天使の3P! 第06話 「ベーシストを連れてくな!」
「1つ提案があるんだけど。今回の曲、歌詞は3人でつけてみない?」
今回は響が潤達に歌詞作りに挑戦してもらおうとするところから始まります。
女子小学生が響の作った曲を演奏して歌えるだけでも凄いことなのですけど、
さらにその上に作詞までやってみるというのは素晴らしいですね。
与えられた曲をなぞるように歌うだけではなく、自分達で作詞して歌ってみれば、
さらに曲に対して愛着を持てると思うので良いことだと思います。
とにかく、彼女達がどのような作詞をして歌ってくれるのか楽しみでした。
「だめぇ~。何を書いていいのか分かんな~い(汗)」
さっそく希美は作詞をしてみるものの、なかなか良い歌詞が思い浮かびません。
小学生ではまだ語彙力があるわけではないから、深く考えると余計に難しいかも。
むしろ小学生らしくストレートな感情を表した歌詞を作ってみるのが良いかもね。
ただ、そらはあまりにもストレートに自分の願望を書きすぎだから笑います。
とりあえず、そらはコロッケが大好物というのはよく理解しました(^ω^;)
「響。座ってくれ。ちょっと込み入った話なんだ。」
今回は希美の祖父のライアンがイギリスからやって来たのがポイントです。
響のアップロードしたPV映像が思わぬ形で希美の親族を結びつけましたね。
あと希美の両親が駆け落ちしていたことや、すでに他界していることなども
明らかになっていました。
希美にとっては血縁者の祖父が迎えに来てくれたというのは良い話ですけど、
彼女の表情を見る限りではあまり嬉しくなさそうだったのが気になるかな。
祖父とはいえ今まで会ったこともない他人も同然というのもあるのでしょう。
それに慣れ親しんだリトルウィングの皆と離れるのは嫌という気持ちもありそうね。
とにかく、希美の今後の生活がどうなるのか気になりました。
「ねぇ?響?皆、希美がいなくなっても何とも思わないのかな?」
「そんなわけないよ。」
希美は潤達が何も言ってくれないことにショックを受けて飛び出していましたが、
さすがにこればかりは希美自身の問題なので口出しはしにくいですよね。
皆も本当は希美と離れたくない気持ちはあるのですが、彼女が親族と一緒に
幸せな生活を送れると考えると我慢して見送るしかなさそうです。
ただ希美が養子として引き取られた場合、遠いイギリスで暮らすことになるので、
もうほぼ会えなくなるというのが寂しいところでしょうか。
「決めた。希美、イギリスに行く。」
いよいよ希美は祖父の養子になってイギリスで暮らすことを決意します。
彼女がそう決めたなら、もう他の人は何も言うことは出来ませんね。
ただ彼女が無理に明るく振る舞っているところが若干気になるところ。
その後、響が妹のくるみを遊園地に誘っていたのが珍しかったです。
彼も寂しさを紛らわすために妹と遊んでいるといったところでしょうか。
その点はくるみがお兄ちゃんの寂しさを把握していたから鋭い。
「いいじゃない。我儘でも。その我儘が人を幸せにすることだってきっとあるよ。」
くるみがお兄ちゃんの背中を押してあげるように説得するところは見どころ。
このくるみの言葉を聞いていると、とても小学生とは思えないです。
外見は可愛らしい小学生ですけど、考え方はもう立派な大人みたいに思えます。
響はこういうしっかりした妹がいてくれたから、引きこもり生活から抜け出せたのかも。
そうじゃなければ、妹を遊園地に誘うということも出来なかったはずですからね。
「イギリスへ行くのやめよう。リトルウィングで暮らしなよ。皆と今まで通り楽しく
過ごして、一緒にバンドを頑張ろうよ。」
そして今回の一番の見どころは皆が本音を打ち明けるシーンでした。
希美の将来を考えるとなかなか引き止めるのは難しいところがあるのですけど、
皆はまだ未成年の子供だからこういう我儘を言っても許されそうかな。
彼女達を見ると、リトルウィングがかけがえのない大切な場所になっているのが
よく伝わってきます。
「Thank you. I'm fine. See you again. My grandpa♪」
希美がマスターと共に祖父に頭を下げて日本に残る事を伝えます。
ライアンお祖父ちゃんとしては孫娘とやっと出会えたのに寂しい限りでしょうけど、
彼女の幸せを考えると仕方ないと思ってくれたのかもしれませんね。
ただ、希美が「お祖父ちゃん」と呼んでくれていましたから、たとえ離れていても
今は血の繋がった親族として認めてくれているだけでも嬉しいでしょうか。
いつか希美が大きくなればお祖父ちゃんに会いに行ってあげてほしいな。
今回は特別ED曲として、潤と希美とそらの歌う「大切がきこえる」が流れます。
ED映像では希美がリトルウィングにやって来てからの回想が流れていました。
この回想を見ても、希美には潤とそらが家族同然の存在である事が伺えます。
それゆえに希美がこのリトルウィングに残っても必ず幸せな人生を歩めるように
思えました。
最後にバンド名を正式に「リヤン・ド・ファミユ」にする事が決定していました。
家族の絆を意味する言葉らしいので、まさに潤達に相応しい名前になりますね。
歌詞も自分達で考えていたし、バンド活動のモチベーションが高まりそうですわ。
これから彼女j達がどのような活躍を見せてくれるのかが楽しみです。
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