URL末尾の/とYahoo(YST)のSEO対策

注:このエントリには不完全な情報が含まれています。「続・URL末尾の/とYahoo(YST)のSEO対策」にてフォローを入れていますので、そちらも併せてお読みください。

きっかけはnowa
http://nowa.jp/ch/php/
だとアクセスできるのに、
http://nowa.jp/ch/php
だと「ページがありません」になってしまったことでした。

自分としてはどちらのURLでもアクセスできてしかるべきだと思うんですが、何故かnowaではそうなっていない。実際自分で作る場合にはカレントの階層を調整したくなったりするので、後者(スラッシュなし)でアクセスした場合は前者(スラッシュあり)にリダイレクトします。ただ、どちらも基本的には同じURLとして扱うのが普通だと思っていたのですが、どうやらそうでもないようです。

そこで教えてもらったのが「Yahoo(YST)は末尾スラッシュ付きとスラッシュ無しのURLを別々にインデックスしてしまうので、SEO的によろしくない」という情報。ただ、これも古い情報で今は変わってるかも、という注釈付き。今までYahooでのSEOみたいなことは一切気にした事が無かったので、気になって少し調べてみました。これ違いました。というか単に自分が意味を取り違えてました。申し訳ない。

で、見つけたのがこれ。

前掲の例はここの解説で言うと、

ドメイン下層にあるページから、「永久に」同一ドメイン内で同じく下層にあるページへリダイレクト

に当たると思われます。この場合、HTTPステータスコード301(恒久的なリダイレクト)でリダイレクトしてやれば、リダイレクト先のURLがインデックスされるとあります。これを見る限りでは、301でリダイレクトするように設定しておくのが適切なように見えます。

以前はYSTではこのようなリダイレクトを考慮したインデクシングをしていなかったのかもれません。しかし、nowaは最近オープンしたばかりの新しいサービスです。そこでスラッシュ無しのURLを許可していないのには何か理由があるはずです。

■リダイレクトによる負荷増大の抑止

リダイレクトを行うと、1つのページが表示されるまでに2度のHTTPリクエストが発行され、サーバの負荷は増大します。トラフィックが増大した時にスラッシュ無しのURLでアクセスされて、無用な負荷が増えるのを嫌ったのでしょうか?
とは言え、スラッシュ無しのURLでアクセスしてきたユーザをみすみす切り捨てるほどの大きな負荷になるのでしょうか? 本来ユーザがたどり着きたかったページへ誘導するためには、その程度のコストはかけていいように思います。

■そもそもスラッシュの表記揺れが重要ではない

あるページへのアクセスは基本的に何らかの検索エンジン経由か、あるいは普通にブラウザからリンクをたどることによります。URLを直接入力する場合も大抵は既に表示したページへのアクセスであり、ブラウザのオートコンプリート機能によってスラッシュ付きのURLが補完されます。なので、スラッシュによる表記揺れへの対応は特に必要ないのです。
という理屈も考えてみたけど、どうもしっくりきません。もしかして僕の感覚がズレてるだけかも知れませんが…

■被リンク時のURL表記に対する強制

いろいろ考えた結果、一番説得力があったのがこれでした。外部のサイトからリンクされる時に、スラッシュの表記揺れに対応していると、サイトによってスラッシュ付きでリンクされたりスラッシュ無しでリンクされることが予想されます。これが原因で同一ページへのリンクとみなされず、ページランクが上がりにくくなってしまう、ということがあるのかも知れません。仮にそうだとすれば、これは確かにSEO的によろしくないでしょう。
検索エンジン側では被リンクURLのリダイレクトまでは確認していない可能性が十分考えられますので、被リンクURLをユニークな表記に強制することは意味がありそうです。このことと表記揺れに対応することのメリット・デメリットを比較すれば、確かに「スラッシュ無しで来た場合はエラーにする」という仕様にも説得力があります。

てなことを自分なりに考えてみたんですが、実際のところはどうなんでしょう? 誰か知ってる人、教えてください OR ご意見ください。