口から出まかせ日記【表】

こんな寒かったっけ冬

やる気は株のように揃えるもの。

 

元気があれば何でもできる。と、英雄は私たちが生きる地上に言葉を遺してゆきました。しかし、元気があってもやる気があるとは限らないのが人間の難しいところだ。現に私など、元気のレベルでは上級国民だが、寒くなってきたからコタツでも出そうと思っているのだけれども一向にやる気が起きないのです。このままずるずると冬になり、また春になってしまうのでしょうか。


ところで、今週のお題は「やる気が出ないときの◯◯」とのことですが、このお題で書いた人たちの記事をちょいと覗いてきました。が、ちょっと「やる気」の考え方が私と乖離している方が多くて違和感がありました。多くの人は、やる気というものが「ひとつしか存在しない」感覚なのでしょうか。行動のすべてを司る総合的なやる気みたいなのがあり、それが底を付くと全てのことが同時にできなくなる、みたいな感じなのか。


私はそうじゃなく、やる気は「複数所持している」のだと考えています。要は株みたいなもので、ある株の価格が上下するように、やる気も上がったり下がったりしているものを複数持っている、という考え方です。「布団を干すやる気」「ブログを書くやる気」「電球の球を交換するやる気」「資格勉強をするやる気」「ガソリンを入れに行くやる気」といった、多種多様なやる気の「株」が存在している感じ。


で、その日ごとに、やる気の溜まっている株から解消するわけですね。今日は「資格勉強をするやる気」と「電球の球を交換するやる気」に「ブログを書くやる気」が溜まったから解消した。でも、「布団を干すやる気」は溜まっていないので後日に回そうか、みたいな判断をする。やる気の溜まりやすさも株ごとに異なる感じです。私の場合、こうして「ブログを書くやる気」は溜まりやすいから、優良株といえますか。

 

 

「じゃあ、やる気が溜まらなかったら米も研がないし、風呂洗いもしないのか。人生舐めてる」などとヒートアップしないでください。私は毎日コメ研ぎも風呂洗いもしています。ただ、その日の「やる気の溜まり方」によって、丁寧さは当然変わるのです。仮に30%と100%のやる気では風呂洗いの本気度も違うでしょう。やる気が低いと風呂釜を洗うだけで精いっぱいだが、やる気が満ち溢れていれば天井にあるゴマ粒のごとき黒カビも見逃さないぞ。


あと、やる気は急に「出現」することもあります。たとえば長期休暇ができると、「せっかくだし、良い思い出をつくらないと」的な気分が湧いて、旅行計画を練ったりとか、実際に旅行をするやる気が湧いてくる。また、転職をして今までやった事のない仕事をするにしても、その仕事をする「やる気」が新たに再設定されて、その人の中に準備されるわけです。その時々で、人は新たな行動とセットで「やる気」を手に入れているのだと思います。


それで、肝心のお題。「やる気が出ないときの◯◯」に対する私の回答ですが、「それをやる気が無いなら、別なのをやればいいんじゃないすか」ぐらいしか言えないのです。掃除をやる気は起きないけど、ゲームでゾンビを撃ちまくるやる気があるなら、それをやればいいだけのこと。やる気は循環するので、家の掃除をやる気もそのうち出てくるでしょう。それだけのことじゃないですか。やる気を神聖視なんてしなくてよい。


ああ、「やる気が起こらなくてベッドから体を起こせない。今日もなんもできなかった。ぴえん」みたいなのは、そもそもやる気とかの問題じゃないから、しっかり休んでください。ただ、人間はどんな状況や状態でも、何一つやる気がないなんてことはないと思うのです。誰だって、本当につらいことがあった日でも、パンツを脱いで洗濯機に放り込むぐらいのやる気はあるでしょう。パンツをまた履くやる気は、そのうち必ずや湧いてくるものですぞ🗻

 

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今年もあともう少しです。殺る気出していきましょう♨

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