SHADOW SKILL |クルダ流交殺法千年の不敗神話!
講談社コミックス―我は無敵なり、
我が影技にかなう者なし、
我が一撃は無敵なり!―
タイトル:SHADOW SKILL
出版社:講談社
著者:岡田芽武(代表作:「SHADOW SKILL」「ニライカナイ」「聖闘士聖矢G」)
ジャンル:ファンタジー・格闘伝奇
掲載誌:アフタヌーン
既刊:「SHADOW SKILL black howling」
「SHADOW SKILL black wing」
「SHADOW SKILL phantom of shade」
「SHADOW SKILL 1」以下続刊。
内容:聖王国アシュリ-アーナを守る守護流派である四天滅殺の一つ、無敗を誇る格闘術「クルダ流交殺法」影技の使い手ガウ・バン。彼は師であり姉でもある第59代目「修練闘士(セヴァール)」のエレ・ラグとともに、数多の強敵との出会いと別れを通じ「強さ」の意味を学んでゆく。
読む者の血を熱くするバトル漫画の最高峰!
感想:2000年の歴史を誇る傭兵王国クルダで、わずか60人にも満たないクルダの力の象徴で、「最高の栄誉と恐怖を司る者」とされる闘士として最高位の称号「修練闘士(セヴァール)」を持つエレ・ラグが前面に押し出され、ガウは、主役にしては正直影が薄い。
「クルダ流交殺法」以外の四滅殺である、然物を自分の体の一部のように操る「リキトア流皇我王殺法」や、「降魔」と呼ばれる人型の人造兵器を操る「フェルシア流降魔符印法」、強大な精神力によって自身の持つ殺気を具現化(平たく言えばジョジョのスタンドみたいなモン)し、敵を攻撃する「キシュラナ流剛剣士(死)術」。など国ごとに戦闘技術に特色があり、そのへんは読んでいてとても楽しい。魔力などの概念もあり、呪符によって魔導を行使する呪符魔導師(スイレーム)や、獣魔と呼ばれるモンスターを捕獲する獣魔捕人(セプティア)、獣魔を操る獣魔導師(ヒュレーム)など数多の戦闘技能者が登場。一個の完成された世界観を有しており、ファンタジー好きな私にはストライクでした。
しかし、このマンガ紆余曲折あり、1992年の連載開始以来、掲載誌を「コミックガンマ」、「月刊ドラゴンジュニア」「アフタヌーン増刊」「アフタヌーン」と出版社の移籍を伴う掲載誌変更があり、しっかり最終回まで連載されるのかドキドキさせられます。
このマンガのスゴイところは見方によって、シリアスな格闘漫画から、突っ込みドコロ満載のギャグマンガに早変わりする事です。なので二度楽しめるトコです。
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