キングダム・オブ・ヘブン 十字軍統治の聖地エルサレムを包囲したのはイスラム教の英雄サラディン
映画(戦争)タイトル:キングダム・オブ・ヘブン
公開:2005年
監督:リドリー・スコット
脚本:ウィリアム・モナハン
製作総指揮:テリー・ニードハム、リサ・エルジー、ブランコ・ラスティング
ジャンル:歴史・戦争
出演:オーランド・ブルーム、リーアム・ニーソン、ジェレミー・アイアンズ、エドワード・ノートン、エヴァ・グリーン、マートン・チョーカシュ
上映時間:145分
内容:フランスで鍛冶屋を営んでいたバリアン(オーランド・ブルーム)は、ある日、現れたイベリンの領主ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)から父だと告げられ、十字軍に参加するように言われる。
自殺した妻の「罪」を償うため十字軍に参加し騎士の身分を得たが、聖地への道中で父ゴッドフリーは負傷してメッシーナ港で病死してしまい、バリアンの乗った船も地中海で難破するという不幸にたて続けに襲われてしまうが、バリアンはかろうじてエルサレムにたどり着く。そしてエルサレムの王ボードゥアン4世(エドワード・ノートン)の妹シビラ(エヴァ・グリーン)と恋に落ちる。
しかしギー(マートン・チョーカシュ)やルノーなど過激派が横行する中、王が病死。
王位を得たギーは、エルサレムの命運をかける事となるエジプト・アイユーブ朝の始祖であるサラディンとの開戦に踏み切ってしまう。
感想:史実に乗っ取った映画で、事実上、十字軍が崩壊した戦いを十字軍視点で撮った映画です。
リドリー・スコットが、「グラディエーター」の後に撮った作品でしたので、かなり期待してたんですけど、予算が少なかったのか、はたまた脚本に問題があったのか「グラディエーター」ほど面白くなかったのが残念。
ですが、やはりこういう作品の楽しみは「その時、一体何があったのか?」を観れる事につきますね。
篭城戦は見応えありました。投石器の攻撃距離を測るためサラディン達からはわからないよう場外の石に、事前に塗料をつけておくという策略はすごい。1180年代に既にこのような形で情報戦が行われていたとは!
オーランド・ブルーム演じるバリアンは実在しますが、フィクションも多分に盛り込まれてます。
彼は、「ロード・オブ・ザ・リング」以降、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズや、近年では「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」などこういった中世モノによく出演されており、こういった作品になくてはならない存在になってきてる気がします。
この映画には感慨深いシーンがあります。それはラストのバリアンとサラディンのやりとりです。
(以下ネタバレ反転)
サラディンからの降伏交渉に赴いたバイアンが、いろんなやり取りのあと、降伏を受け入れます。
そのあと、バイアンは最後にサラディンにこう問います。
「エルサレムの価値とは?」
それに対しサラディンは
「無だ」
と即答し陣地に引き返していきます。ですが途中、サラディンはバイアンを振り返り、続けてこう答えるのです。
「だが全てだ」と。
これは、製作陣がキリスト教徒やイスラム教徒などエルサレムを聖地とする人達や、信仰を持った全ての人に一番伝えたかったメッセージではないでしょうか。
映画史に残る名シーンではないかと思います。私は、近年の日本人らしく特にそういったものを特に信仰している訳ではなく無神論者と言ってもいいのですが、このやりとりには色々考えさせれます。
という訳で、この映画を観た人、これからこの映画を見る人すべてに聞いてみたいと思います。
この一連の問いかけ。あなたの心には何が残りましたか?
リドリー・スコットが、「グラディエーター」の後に撮った作品でしたので、かなり期待してたんですけど、予算が少なかったのか、はたまた脚本に問題があったのか「グラディエーター」ほど面白くなかったのが残念。
ですが、やはりこういう作品の楽しみは「その時、一体何があったのか?」を観れる事につきますね。
篭城戦は見応えありました。投石器の攻撃距離を測るためサラディン達からはわからないよう場外の石に、事前に塗料をつけておくという策略はすごい。1180年代に既にこのような形で情報戦が行われていたとは!
オーランド・ブルーム演じるバリアンは実在しますが、フィクションも多分に盛り込まれてます。
彼は、「ロード・オブ・ザ・リング」以降、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズや、近年では「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」などこういった中世モノによく出演されており、こういった作品になくてはならない存在になってきてる気がします。
この映画には感慨深いシーンがあります。それはラストのバリアンとサラディンのやりとりです。
(以下ネタバレ反転)
サラディンからの降伏交渉に赴いたバイアンが、いろんなやり取りのあと、降伏を受け入れます。
そのあと、バイアンは最後にサラディンにこう問います。
「エルサレムの価値とは?」
それに対しサラディンは
「無だ」
と即答し陣地に引き返していきます。ですが途中、サラディンはバイアンを振り返り、続けてこう答えるのです。
「だが全てだ」と。
これは、製作陣がキリスト教徒やイスラム教徒などエルサレムを聖地とする人達や、信仰を持った全ての人に一番伝えたかったメッセージではないでしょうか。
映画史に残る名シーンではないかと思います。私は、近年の日本人らしく特にそういったものを特に信仰している訳ではなく無神論者と言ってもいいのですが、このやりとりには色々考えさせれます。
という訳で、この映画を観た人、これからこの映画を見る人すべてに聞いてみたいと思います。
この一連の問いかけ。あなたの心には何が残りましたか?
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