宇宙戦艦ヤマト2199 第09話 「時計仕掛けの虜囚」 - アニメとゲームと恋の楽園
2013/06/03

宇宙戦艦ヤマト2199 第09話 「時計仕掛けの虜囚」

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(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199製作委員会

アナライザーにお友達が出来るお話です。

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アナライザーが以前に捕獲したガミロイド兵を修理しているところから始まります。
ガミラスの情報の入ったデータを取り出せたとしても解析装置がないので、そこで
このロボットを修理する事によって情報を直接話してもらおうと考えていました。
とりあえずガミロイドには人工知能みたいなものがある事が分かっていましたので、
ガミラスが意思疎通が出来る異星人だと判明しただけでも良かったみたいですわ。
そうじゃないと決着が付いた時に終戦協定のやり取りすら出来ませんものね。
・・・ということで、今回はこのガミロイド兵にまつわるお話となっていました。

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アナライザーがガミロイド兵にオルタと名付けて、色んな言葉を教えていました。
おまけに将棋まで指していたので凄いと思ったよ。もうこの時代になってくると
電王戦に登場するようなコンピュータ将棋ソフトよりもかなり優秀なロボットだと
思うので、さぞやハイレベルな対局になっているかもしれない(^ω^)
あとアナライザーがオルタの所に行く時に嬉しそうにしていたのが微笑ましい♪
やっぱ話し相手が出来て嬉しいのでしょうね。今回はアナライザー回だなぁ♪

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ただオルタがヤマトにいる女神を探しているような描写がありました。
あの描写を見ると、雪が女神の可能性があるようにも思えるのですが・・・。
とにかく一体誰の事を示しているのかがとても気になってきますよね!?

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山本と篠原が哨戒任務から帰還する時に緊急トラブルが発生していました(汗)
これはどう考えてもあのオルタが艦内システムに侵入した事が原因でしたわ。
榎本さんは部下を怒ったり、山本達に平謝りだったりとご苦労様ですね。
あと、篠原が突然のアクシデントにもうまく態勢を立て直していたのが良い。
この辺はさすが副隊長をやっているだけあって操縦技術は大したものかも。

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アナライザーは真田さんからオルタと接触する事を禁じられる事になります。
この時のアナライザーの寂しそうな雰囲気がとても伝わってくるようでしたわ。
結構オルタとは通じ合えるようになっていた矢先ですからね・・・。
ただアナライザーがオルタに「友達」と答えた事がキーポイントになっていたかな。

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オルタが自分の足を自己修復して艦首の方向に脱走していましたわ。
もちろん保安部隊員達がオルタを逃がさないように追いかけていましたけどね。
真田さんはともかく、百合亜もオルタの事を庇っていたのが印象的でした。
真田さんも百合亜もアナライザーもオルタに心があると思っているようです。
それとは反対に伊東は機械に心が無いといった考えの持ち主なのでしょう。
考え方は人それぞれだから仕方ないとは思いますけど、伊東の雰囲気を見てると
ちょっと冷徹な感じがするのであまり良い人のようには思えないですね。
「私には君に心があるかどうかさえ分からない。」
真田さんが伊東にこのように答えたのも何となく分かる気もしますわ。

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「ト・・・モ・・・ダ・・・チ・・・・」
最後はアナライザーが先回りしてオルタの機能を停止させていました。
せっかく出来た友達だったわけですから、こんなに悲しい事はなかったでしょうね。
アナライザーの顔にかかったオルガの液体が涙を流しているようにも見えましたよ。
オルタはアナライザーを友達だと思ったから爆発しなかったのは間違いないかな。
これらの事はロボットにも心がある事を示していたシーンだったと思います!

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百合亜のラジオでは「観測員9号の心」という物語の朗読が流れていました。
これをリクエストしたのは真田さんという事になるのでしょうか?(^ω^)
真田さんって理科系だと思うけど、こういう文学作品にも通じているのかもね。

宇宙のSFアニメといえば、どうしてもメカやロボットによる戦闘シーンなどを
思い浮かべてしまいますけど、今回のロボット同士の交流を描いたものこそが
本来のSF(サイエンス・フィクション)の意味に近いのかもしれませんね。
宇宙バトル物のヤマト2199という作品の中では少々異質な物語でしたけど、
鉄腕アトムなどと並んで代表されるSFアニメのお手本を示したと言えそうです。
このストーリーを考えた人はSFアニメというものをよく理解してると思ったよ。
もちろん戦闘シーンだけを描いた方が盛り上がったりして視聴者受けしますけど、
このヤマトという作品に関してはSFアニメの指標となっている作品でもあるので、
今回のようなSFアニメの基本形というものを示していく必要もあるのでしょうね。
少しホロリとさせてくれるような素晴らしいお話でした。


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今回から早くもEDが変更になっていました。
安田レイさんが歌う「Best of my Love」です。

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