鉄風 格闘技を通して描かれる才能と努力。そして……愛憎渦巻く“歪み”。
講談社コミックス大成出来る子は決まってるの。
「業」のある天才か
「才能が無いと思い込んでいる」天才。
タイトル:鉄風
出版社:講談社
著者:太田モアレ(代表作:「鉄風」)
ジャンル:格闘・アクション
掲載誌:good!アフタヌーン
1巻以下続刊。
内容:女子高校生・石堂夏央は、持って生まれた抜群の運動センスと182cmの長身を活かし、どんなスポーツでもそつなくこなしてしまう。そのため、打ち込むものもなく、退屈な日々を送っていた。
そんな夏央に訪れたのは、総合格闘技で充実した毎日を送る努力家の帰国子女・馬渡ゆず子と、500戦無敗の格闘家マリオ・コルデイロの娘リンジィ・コルデイロとの出会い。
そして夏央は、ゆず子に得もしえぬ感情を抱き、打倒ゆず子を目指して総合格闘技の世界に足を踏み入れていく。
感想:歪みに歪んだ価値観を持った夏央と、純粋すぎるゆず子、天才のリンジィが物語の中心なんですが、夏央が行動を起こしていく事で、夏央の幼馴染の空手家・早苗や、日本女子格界の双璧と呼ばれる「東の女帝」紺谷が、“渦”に巻き込まれ、仕舞いにはもう一人の双璧「西の魔女」本間までが“渦”の中へと引き込まれていく様は、まるで“惹かれ合うスタンド使い”とでも言った必然さ。
以前、紹介した「オールラウンダー廻」が好きな人や、格闘技モノが好きな人にオススメ。
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