一乾電池を6本使用するので、家中の乾電池を探して、やっとこさ6本かき集めました。最近は省エネになっているので、なかなか単一の乾電池は使わないので、在庫も少ないですね。6本見つかって良かったです。

電池をセットし、動作を確認します。

動作を確認することが出来ました。
毎度このような簡単な修理なら良いのですが、なかなかこのような簡単な修理はありませんね。
さて、次回の修理はどんなのが待っているのでしょうか?
お楽しみに!