都道府県別ガソリンスタンド数

全国石油協会の統計からガソリンスタンド数ランキング。2010年現在、全国のガソリンスタンド軒数は38,777軒で、1996年の59,615軒から35%の減少している。人口10万人あたりガソリンスタンド数は30.41軒。

1996年以降のガソリンスタンド数(左軸;軒数)とガソリン・軽油・灯油合計販売量(右軸;千キロリットル)

これをみると店舗数、販売量とも右肩下がりで、低燃費車の人気が高まっているここ数年は販売量が急に落ち込んでいる。

全国で最もガソリンスタンドが多いのは鹿児島県で人口10万人あたり59.08軒。2位以下は徳島県、山梨県、島根県、高知県と車社会の地方が上位に入っている。下位を見ると最下位の東京都が人口10万人あたり11.18軒と鹿児島県の1/5以下。神奈川県、大阪府、埼玉県、京都府と続いており、都市部でスタンド数が少ない。

分布図を見ても都市部で密度が低く、地方で密度が高くなっている。

相関ランキングでは軽自動車普及率、自動車登録台数、自動車普及率(2台以上)、自動車普及率との相関が高く、車が生活の足となっている地方でスタンドが多い。ガソリン需要が多いことに加えて、地方は人口密度が低く、住民が散らばって住んでいるため店舗の統廃合が難しいこともあるだろう。