都道府県別交通事故死亡者数（自動車乗員）

厚生労働省の人口動態統計から自動車乗員の交通事故死亡者数ランキング。ここでは同統計の死因分類のうち、乗用車乗員(V40-V49)、軽トラック乗員又はバン乗員(V50-V59)、大型輸送車両乗員(V60-V69)、バス乗員(V70-V79)の合計を比較している。これは自動車に乗っていて亡くなった人数を表しており、自動車とぶつかった亡くなった歩行者などは含まれていない。また、年による変動を平均化するため2014年〜2016年の平均値を使っている。

全国の自動車乗員交通事故死亡者数は1,485.3人で、人口10万人あたり1.17人。死亡者数が最も多いのは岩手県で人口10万人あたり2.82人(偏差値70.7)。2位は香川県で2.57人。3位以下は鳥取県(2.28人)、徳島県(2.27人)、福井県(2.26人)の順。一方、最も死亡者数が少ないのは東京都で人口10万人あたり0.24人(偏差値26.5)。これに神奈川県(0.44人)、大阪府(0.59人)、埼玉県(0.59人)、沖縄県(0.81人)と続いている。

分布地図を見ると都市部で少なく地方で多い。

相関ランキングでも自家用車通勤・通学率と正の相関があり、公共交通機関通勤・通学率と負の相関があることから、公共交通機関が未発達で車社会の地方で自動車乗員の交通事故死亡者が多い。

また、交通事故死亡者数とも正の相関が高く、自動車乗員の交通事故死亡者が多いところは交通事故の死亡者数が多い。

交通手段別の死亡者数は以下の通り