空いているかと思い紅葉時期前の雨の日に京都に行ってきました。祇園四条駅から歩いて東山区にある六道珍皇寺を最初に訪れました。

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この辺りは六道の辻と呼ばれあの世とこの世の境目とされています。平安時代以前に建立された六道珍皇寺はお盆になるとご先祖様を迎えに参詣するお寺として知られているようです。

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ご本尊は薬師如来ですが、六道珍皇寺は昼は朝廷の役人として夜は地獄で閻魔大王に仕えたとされる小野篁が地獄の行き帰りに利用した2つの井戸があるということで知られています。

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本当か分かりませんが小野篁は男女の色恋沙汰の物語を創作したことで地獄に堕ちかけた紫式部を救ったという言い伝えもあります。



京都市内の紫式部の墓所の隣には小野篁の墓所がありました。

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境内に入るのにはお金はかからず、小野篁像や閻魔大王像を鑑賞できます。本堂には拝観料がかかります。この日は特別公開期間だったらしく、貴重な仏像や庭に立ち入り冥土通いの井戸と黄泉がえりの井戸を間近で見ることができました。

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どちらの井戸なのかは分かりませんが、有頂天家族に登場する下鴨矢次郎が蛙に扮して暮らしていた井戸でもあります。本堂の受付には矢次郎のぬいぐるみが置かれてあり、許可を取って撮影させていただきました。

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お寺を出て六道珍皇寺からすぐのところにあるみなとや幽霊子育飴本舗で幽霊子育飴を買いました。水飴とグラニュー糖のみでつくられた素朴な味の飴でした。子育てをしに飴を買いに来る女幽霊の話が元でつくられた飴だそうです。

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この後祇園四条駅から出町柳駅へ。叡山電車に乗り一乗寺に向かいました。次回に続きます。




六道珍皇寺の地図




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