口から出まかせ日記【表】

こんな寒かったっけ冬

愛想は人の為ならず。

 

働き始めて三か月たちました。やっぱり慣れるのに丸三か月ぐらいはかかるもんだなと。仕事に慣れる云々より、職場の雰囲気が体に浸透するまでそれぐらいかかるんでしょうか。熱帯魚を飼う時、水の温度を適温にしてから魚をいれたりしますが、それと似たような環境への慣れが必要なのかも。


あと、どこに何が置いてあるか、だいたいの位置は分かったけど、「こんなのもここに置いてあったのね」みたいな新たな発見がいまだにあります。謎のスイッチ、謎の取っ手、謎の書類、謎のフォルダー。うちの職場は謎が多く、まだまだ把握できてません。


仕事中は割と気楽にやれています。ときおりイレギュラーな案件もあり、緊張感が昂ることもありますが、基本的に安定した日常です。というか、職場はある種の福祉施設でもあるため、スタッフが安定した日常性を維持する必要があります。方法はいろいろありますが、大事だと思っているのは、相手に対しての「愛想」かなぁと。と言っても、ただニコニコしてるんじゃなく、相手に合わせて多少なり自分の性格の調整をすることを、勝手にそう表現してるだけです。


面白いと思うのは、話す相手によって、自分が普段ならないキャラになったりすることです。職場に行くと確実に自分の性格が増えます。まあ、これはどの職場だってそうでしょうね。そのまんまの性格で堂々と職場に居座れる人の方が少ないような。そもそも職場とは、場所柄や関係する人に合わせて、性格を半強制的に変える場所だと私は認識しています。

 

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この世の多くの職場って、「自分の性格を変えられるか」がまず最大の関門じゃないかと思うんです。これがどうしても駄目だとなれば、それこそ一人でコツコツできるような仕事がその人にとって最適なのかもしれない。別の表現をすれば、性格を変えられないなら、そういった仕事にシフトせざる得ないという事情になるのかもしれません。


あと何年か前から(『嫌われる勇気』が発売されたあたりからかも)、「仕事上で不必要な愛想を無くそう」キャンペーンじゃないでしょうが、愛想を不必要に表現しないようにしよう、みたいな話をよく見かける気がします。例えばこういうのとか。

tabi-labo.com


「人に嫌われないために愛想を良くすると消耗する」ので、それをやめることのメリットについて書かれています。ただ個人的に「?」って思うのは、そもそも愛想って自分が楽になるためにつくもんだと思ってるんです。相手の為じゃないんですわ(笑)。嫌われたくないから愛想をつくんじゃなく、愛想があるほうが相手との衝突を回避できるので、余計な力を使わずに済むと感じるんですよ。


まぁ、どうしたって愛想を受け付けない相手もいますよねぇ。私も苦手です、そういう人。でも大事なのは、相手に愛想が無いからといって、相手に合わせて愛想を失うことが、自分にとってどうなのかということじゃないですか。私なら愛想を失うのは負けだなぁと、なんとなく思うのです。関係ないですが、職場でズボンのチャックを下ろしたまま半日くらい気づかなかったりするんで気を付けたいっす。



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ユーミンの凄い衣装を年代順に眺めるのが最近のマイブーム。